探梅(梅探る) 1    306句

探梅や遠き昔の汽車にのり    山口誓子

 梅一輪 梅ヶ香 梅咲く 梅寒し 白梅 紅梅 梅白し 梅月夜 梅蕾 梅匂う 梅二月 梅の園 梅の花

梅日和 梅ひらく 梅ふふむ 梅祭 梅見 探梅 盆梅 老梅 野梅 梅園 梅林 枝垂梅 早梅 飛梅 観梅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
岬まで来て探梅の気を晴らす
渡部節郎
199805
探梅や水音かたき風土記の野
柴田良二
雨月
199901
吊橋の刃渡りを経て探梅へ
鷹羽狩行
199902
探梅行あとに蹤くことたのしめり
皆川盤水
春耕
199902
探梅の行き着くところ鶴の塚
石垣幸子
雨月
199904
探梅や流鏑馬道の海の紺
石鍋みさ代
春耕
199904
探梅や幣の揺れゐる蚕宮
北吉裕子
俳句通信
199905
探梅行牛の胃はどの沼見ゆる
関田誓炎
海程
199907
遠き日の違約の記憶探梅行
能村登四郎
芒種
199911
一輪に探梅の目となつてをり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200001
探梅の心に狭庭巡りけり
稲畑汀子
ホトトギス
200001
探梅や滝あれば壺のぞき見て
鷹羽狩行
200002
探梅や廃駅にまだ時刻表
宮城白路
風土
200003
探梅の日のあるうちを歩きけり
宮津昭彦
200003
探梅の夢を見る杖杖立に
村越化石
200003
足萎えの混じる探梅曇りゆく
中原道夫
銀化
200003
探梅や末広がりにささらなみ
小野寺節子
風土
200004
探梅の鎌倉に隠れクルス紋
田村すゝむ
風土
200004
探梅や茶店に落す靴の泥
塩田博久
風土
200004
虫封じ頂くことも探梅行
三浦てる
風土
200004
探梅やからくりの壁ひと回り
宮澤さくら
遠嶺
200004
潮の香がして探梅の行き戻り
能村研三
200004
呉も越も舟を乗り捨て探梅行
華明日番
銀化
200004
探梅や滝の後の径歩く
直井たつろ
風土
200005
探梅の何度か拝む道祖神
川村紫陽
200005
青柳寺に来て探梅の思ひあり
神蔵器
風土
200103
探梅か郵便振替口座かな
彌榮浩樹
銀化
200103
探梅や猫の目をした漢かな
山田六甲
六花
200103
枝々の影を浴びつつ探梅行
磯田富久子
200104
探梅や音戸の瀬戸を視野に置き
井上比呂夫
200104
探梅の絵地図置かるる無人駅
山梨幸子
200104
探梅やかすかに読める道しるべ
二村蘭秋
雨月
200104
探梅や宮にはせをと刻む句碑
武政礼子
雨月
200104
探梅や波立ちそめし濠に沿ひ
大橋宵火
雨月
200104
探梅行札所寺より昼の鐘
岩崎正子
春耕
200104
仄暗き鎌倉の谷戸探梅行
鈴木冽
春耕
200104
探梅には透明の傘をさす
堀内一郎
あを
200104
母方の従姉誘はむ探梅行
品川鈴子
船出
200104
帝国ホテルに探梅の靴の泥
品川鈴子
船出
200104
探梅の背をまるめゆく姉妹
内藤順子
酸漿
200105
探梅や一本のみの木に触るる
笠原フミ
酸漿
200105
探梅や目に覚えなき家構
岡井省二
200106
探梅の妻に随ふ女坂
成澤桂助
百鳥
200106
探梅行古稀還暦の師弟にて
松村富子
200107
日のあたる雲が目じるし探梅行
三宅やよい
船団
200107
探梅の舟に華やぐ京ことば
高橋とも子
200107
探梅やいつか生家の道に出て
村上沙央
200112
探梅の谷川の錆くさきかな
山尾玉藻
火星
200202
探梅やうたのことばに韻きあり
