12    200句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
毎年の梅の開花を愛でゐしに 大橋晄 雨月 201405  
あいまいな野仏のかほ梅の風 浜口高子 火星 201405  
夜の梅猫が板踏む音のして 大崎紀夫 やぶれ傘 201405  
明け初めし空のひろごり梅の花 黒滝志麻子 末黒野 201405  
無住寺の鐘また鳴るや梅日和 寺岡ひろし 雨月 201405  
若き日の聖書講読梅日和 笠井清佑 201405  
山裾の翳りに漱ぐ梅の宮 伊東和子 201405  
盆梅や盆梅課ある城下町 小澤菜美 201405  
亡き人を悼むか庭の梅開く 大橋晄 雨月 201405  
しんがりの購ふ地酒梅探る 阪本哲弘 201405  
しんがりに頼む閂梅の闇 蘭定かず子 火星 201405  
渾身の力や梅の若木咲き 杉山瑞恵 雨月 201405  
筧より水ほとばしり梅震ふ 久保東海司 201405  
風音の渡る野面や梅探る 黒滝志麻子 末黒野 201405  
子には子の行く道ありて梅ふふむ 堀田順子 馬醉木 201405  
おろおろと梅の古木の花つけて 石倉千賀子 ろんど 201405  
薄雲はひかりふくめり梅の苑 武政礼子 雨月 201405  
梅林の華やぐ地下の弾薬庫 落合晃 201405  
梅明りに舞ひ出でんとや伎芸天 橋本靖子 201405  
梅八分学生らみな願ひ込め 横山さくら 春燈 201405  
梅白く母なる山の榛名山 碇天牛 雨月 201405  
梅探る風の固さを言ひながら 佐藤貞子 雨月 201405  
梅真白極楽橋を渡り来て 中村洋子 風土 201405  
梅散るや嬰の手のひら開くほど 市ヶ谷洋子 馬醉木 201405  
梅咲くや揺らして買へる篭豆腐 酒本八重 201405  
梅祭串の焦げたる味噌団子 笹村政子 六花 201405  
梅開く居抜きの店に暖簾出て 柿沼盟子 風土 201405  
梅園や古代の公卿を幻に 岸本久栄 雨月 201405  
さよならと手を振る広場梅の花 橋場美篶 末黒野 201405  
梅を観る齢淋しき者よりて 武政礼子 雨月 201405  
梅ほつえ挨拶ほどにゆれてをり 笹村政子 六花 201405  
梅の道吾が歩に合はす雀ゐて 大島みよし 201405  
梅の山すとんと切れて基地の海 松本三千夫 末黒野 201405  
梅の花夫待つ家に帰りたし 高倉恵美子 201405  
梅にほふ膝を平らにゐてひとり 浜口高子 火星 201405  
梅さむし源平の名を咲き分けて 橋添やよひ 風土 201405  
梅が香に太陽の塔爆発す 小瀧洋子 ろんど 201405  
梅いまだ死のだんどりの少しずれ 直江裕子 京鹿子 201405  
俳縁のぬくもりにゐて梅仰ぐ 玉置かよ子 雨月 201405  
咲き初めし梅に饒舌雀たち 嵐弥生 末黒野 201405  
咲き初めし一枝ごとの梅を愛で 落合晃 201405  
咲き初むる一と枝ごとの梅を愛で 大島みよし 201405  
横たはる牛の眼確と梅三分 中川すみ子 201405  
親子連れの天神詣梅ふふむ 笹井康夫 201405  
日の匂ひ風の匂ひや梅日和 塩路五郎 201405  
差し交はす枝のもつれず梅百花 笹村政子 六花 201405  
遠き日のままに咲きをり里の梅 山口キミコ 201405  
道順をはづれし梅の咲いてをり 杉浦典子 火星 201405  
灯台を眼下に傾ぐ野梅かな 寺岡ひろし 雨月 201405  
東の間の夕日はなやぐ梅の里 都丸美陽子 春燈 201405  
狂ひなく薪割れにけり梅二月 原友子 201405  
紅白の梅の華やぎ祇王祇女 山崎青史 ろんど 201405  
ふた七日み七日梅も散り果てぬ 佐藤淑子 雨月 201405  
天神の朱塗の社殿梅ふふむ 仙田孝子 風土 201405  
ほろほろと梅白く散るほろほろと 安藤久美子 やぶれ傘 201405  
カーテンの満帆梅の風ようそろ 甲州千草 201405  
ふんはりと雀の降れる梅まつり 井上淳子 火星 201405  
まづ香りここにもありぬ梅の花 佐々木永子 末黒野 201405  
大宰府につづく空なり梅真白 橋添やよひ 風土 201405  
湖音の風を離るる梅一枝 鴨下昭 201405  
言の葉を開くやうなり枝垂れ梅 森さち子 201405  
あらあらと四十九日の梅ひらく 山崎靖子 201405  
数へてと呼び掛けてくる梅の花 田部井幸枝 201405  
親友の一人また逝き梅盛ん 佐藤健伍 201405  
深呼吸して一輪の梅を見る 鴨下昭 201405  
邯鄲の夢のあとさき梅の花 和田紀夫 201405  
梅咲くやいのち秘めたる美しさ 池田光子 201405  
梅ヶ枝の瘤見てをれば飛び立ちぬ 田部井幸枝 201405  
梅の香の坂下にまで夕明かり 山口ひろよ 201405  
如意輪の鼻動くごと梅の里 三木千代 201405  
リハビリは嘘をつかぬと梅真白 山本無蓋 201405  
