4    100句
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掲載誌
掲載年月
前書他
梅の木の周りの穂草刈られあり 水野恒彦 200401  
梅ほろとこぼれ青黛(せいたい)ふと翳る 小山徳夫 小春の山河 200401  
五箇山の炉端を囲む梅しぐれ 江森香 帆船 200402  
臥龍梅僧の後について行く 高木勝子 帆船 200402  
一万歩歩いて梅の城に着く 山田六甲 六花 200403  
臥竜梅極楽橋を二度渡り 水谷ひさ江 六花 200403  
風花の梅が枝にきて浮き立てり 金子つとむ 雲の峰 200403  
梅を歩く南アルプスまで歩く 藤田あけ烏 草の花 200403  
もの想ひしかと膨らみ梅の宵 浅岡由恵 200404  
軒端の梅の矍鑠ぶりに安堵せり 久保田雪枝 雨月 200404  
千代田区の梅に鶯見つけたり 須賀敏子 あを 200404  
点眼すくれなゐに梅滲み来て 神蔵器 風土 200404  
梅いまだ固し巡りて湖ひとつ 浜福恵 風土 200404  
雲は距離保ちて進む梅の昼 今瀬剛一 対岸 200404  
縁に足垂らして梅の旅にあり 今瀬剛一 対岸 200404  
神鈴の又も高らか梅の宮 梶島邦子 築港 200404  
法の庭か細き幹に梅二輪 一ノ瀬千恵 築港 200404  
夕闇にかしづかれをり梅の里 彦坂範子 ぐろっけ 200404  
老い母の手を撫でて居り梅の昼 橘沙希 月の雫 200404  
梅の山から船乗りのいでたちぬ 石脇みはる 200405  
風神の言霊交へ梅祝詞 禰寝瓶史 京鹿子 200405  
海神の御饌鯛張つて梅祝詞 禰寝瓶史 京鹿子 200405  
屏風絵に見紛ふごとし梅古木 早崎泰江 あを 200405  
緋の梅の石橋山の血潮めく 松崎鉄之介 200405  
一人居の朝餉に通す梅の風 池尻足穂 雲の峰 200405  
インドアの吾を駆り出す梅だより 柴野静 200405  
空は青を梅は紅を吾は何尽くす 林翔 200405  
梅は散り君は彼岸のみほとけに 林翔 200405  
梅いまだ花を怠り馬頭仏 上薗櫨夫 河鹿 200405  
梅固しコバルトかけてゐたりけり 堀義志郎 火星 200405  
絵馬堂の天井高し梅の風 西畑敦子 火星 200405  
交代の車掌降り来て梅仰ぐ 柴田久子 風土 200405  
枝振りと言ふ木の個性梅古木 塩川雄三 築港 200405  
琴の音の紛ふことなき梅の苑 加藤弘一 築港 200405  
荒縄で根元固めし豊後梅 蔵澄絹枝 築港 200405  
菩提寺に樹齢三桁の臥竜梅 北川光子 ぐろっけ 200405  
蒼天の梅引きよせてズームイン 山下青坡 200406  
山鳩や小学校は梅の里 前迫寛子 河鹿 200406  
風立ちて梅ひとひらの別れあり 前迫寛子 河鹿 200406  
四百年の空を尚び梅古木 桑田青虎 ホトトギス 200406  
土蔵さへ土産売場に梅の郷 角田沙羅 200406  
この坂に足を預ける梅の宮 高橋澄子 200406  
春競ふ源平梅や二条城 田中呑舟 火星 200406  
梅の庭産地を記して孔雀飼ふ 斉藤利男 百鳥 200406  
池上線そのなつかしき梅を見に 鈴木實 百鳥 200406  
聳え立つ松が目印梅の郷 杉谷文江 200406  
わが背丈のびゆく梅を見てあれば 市場基巳 200406  
梅開き始めた夜の雨嵐 馬場美智子 六花 200406  
恙無し触れて眺めて梅一日 青木民子 酸漿 200406  
移りつつ梅ひとひらを落す虻 青木民子 酸漿 200406  
老木の梅のほとりに屋敷神 青木民子 酸漿 200406  