小澤克己
遠嶺
200204
波音を心に重ね探梅行
橋本良子
遠嶺
200204
探梅のをはりは火薬倉覗き
山尾玉藻
火星
200204
ジョギングといふ探梅でありにけり
伊藤多恵子
火星
200204
明日の探梅に鍋噴きにけり
浜口高子
火星
200204
探梅の師の句碑座る径選ぶ
外岡興子
200204
探梅や記念スタンプしかと押し
谷野由紀子
雲の峰
200204
探梅のむつつり男ばかりかな
遠藤真砂明
200204
あたたかき雨にかはりぬ探梅行
尾上直子
200204
探梅や標高掲ぐ駅に降り
門伝史会
風土
200204
探梅へ北鎌倉に待ち合はす
中村洋子
風土
200204
探梅の靴に覚えのなき汚れ
浅井喜一郎
200205
頼朝の逃がれし山へ探梅行
池谷市江
200205
探梅の二次会逃げの映画組
泉田秋硯
200205
探梅や伊豆高原を経巡りて
井口淳子
200205
せせらぎの飛石づたひ探梅行
赤池貴のえ
春耕
200205
探梅や早瀬にかかる丸木橋
田崎凛
春耕
200205
探梅の小枝に忘れポシエット
藤田かもめ
ぐろっけ
200205
探梅のひとり歓声あげにけり
小山内巌
百鳥
200206
探梅や丹塗りの鳥居くぐりては
福盛悦子
雨月
200208
人のあとばかり歩いて探梅行
吉原一暁
200209
探梅の馬車に乗せたき女ひとり
小澤克己
遠嶺
200210
探梅の青梅吉川英治館
須田紅三郎
200302
探梅や芝公園てふビル街に
稲畑廣太郎
ホトトギス
200302
よき地酒あり探梅もそこそこに
安陪青人
雨月
200303
探梅や下駄屋につづく元教師
大沢敦子
雲の峰
200303
一人づつ増えて探梅らしくなる
中原道夫
銀化
200303
探梅やぽんといふ音したやうな
篠田純子
あを
200303
探梅の両手だらりとありにけり
伊藤多恵子
火星
200304
探梅ややさしき声に身のゆるむ
三崎由紀子
遠嶺
200304
探梅や塗り替へられし丹の鳥居
上原一郎
築港
200304
探梅や牟婁の入江を遠く見て
熊岡俊子
雨月
200304
探梅や道連れといふよき言葉
糸井芳子
200304
探梅やかりそめの杖躬にそひて
佐藤国夫
馬醉木
200305
探梅やころころしたる腹の虫
小林正史
200305
近道とて人の軒先探梅行
金國久子
遠嶺
200305
探梅やたどる山路の暮れそめて
浅井美子
遠嶺
200305
探梅やまたまた携帯電話鳴り
遠藤若狭男
200305
探梅や太鼓饅頭ふところに
小田元
六花
200305
探梅の通り抜けたる裏鬼門
青山悠
200305
探梅の赤き帽子について行く
泰江安仁
百鳥
200306
探梅や終着駅に野の香り
中崎敞子
ぐろっけ
200306
探梅や雀のむくろ足そろへ
門脇なづな
対岸
200403
探梅の行手仏母の山ありぬ
岡淑子
雨月
200404
しんがりのどこで逸れし探梅行
加藤弘一
築港
200404
探梅や壊れさうなる昼の月
橘沙希
月の雫
200404
雲行きのあやしくなり来探梅行
田所洋子
雨月
200405
探梅や思ひもかけぬ方に富士
川村紫陽
200405
探梅行話題の尽くるところまで
渡辺民親
遠嶺
200405
探梅の眼路めぢを飛翔の鳶の影
西屋敷峰水
河鹿
200405
湯の花のぼこと浮くなり探梅行
池上悠子
河鹿
200405
探梅や空ゆく風の音たてて
前迫寛子
河鹿
200406
探梅やその中に鳥博士ゐて
中島瑞枝
百鳥
200406
探梅や帯をゆるめに向き合えり
若泉真樹
瑠璃
200407
車窓てふ探梅心ありにけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200501
