老 梅    72句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
木曽五人乗りやすき老梅に泊る 若森京子 船団 199909  
老梅を潜り公園デビューかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200002  
老梅の一花一花に深空あり 高橋邦夫 風土 200005  
老梅は老にあらずや実がならん 中野辰子 いろり 200005  
老梅のひらくを日々に待ちにけり 笠原フミ 酸漿 200105  
老梅や花の咲く枝咲かぬ枝 並木重助 酸漿 200108  
老梅や光陰遅々とわたるなり 渡邉友七 あを 200202  
老梅の生きる力や枝の先 塩野きみ 遠嶺 200206  
人もかくや老梅にして嫩葉どき 林翔 200206  
老梅の枝を労るごとき紅 稲畑廣太郎 ホトトギス 200302  
昇竜の型の老梅力満つ 吉見文子 200305  
五合庵老梅の白香りをり 吉江潤二 築港 200305  
老梅の折目正しく刻を経し 伊藤白悠 200305  
老梅の蕾に香あり江川邸 関まさを 酸漿 200402  
老梅のしづかに己が香を湛ふ 金子つとむ 雲の峰 200404  
老梅に離れし若木花多し 高梨水青 築港 200405  
老梅の莟を密に生家あと 柏木去孔 200406  
老梅の生ける証の花咲かす 佐本英介 築港 200505  
建替やこの老梅だけは残したし 市川玲子 春燈 200506  
老梅の幹に気力のくねりかな 勝田公子 200605  
老梅や子育地蔵に千羽鶴 青木陽子 酸漿 200605  
老梅の天明の墓守り来し 大房帝子 酸漿 200606  
老梅の疎らな花の矜恃かな 鈴木撫足 春燈 200705  
筆あそびして老梅の未開紅 神蔵器 風土 200705  
老梅のまとひし苔のみづみづし 繁芸春香 万象 200706  
老梅の品格という二、三輪 藤原りくを 八千草 200709  
米寿吾庭の老梅共に老ゆ 奥村鷹尾 京鹿子 200710  
退院やまづ老梅の白称へ 北川英子 200805  
老梅の父情の白に開きけり 三輪温子 雨月 200806  
老梅や藁葺屋根の厚きこと 渡辺玄子 酸漿 200806  
生き競べしてみようかね老梅くん 林翔 200903  
老梅に風も会釈す宮の杜 藤岡紫水 春燈 200905  
竜化して老梅となる虚空かな 延広禎一 200907  
老梅の瘤隆々と花一輪 秦和子 201004  
老梅のほころび初めし屋敷神 濱田カノエ 酸漿 201004  
地に触れむばかり老梅しだれけり 田中浅子 201005  
老梅の白炎峡を輝かす 東良子 遠嶺 201005  
老梅に支柱や夫に車椅子 戸田澄子 末黒野 201005  
老梅の日にけぶり咲く一樹あり 阿部ひろし 酸漿 201005  
捨て畑の老梅時をあやまたず 竹貫示虹 京鹿子 201102  
老梅の古瀬戸の鉢や香をきく 齋藤晴夫 春燈 201105  
老梅の気骨の白と覚えたる 寺岡ひろし 雨月 201106  
老梅の咲くは太息吐く如し 宮井知英 201108  
老梅の幹に宿りて草萌ゆる 岩上行雄 末黒野句集 201203  
曇天の老梅凛と白き花 長尾良子 末黒野句集 201203  
老梅のつぼみゆるりとふくらみぬ 本郷宗祥 かさね 201204  
老梅の洞のアートや花盛り 北尾章郎 201206  
枯老梅蔦の新芽が掩ひけり ふじの茜 201208  
老梅の冬芽ふくらむ日和かな 前川美智子 末黒野 201304  
老梅の枝の触れ合ふ音やさし 鴨下昭 201305  
老梅や諸枝に乾らぶさるをがせ 瀧春一 花石榴 201312 黒貫寺
野守なる老梅遠嶺低くして 豊田都峰 京鹿子 201404  
老梅を支へる丸太新らしき 田村加代 末黒野 201406  
老梅に触るるや昨夜の雨こぼる 田村加代 末黒野 201406  
老梅を整へ下肥をあがなへり 高野昌代 201407  
老梅が学校帰りをお出迎え 廣瀬将也(小六) 201504  
老梅の白の気品の衰へず 石谷淳子 雨月 201505  
老梅の瘤に思ひ出友の逝く 飯田ひでを 201506  
じゃんけんを老梅とする紙を出す 佐藤喜孝 あを 201511  
老梅の夜毎に重くなるくれなゐ 井上信子 201603  
藤村の墓や老梅飛竜めき 岡野里子 末黒野 201604  
老梅の蔭にて開く恋みくじ 成田美代 201605  
老梅の皮一枚の力かな 宮井知英 201606  
五六輪つけて老梅洞深し 岡山敦子 京鹿子 201606  
老梅の楚そと曇天かがやかす 吉田きみえ 末黒野 201606  
老梅や色無き庭に紅ひらく 黒滝志麻子 末黒野 201706  
老梅の一枝一枝に強き意志 菊地光子 201805  
老梅やりすの横切る寺詣 堺昌子 末黒野 201806  
遅咲きの庭の老梅加賀の白 堺昌子 末黒野 201905  
老梅に夫婦の影の頼り添ひて 竹村淳 201906  
老梅の洞やすこしの花溜めて 浅田光代 風土 201906  
老梅の枝の撓へる力かな 太田良一 末黒野 201906  

2020年2月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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