恙なし梅も桜もかはりなし 吉弘恭子 あを 200406  
雨こまか山路の梅の遠会釈 丸山冬鳳 京鹿子 200407  
梅のころ村の底より水の音 山中志津子 京鹿子 200407  
口中に酸味満たして梅を買ふ 大塚孝一 帆船 200407  
代を継ぐ庵主は若き梅の寺 山村桂子 遠嶺 200407  
車輪梅波のとどかぬ波ころし 淵脇護 河鹿 200407  
故郷遠く嫁せし孫より梅の便 奥村鷹尾 京鹿子 200408  
梅曇り点滅しかと焼却塔 山元志津香 八千草 200408  
梅に酔ひたれかれとなく兜太の句 山元志津香 八千草 200408  
梅郷や蔵の裏なる梅明り 守屋井蛙 酸漿 200408  
梅寒の鐘と撞木の間かな 守屋井蛙 酸漿 200408  
終の句となるやも知れず梅を詠む 守屋井蛙 酸漿 200408  
梅だより閉ざせし心ほぐれくる 橘澄男 山景 200408  
後朝や箙の源太梅かざす 延広禎一 200501  
老幹の皮一枚の加賀の梅 堀内千鶴子 帆船 200501  
銀にくれなゐに梅暮れてゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 200502  
姫屏風の源氏絵巻に室の梅 長谷柑生 200502  
何でも屋梅の宮居に出店して 田村七三栄 築港 200503  
仰ぎ見て旱梅や日に隠れけり 宮津昭彦 200503  
梅ほつほつ土器で享く神の酒 波多野葉子 200503  
ひと鉢の梅を賜はる空の晴 伊藤多恵子 火星 200503  
庭梅の杖の先なる返り花 岡田佳世子 栴檀 200503  
ならはしの筆を賜り梅の宮 滝川あい子 雨月 200504  
梅を見るただそれだけに遠く来て 塩川雄三 築港 200504  
梅の丘淀の流れを見下ろして 辻本善一 築港 200504  
一山にたつた一本臥竜梅 田村七三栄 築港 200504  
庭の梅それぞれ競ふこともなし 阿部ひろし 酸漿 200504  
月影てふ梅ほころびしうすみどり 東芳子 酸漿 200504  
少女らの願ひを結ぶ臥竜梅 広瀬敏子 酸漿 200504  
野の起伏梅の起伏となりにけり 吉村征子 雲の峰 200504  
夜の梅をかいくぐりたる髪膚なり 山尾玉藻 火星 200504  
鶯宿と云う梅の木に鳥はいない 松山律子 六花 200504  
切り張りの梅や桜や春隣 清水公治 200504  
妻よ二人の余生あかりぞ梅明り 木村風師 馬醉木 200504  
妻よわれらゆつくり老いむ梅の坂 木村風師 馬醉木 200504  
梅活けしアロマテラピー独り占め 楯野裕子 200505  
さきがけの梅鳥肌に似たるかな 今瀬剛一 対岸 200505  
梅の下道は流れる如くあり 今瀬剛一 対岸 200505  
鎌倉は梅の日和の寺続き 平田紀美子 風土 200505  
思はざる辻に出てきて梅満開 高橋道子 200505  
退院のタイミング合ふ床の梅 禰寝瓶史 京鹿子 200505  
梅の木に檜皮葺なる巣箱かな 安室敏江 百鳥 200505  
引越しに置いて行かれし臥龍梅 冨永道子 百鳥 200505  
青空が切れ切れ梅は盛り過ぐ 宮津昭彦 200505  
方言をかくしおほせず梅畑 高松由利子 火星 200505  
梅の丘去らねばや名残惜し 大橋敦子 雨月 200505

粟津松彩子氏を

悼みて

梅古木瑞枝天衝く志 大橋麻沙子 雨月 200505  
池一つ廻りて丘の梅目指す 安部和子 雨月 200505  
二上山を背に佇みて梅の苑 仙石君子 雨月 200505 梅 5

2020年2月8日 作成

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