探梅や芝公園も御湿りに
稲畑廣太郎
ホトトギス
200502
探梅の果てて一番星の駅
堀口希望
200503
探梅行すは鎌倉の道を選り
高千夏子
200503
探梅の土産に下げし梅昆布茶
川野喜代子
雲の峰
200503
探梅へくず餅がよし生きほとけ
堀内一郎
あを
200503
探梅や一枝持ちし人と会ふ
早崎泰江
あを
200503
探梅行声掛け合うて藪抜くる
石垣幸子
雨月
200504
源流の硬きをふくみ探梅行
佐々木ひさこ
築港
200504
鶴亀と見たてし山や探梅す
植松美根子
200504
探梅や方向音痴の足を曳く
宇都宮滴水
京鹿子
200504
探梅行帰路の大きな夕日かな
川井政子
風土
200504
初陣の気負ひにも似て探梅行
中尾公彦
200504
探梅や見所「痩・老・蕾・稀」とか
木村茂登子
あを
200504
探梅や文房具屋へ寄り道す
内田稔
遠嶺
200505
探梅や火の見櫓を一と廻り
長村雄作
栴檀
200505
探梅の耳に遜色なかりけり
吉田明子
200505
目覚ましに跳ぬる寝床や探梅へ
沼口蓬風
河鹿
200505
探梅やひねもす雲の湧きやまず
前迫寛子
河鹿
200505
探梅やいのちいとしむ齢かさね
原田竜子
河鹿
200505
探梅や会話途切れて水に添ふ
清原彰子
河鹿
200505
探梅に谷戸走る栗鼠忍者めく
牧悦子
200505
探梅や岬の裾の魚市場
高尾豊子
火星
200505
探梅行よくころぶ人又転ぶ
三浦如水
ぐろっけ
200505
ふところに茹でたて玉子探梅行
山元志津子
八千草
200507
穏やかに地震十年の探梅行
稲畑廣太郎
ホトトギス
200601
探梅や出合ひは言葉ほとばしり
飯高あい
対岸
200602
いそいそと探梅の徒は傘を抱き
堀内一郎
あを
200602
探梅のせせらぎの湯に出合ひけり
山田六甲
六花
200603
探梅の斜面ころがる飼葉桶
山田六甲
六花
200603
甘酒の香を横ぎりし探梅行
斉藤裕子
あを
200603
リハビリといふ探梅について来し
城孝子
火星
200604
湯の町にひと待つ刻を梅探る
安田とし子
ぐろっけ
200604
探梅や瑞枝はすべて天を指す
足立武久
酸漿
200604
口中の飴転ばせて梅探る
足立武久
酸漿
200604
探梅の行きつく先の観世音
大竹淑子
風土
200604
当麻道逸れ野阜の梅探る
石垣幸子
雨月
200604
探梅や友の安居も訪ねつつ
鎌倉喜久恵
あを
200604
梅探るのみの縁となりしかな
伊藤宇太子
200605
探梅やおくれて歩くことに慣れ
橋本もみ
200605
水音のする方へ方へと梅探る
橋添やよひ
風土
200605
嬉しさはこんな処に梅探る
阿部正枝
遠嶺
200605
梅探る看護帰りの足延ばし
田中英子
200605
梅探る心当てなる茅渟の道
田所洋子
雨月
200605
参詣を口実にして梅探る
田所洋子
雨月
200605
探梅の一花の先の又一花
足立典子
雨月
200605
道を逸れ危ふき崖の梅探る
山本三樹夫
百鳥
200605
探梅の流れ挟みて歩きけり
宮澤美和子
百鳥
200605
探梅や八犬伝の祠まで
石川喜代美
百鳥
200605
探梅や野武士のやうに漢来し
田代ヨシ
河鹿
200606
探梅の果てに富士の嶺賜りぬ
牛田修嗣
200606
探梅のちんちん電車の箱の中
西山美枝子
酸漿
200607
探梅や子らの離れし家ばかり
上崎暮潮
ホトトギス
200609
身を支へくるるこの足梅探る
上崎暮潮
ホトトギス
200609
探梅行いつの間に皆枝の杖
久染康子
200703
