飛 梅      22句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
宰府より来し飛梅と聞けばなほ 田中黎子 円虹 200005
飛び梅にスーパー八雲がすべり出す 山本純子 船団 200106
飛梅や三分咲きにて鎮座して 内野聖子 船団 200107
詣客疎に飛梅はまだ固し 松尾緑富 ホトトギス 200308
飛梅の青葉重たく茂るかな 石平周蛙 対岸 200309
飛梅の末もひさげり苗木市 中村房子 馬醉木 200407
飛梅や江戸に降りて三分咲 松村東亜未 200508
飛梅の香や雨が消す過去未来 大山夏子 200508
飛梅や蕾の堅さ筆供養 高野明子 風土 200604
飛梅の賑はひにある翳りかな 松田有伽 河鹿 200606
飛梅や神鈴絶え間なく響き 森脇貞子 雨月 200705
宰府より来し飛梅に結ふみくじ 角直指 京鹿子 200707
飛梅の若葉へ天満宮の朱 布川直幸 200707
飛び梅の由緒の一樹天満宮 小澤菜美 201105
初春や飛梅の梢ほの紅く 井山幸子 万象 201304
飛梅を伝へて小さき天満宮 山田愛子 201404
飛梅や筆供養の炎立ち上がる 落合絹代 風土 201504
飛梅の小さき由来碑道真忌 清水美子 春燈 201705
飛梅の言霊まとひ光りをり 藤田美耶子 201706
飛梅の一輪づつの会者定離 山本則男 202108
飛梅の又も飛ばんとする開花 高木晶子 京鹿子 202206

 

2023年2月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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