梅 園  (梅の園)       94句

梅園にむつかしき顔通りけり   綾部仁喜  泉

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
乳母車向き向きに押し梅の園 稲畑廣太郎 ホトトギス 200002  
梅園を一瞥子等はボール追ふ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200002  
梅園へ由緒ありげな背戸くぐる 朝妻力 俳句通信 200004  
梅園や日傘の花を咲かせをり 木部老正盛 200005  
ポケットに句帳しのばせ梅の園 斉藤富久子 遠嶺 200005  
握る手のぬくもり添へる梅の園 大平保子 いろり 200104  
おそかりし由良之助てふ梅の園 保坂加津夫 いろり 200106  
梅の園鬼の靴借る子供いて 蔵前幸子 船団 200108  
梅園を出でマフラーを巻き直す 濱地恵理子 200202  
梅園を見降ろす坂に今少し 清わかば 雲の峰 200204  
梅園のかなた広ごる町のあり 山田孝枝 酸漿 200205  
紅見えてきて梅園の人となる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200302  
梅園をゆつたりと夫在らばこそ 相沢有理子 風土 200305  
駅頭にはや梅園の香りあり 長崎桂子 あを 200305  
梅の園嬰の視線は鳩を追ふ 野口喜久子 ぐろっけ 200306  
二度三度翁に出会ふ梅の園 東亜未 あを 200404  
梅園やマップの隅の現在地 大島寛治 雨月 200405  
幕山の裳階の如く梅園延ぶ 松崎鉄之介 200405  
三分咲く梅園に風やや強し 亀ヶ谷照子 遠嶺 200405  
梅園と川隔てたる「御土居」かな 門伝史会 風土 200405  
梅園に中高年のたむろせり 蔵澄茂 築港 200405  
梅園は山に温泉の町潮匂ふ 長屋璃子 火星 200406  
梅園の余白の空の青さかな 大塚孝一 帆船 200407  
梅の園万の蕾に出会ひけり 細原由起子 築港 200503  
坂多き温泉町外れの梅の園 水田清子 200503  
手摺とは労りの棒梅の園 嶋田摩耶子 ホトトギス 200505  
鯛焼きに列ができをり梅の園 梅村五月 栴檀 200505  
梅園や寝息を乗せて乳母車 木内美保子 六花 200505  
梅園の斜面滑りに児等夢中 四葉允子 ぐろっけ 200506  
梅園の地ビールに頬染めにけり 西出俊子 酸漿 200506  
立ち食ひの蓬饂飩や梅の園 長村雄作 栴檀 200507  
梅園を披くこころの弾み来し 浅井青陽子 ホトトギス 200608  
つゝがなく生きて梅園披く幸 浅井青陽子 ホトトギス 200608  
芭蕉句碑越ゆる鶲や梅の園 吉野さと 酸漿 200704  
梅園を見上げ見下ろし磴のぼる 四葉允子 ぐろっけ 200705  
梅園に音符のみの碑朝日影 今井松子 遠嶺 200706  
天へ枝地に花翳や梅の園 川崎光一郎 京鹿子 200706  
梅園を出づれば灯る草家あり 瀧春一 200706  
荊棘線を張り巡らせる梅の園 金田美恵子 ぐろっけ 200803  
また同じ人と出会へる梅の園 金田美恵子 ぐろっけ 200803  
車椅子の膝掛の赤梅の園 遠藤実 あを 200804  
梅園の足湯に心ほぐれけり 井口初江 酸漿 200805  
梅園や花酣の香を放つ 印南美紀子 酸漿 200806  
梅園やふたたびかはす遠会釈 水田壽子 雨月 200905  
梅園の起伏の果ての竹の苑 小山徳夫 遠嶺 200907  
小城下もこの梅園もわが市域 浅井青陽子 ホトトギス 200908  
梅園に別の香りの草を踏む 高橋みつ 200908  
梅園の梅ちらほらと陽を集め 増円一代 201003  
梅園の俄仕立ての野点かな 川口美津子 201005  
山を背の家を閉ぢ込む梅の園 松浦洋子 201005  
梅園にあり春泥を跨ぎたる 佐藤喜孝 あを 201005  
実をもぐといふことのなき梅の園 鷹羽狩行 201006  
園丁憩ふ梅園のそこ立入れず 高橋大三 ぐろっけ 201006  
草を踏み土を踏みゆく梅の園 古林阿也子 201006  
梅園の蕾の尖隠す雪 ことり 六花 201102  
ハーネス引く帰心の仔犬梅の園 中本吉信 201106  
駐車場満杯となる梅の園 恒成久美子 ぐろっけ 201106  
名も色もそれぞれ美し梅の園 恒成久美子 ぐろっけ 201106  
梅の園一目千本香りくる 木野裕美 ぐろっけ 201106  
まだ固きつぼみばかりの梅の園 本郷宗祥 かさね 201205  
梅園の大気の中の土不踏 岩下芳子 201205  
梅園に女人つらなり私語弾み 千田敬 201205  
紅い風白い風舞う梅の園 水野弘 ぐろっけ 201206  
梅園や梅見の滝を設へて 瀬戸悠 風土 201206  
梅園の隅々に小さき節分草 佐藤喜仙 かさね 201207  
梅園や実梅予約の大看板 松本文一郎 六花 201210  
梅園に取り残されてゐる至福 稲畑廣太郎 ホトトギス 201302  
古梅園の梲煤色初日受く 橋本靖子 201303  
梅園や茅の屋根這ふ薄煙 和田慈子 末黒野 201306  
足裏の土やはらかき梅の園 荒井貞子 末黒野 201306  
仙境に遊ぶ心地や梅の園 奈辺慶子 雨月 201306  
紅梅の華やぎ増せる梅の園 村上悦子 雨月 201306  
顔に射す夕日のぬくみ梅の園 瀧春一 花石榴 201312  
水音を残し梅園暮れそむる 笹村政子 六花 201405  
梅園や古代の公卿を幻に 岸本久栄 雨月 201405  
順路また巡り直して梅の園 萩庭一幹 馬醉木 201505  
梅園を出でて子等との峡泊り 吉田きみえ 末黒野 201505  
木漏れ日に飛石揺れる梅の園 丹羽武正 京鹿子 201506  
梅園に行く人に咲き寒 嶋田一歩 ホトトギス 201507  
梅園をめぐり豊かに心満つ 小野喬樹 馬醉木 201605  
梅園に演歌流れてゐたりけり 安居正浩 201605  
紙白の雲さながらに梅の園 志方章子 六花 201606  
七輪のまだ使はれて梅の園 岡田史女 末黒野 201606  
梅園の一木に凝る句帳手に 新谷フクヱ 末黒野 201606  
梅園の一木づつのゆたかな名 安原葉 ホトトギス 201607  
多摩川のさざ波明り梅の園 清水美子 春燈 201705  
馴合ひの友と梅園見て飽かず 吉田きみえ 末黒野 201706  
梅園は人も寡黙になりにけり 江島照美 201707  
梅園に尺八の音の流れくる 佐藤稲子 やぶれ傘 201806  
梅園に逍遙学派哲学者 和田華凜 ホトトギス 201807  
梅園の日のやはらかし風やさし 荒井貞子 末黒野 201904  
梅園の先づ紅梅へ歩みけり 岡田桃子 201905  
梅園の箏曲ライブ人寄せて 石黒興平 末黒野 201906  
梅園に二人の影の吸はれゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202002  

 

2020年2月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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