アスピリンまだ効いてゐる探梅行
林昭太郎
200703
龍之介ゆかりの茶屋や梅探る
岩田都女
風土
200704
探梅行昼を仰げり蛾眉の月
新倉舒子
200704
鎌倉の寺へ用兼ね梅探る
落合絹代
雨月
200704
探梅や通りすがりの風に問ふ
宇都宮滴水
京鹿子
200704
探梅や沖に降る雨見てゐたり
大山文子
火星
200704
探梅行おのれひとりの空まはり
折橋綾子
200704
探梅に梅のブローチ選びけり
米山喜久子
200704
探梅や神に仏に手を合はせ
館容子
200705
これほどの坂とは知らず探梅行
館容子
200705
へとへとの猫と行き交ふ探梅行
上野進
春燈
200705
鹿に辞儀なんども返し梅探る
石垣幸子
雨月
200705
探梅の里曲の径に迷ひけり
平田裕子
遠嶺
200705
探梅の惑されゐる分れ路
守屋井蛙
酸漿
200705
探梅や寺の歴史の長々し
野畑小百合
200706
探梅のいづれも影のうすき人
土井田晩聖
万事
200711
一輪に探梅心芽生えけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200801
探梅やここまでくればあきらめも
平子公一
馬醉木
200803
水音の奥へ奥へと探梅す
神蔵器
風土
200803
探梅の李白も老いてしまひけり
伊藤白潮
200803
躓けば掴むは幹や探梅子
林翔
200803
探梅やけものの跡の雪を踏み
南うみを
風土
200804
探梅や立入禁止とあるにはある
奥田順子
火星
200804
里人の返す会釈や探梅行
鈴木撫足
春燈
200804
どこからが帰路だつたのか探梅行
林昭太郎
200804
探梅や嘘つきごろつき狐つき
坪内稔典
坪内稔典句集U
200804
探梅の人のやさしき里訛
小林成子
200805
探梅へまづは小用済ましけり
塩路五郎
200805
四五人の女ばかりの探梅行
中沢三省
風土
200805
探梅の少し歩きて戻りけり
鈴木幾子
酸漿
200805
探梅もそこそこにして入る蕎麦屋
田中きよ子
酸漿
200805
探梅や口に黒飴ころがして
西山春文
200806
探梅行まだ蒼白き水の音
湯浅夏以
樹も鳥も
200806
探梅や昔の風に会ひに行く
佐土井智津子
ホトトギス
200810
探梅やこころに決めし道一つ
小泉貴弘
筑波の道
200811
探梅の帰りは風に急かされて
加藤克
200903
野良犬の吾を避けゆき梅探り
山田六甲
六花
200903
はからずも一人歩きの探梅行
長谷川幸恵
酸漿
200904
教会の先に海あり探梅行
橋本良子
遠嶺
200904
探梅に四方山話蓋きぬなり
塩路五郎
200904
探梅の子犬抱き来る漢かな
小島昭夫
春燈
200904
四つ辻を日のある方に梅探る
國保八江
やぶれ傘
200905
城歩きいつの程にか探梅に
渡邊孝彦
やぶれ傘
200905
探梅の帰りのバスの遠さかな
奥田茶々
風土
200905
探梅や今日の歩数は九千歩
鈴枝美智子
やぶれ傘
200905
探梅行気儘に山へ迷ひ入り
堀百合子
200905
探梅行女人結界には入らず
妹尾貞雪
春燈
200905
探梅や久米仙人の掌
朝日正人
200906
草深き道に出にけり探梅行
吉弘恭子
あを
200909
一輪に探梅心動き初む
稲畑廣太郎
ホトトギス
201001
探梅や皇子のご陵のその奥へ コ田千鶴子 馬醉木 201003  
遠出には老いすぎ庭の梅探る 高橋ちよ 201003  
探梅の連れをたれかに告げようか 荒井和昭 201003  
ポスターとおんなじ色の梅探る 榊原ヨリ子 201003  
探梅行なにかゐさうな昼の闇 竹内悦子 201004  
