梅 祭      49句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
梅祭はじまる谷戸の道普請 関正夫 酸漿 200004
仮橋は丸太二本よ梅まつり 関正夫 酸漿 200004
この谷戸は梅ヶ谷峠梅祭 関正夫 酸漿 200004
梅祭眼白も群れて賑はへり 梅田秀子 酸漿 200005
梅祭池の目高が餌に集ふ 梅田秀子 酸漿 200005
すぐ売れてしまふ甘酒梅まつり 盛良孝 200101
崖側に傾ぐ駐車や梅まつり 能村研三 200103
梅祭ふるまひ酒の竹柄杓 岩崎正子 春耕 200104
ふくよかな巫女の面差し梅まつり 宮倉浅子 遠嶺 200105
梅まつり絵馬に重ねて絵馬結ぶ 芝尚子 あを 200204
火を焚いて餅を配つて梅まつり 冨田正吉 200206
梅林となりし棚田の梅祭 小西瑞穂 ぐろっけ 200207
猿の辞儀うやうやしくも梅まつり 戸田和子 200305
ふるさとの酒並べ売る梅まつり 高島久 百鳥 200406
たてつづけ釘打つ音や梅まつり 櫻井多恵 200407
幕山の屏風立ちして梅祭 橘澄男 山景 200408
梅祭微光漂ふ隅田川 児玉豊子 対岸 200505
村の子の阿龜火男梅まつり 関まさを 酸漿 200505
梅まつり昭和の女ばかりなり 江本路代 酸漿 200605
梅まつり立ち居忙しき巫女溜り 佐藤佐代子 200605
梅祭父似の人に驚かされ 荒木民子 200606
梅祭花咲きそめに人多し 梅田秀子 酸漿 200606
梅の木に梅ののこれる星祭 山尾玉藻 火星 200609
毛氈も傘も緋の色梅まつり 冨岡新太郎 200705
梅祭り終へれば元の過疎の里 足利徹 ぐろっけ 200705
見る処すぐになくなる梅まつり 青山丈 200705
夫の忌のいつもながらの梅まつり 小島みつ代 200705
ゆで豆の湯気ほのぼのと梅祭 前田陶代子 200707
梅まつり梅と醤油の薫りけり 岸野美知子 酸漿 200805
貸出しの車椅子あり梅まつり 武田紀久 やぶれ傘 200806
甘酒に頬ゆるめをり梅まつり 戸谷たみ子 酸漿 200905
梅まつり似顔絵かきのうち揃ひ 大島英昭 やぶれ傘 200905
梅まつり飲まされて買ふ梅茶かな 嶋田摩耶子 ホトトギス 200906
梅まつり雨に降られてしまひけり 伊藤さち 春燈 200906
野点して関所の跡や梅祭 池田いつ子 酸漿 200906
村挙る梅の祭の中にをり 岸野美知子 酸漿 200907
道の辺の噴井あふるる梅まつり 岸野美知子 酸漿 200907
梅祭女集ひて餅を搗く 網野茂子 酸漿 201106
すれ違ふなぞえの小径梅祭 上田亮 末黒野 201306
泥濘の菰の上ゆく梅まつり 横田晶子 風土 201305
神官の袂ふはりと梅まつり 松本恒子 ぐろっけ 201305
梅祭串の焦げたる味噌団子 笹村政子 六花 201405
欄干に師の句も掛かる梅祭り 和田紀夫 201405
ソースの香混じる境内梅まつり 成田美代 201605
買ふ小声売る大声や梅まつり 黒滝志麻子 末黒野 201706
お茶席に子の靴もあり梅まつり 本西一代 201806
鈴音の絶えぬ境内梅まつり 榊山智恵 末黒野 201906
再植樹の花はいつぱし梅まつり 本田武 やぶれ傘 202006
産土の天神様の梅まつり 萩原久代 やぶれ傘 202006

 

2021年2月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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