先頭に任す行き先探梅行 代田青鳥 風土 201004  
探梅や寅の土鈴を腰に吊り 山田春生 万象 201004  
探梅の日差し明るき方へかな 宮田豊子 春燈 201004  
立て掛けし茶屋の床几や梅探る 鈴木撫足 春燈 201004  
探梅やときに潮の香ときに富士 松本三千夫 末黒野 201004  
探梅や潮風匂ふ切通し 乙坂きみ子 末黒野 201004  
探梅の句帳真白きままにかな 松田とよ子 201005  
探梅や畑の四隅に紙垂のこり 根橋宏次 やぶれ傘 201005  
探梅や木の間隠れに海の碧 城戸緑 末黒野 201005  
探梅行たどる峡路の日の淡し 溝内健乃 雨月 201005  
躓きもしつつ寺領の梅探る 田所洋子 雨月 201005  
甘い物袋に詰める探梅行 横田畠子 風土 201005  
住み古りて峡の奥なる梅探る 柳田和子 酸漿 201005  
梅探るプリンのやうな一日得て 服部早苗 201005  
白梅に探梅蜂の来ていたり 古川忠利 ろんど 201006  
探梅や青丹いろなる沼に出で 山尾玉藻 火星 201103  
探梅の下りとなりて了りけり 藤生昇三 六花 201103  
永らへて大和の梅を探りをり 山田春生 万象 201104  
探梅や訪ねし山の葵紋 四條進 201104  
探梅や人とつながる里にをり 黒澤登美枝 201104  
梅探しゐるポケットにワンカップ 川端俊雄 火星 201104  
探梅や女七人尾根伝ひ 黒滝志麻子 末黒野 201104  
三輪山の末社たどりに梅探る 石垣幸子 雨月 201104  
探梅行野鳥の会に追ひ越さる 千田敬 201104  
風音のなかの水音探梅行 林昭太郎 201104  
探梅や寝仏在すむかし径 笠井清佑 201105  
足早の卒寿の母や探梅行 緑川啓子 馬醉木 201105  
新しき靴のつまづく探梅行 浜口高子 火星 201105  
風呂敷のものばれてをり探梅行 戸田春月 火星 201105  
二人連れ探梅つゞく五十年 林哲夫 ぐろっけ 201105  
探梅や野にまぎれゐし道標 石原光徳 酸漿 201105  
探梅に城の青空ついて来る 古賀しぐれ ホトトギス 201106  
書き置きは三面鏡に探梅行 吉弘恭子 あを 201107  
風上といふ探梅の歩幅かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201201  
探梅行やつと待ち人来りけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201201  
紅ほつと目に触れてより梅探る 稲畑廣太郎 ホトトギス 201201  
里山の土を踏みしめ梅探す 松岡利秋 かさね 201202  
車窓より早咲きの梅探しをり 石川かおり 201203  
探梅や家の廻りを遠廻り 神蔵器 風土 201203  
腰までの雪にひるまず梅探る 山田六甲 六花 201203  
探梅や小振りの茶房灯をともし 松本三千夫 末黒野 201204  
探梅行俳句手帖を新しく 柳生千枝子 火星 201204  
探梅に行く気なくしてをりにけり 佐藤健伍 201205  
梅探る西行堂の跡に寄り 山田春生 万象 201205  
老人が老人支へ探梅行 荒井千佐代 201205  
探梅や何ゆゑかくも気の急いて 川上久美 ろんど 201206  
観梅に来て探梅の如きかな 石黒興平 末黒野 201206  
香るより探梅行の歩幅かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201302  
君と居ることが探梅第一歩 稲畑廣太郎 ホトトギス 201302  
探梅や鉄の扉を開く音 常田創 201302  
探梅行厠を借りる御師の宿 久染康子 201302  
探梅のまたひとつ越す切通し コ田千鶴子 馬醉木 201303  
探梅の途中高山右近像 山尾玉藻 火星 201303  
しんしんと角膜の冷え探梅行 細川洋子 201303  
探梅や笑みを交はしつ知らぬどち 篠原幸子 春燈 201304  
探梅や寺の厨の水の音 緒方佳子 火星 201304  
探梅の心に城の坂険し 大石喜美子 雨月 201304  
探梅というて白鳳仏を見に 山田春生 万象 201304  
探梅や小道の果ての村社 前川美智子 末黒野 201304  
探梅の心許なきひとりかな 松本三千夫 末黒野 201304  
梅探り蕾の数に足る心 大橋晄 雨月 201304  
仰ぎ見る真青の空や探梅行 齋藤晴夫 春燈 201305  
探梅の野面へ鉄路ひとつ越え 坂場章子 201305  
探梅や女四人の山原路 中村阪子 万象 201305  
探梅や水より逸れてしまひたる 深澤鱶 火星 201305  
探梅や炭焼小屋を覗きもし 川端俊雄 火星 201305  
探梅に空の蒼さのありにけり 城戸緑 末黒野 201305  
杣小屋に先客のあり梅探る 城戸緑 末黒野 201305  
探梅や史書に載らざる城跡も 村上美智子 雨月 201306  
探梅の思ひに近所あるきけり 瀧春一 花石榴 201312  
探梅や切り来る風に耳ふさぎ 山田六甲 六花 201403  
ふはふはと土に浮く足梅探る 山田六甲 六花 201403  
探梅や納屋に転がる飼葉桶 重田修 末黒野 201404  
探梅や池辺の風の肌を刺し 森脇貞子 雨月 201404  
探梅や駿河湾より雲の来て 広渡敬雄 201404  
探梅や山鳩の声艶めきて 乗光雅子 雨月 201404  
探梅や駅長ひとりだけの駅 金井裕子 風土 201404  
探梅のうしろ姿の日当れる 西村節子 火星 201404  
探梅に飽きたる頃の試食かな 吉成美代子 あを 201404  
探梅に心弾ませ来たりしに 大橋晄 雨月 201404  
村中の犬に吠えられ探梅行 林昭太郎 201404  
野歩きにこころ満たされ梅探る 武生喜玖乃 雨月 201404  
酒蔵に入つたきりの探梅行 森岡正作 201404  
富士山が見えて探梅忘れをり 吉田政江 201404  
山の日のうつろひやすき探梅行 金井裕子 風土 201404  
探梅や傘を閉ぢたり展げたり 上月智子 末黒野 201405  
探梅やトンネルにあるワイン蔵 雨宮桂子 風土 201405  
探梅やお城のような家もある だいじみどり 201405  
探梅へさそふ日和と思ふのみ 山内碧 201405  
探梅の風にさらはれさうな声 山田美恵子 火星 201405  
ここよりは探梅の目となりにけり 石谷淳子 雨月 201405  
しんがりの購ふ地酒梅探る 阪本哲弘 201405  
風音の渡る野面や梅探る 黒滝志麻子 末黒野 201405  
梅探る風の固さを言ひながら 佐藤貞子 雨月 201405  
探梅や北山杉の道縫うて 竹内喜代子 雨月 201406  
この先に隠れ湯のあり探梅行 三木千代 201405 探梅→ 2

 

20/02/07 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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