梅一輪日陰に咲けば凛として 渡辺安酔 201405  
百年の梅の満開庭飾る 佐藤健伍 201405  
中庭や目白のこぼす梅の白 田村加代 末黒野 201406  
遅咲きのかをり失せざり豊後梅 堺昌子 末黒野 201406  
靴底につく藁しべや梅真白 黒滝志麻子 末黒野 201406  
うたてしや梅の見頃を雨つづき 隅田恵子 雨月 201406  
青空や眉の高さの梅匂ふ 岡井マスミ 末黒野 201406  
西方は大将軍の梅白し 豊田都峰 京鹿子 201406  
強情の老いて和らぐ梅日和 塩路五郎 201406  
吸ひ込むか吸ひこまるるか梅の空 高橋道子 201406  
観梅に従きて遅るる女坂 田中臥石 末黒野 201406  
沼風のほどどよく抜けて梅の花 荒木甫 201406  
いのちなが今年も梅に出合はして 森田尚宏 201406  
梅を根こそぎ拔きて家を捨つ 佐藤喜孝 あを 201406  
老梅を支へる丸太新らしき 田村加代 末黒野 201406  
老梅に触るるや昨夜の雨こぼる 田村加代 末黒野 201406  
浪切の不動の磴や梅明かり 田中臥石 末黒野 201406  
礼参り梅が香りのひと日かな 北尾章郎 201406  
利き酒に行つて来たらし梅ふふむ 笹村恵美子 201406  
筆先を梅のかをりのつつみこむ 井上静子 201406  
楊貴妃の化身だといふ闇の梅 佐々木紗知 京鹿子 201406  
野の梅や一丁先の隣家まで 松岡和子 201406  
野の梅の蕊は幾重に紅隠す 上野紫泉 京鹿子 201406  
秀頼の会見の記や梅白し 橋添やよひ 風土 201406  
黙祷にはじまる句会梅白し 大石よし子 雨月 201406  
梅日和池は鏡の如く照る 久保東海司 201406  
木の碕子に並んで座る梅日和 北村淳子 ろんど 201406  
槙の木の湯舟なりけり梅三分 竹内悦子 201406  
盆梅展いろは匂へと淡海かな 野澤あき 火星 201406  
式場の梅花一対備前壺 鎌田慶子 ろんど 201406  
桃の日の梅を見にゆく彼岸かな 竹内悦子 201406  
思ひ出の夫との道や梅真白 堺昌子 末黒野 201406  
師の墓参梅の見頃を慣とし 竹内喜代子 雨月 201406  
不老てふ盆梅ことに香を放つ 池田光子 風土 201406  
紅覗く万蕾苑の枝垂梅 小川玉泉 末黒野 201406  
三拝のお礼参りや梅真白 松本文一郎 六花 201406  
梅林のたそがれて川明りかな 飛高隆夫 万象 201406  
梅明り手入怠たりなき老舗 池田華甲 201406  
梅二月足音を消す軍靴かな 鴨下昭 201406  
梅香るひと日は母の忌なりけり 國保八江 やぶれ傘 201406  
梅一輪歴史講座の講師席 野村鞆枝 京鹿子 201406  
梅一輪挿し病棟の配膳車 山口誠 馬醉木 201406  
梅ふふむ蕪村の詠みし碑のほとり 谷村祐治 雨月 201406  
梅の香の寄せる四阿串だんご 北本奈津子 万象 201406  
梅の下ふと敦子師の声のして 乗光雅子 雨月 201406  
梅さむし疎らであれば尚更に 池田崇 201406  
梅が香に老の介護の車椅子 戸田澄子 末黒野 201406  
鷺翔たすあしのまろ屋に梅の東風 塩貝朱千 京鹿子 201406  
咲耶姫一夜で咲かす梅百色 塩貝朱千 京鹿子 201406  
猫の目の煌煌として梅の闇 金田けいし ろんど 201406  
南朝の末とし生きて梅の村 上辻蒼人 風土 201406  
縄跳びのびゆんびゆんびゆんと梅紅し 志方章子 六花 201406  
縄跳のびゆんびゆんびゆんと梅紅し 志方章子 六花 201406  
曇天のこぼるるままに梅百樹 高野春子 京鹿子 201406  
天神の踊り場多き梅の坂 岡井マスミ 末黒野 201406  
枯山水の石へ足跡梅の花 丑久保勲 やぶれ傘 201406  
異人館の梅の見ごろとなりにけり 有賀昌子 やぶれ傘 201406  
千本の梅の香籠めの寺庇 緒方佳子 火星 201407  
隅田川川波光り梅若忌 服部珠子 雨月 201407  
石鳥居潜れば微かに梅香る 神田惣介 京鹿子 201407  
紅ほのと白ほのぼのと梅の花 田丸千種 ホトトギス 201407  
梅の香や影のたゆたう机拭く 金田けいし ろんど 201407  
さりげなくはげます書信梅二月 山田閏子 ホトトギス 201407  
老梅を整へ下肥をあがなへり 高野昌代 201407  
老犬の終日憩ふ梅の宿 波多野孝枝 末黒野 201407  
寺社巡り梅の里にて昼休み 行川秀雄 末黒野 201407  
梅咲きて隣家の庭に嬰児の声 神田惣介 京鹿子 201407  
梅咲いて良き枝ぶりの生まれけり 今橋眞理子 ホトトギス 201407  
梅まつり山を舞台に老妓舞ふ 伊藤希眸 京鹿子 201407  
梅の咲く丘や彼方に空母見え 行川秀雄 末黒野 201407  
梅の香や谷町に碑の多かりき 平居澪子 六花 201407  
梅が香や虚子の館に先師遺句 横山昭子 雨月 201407  
世話役のやつと決りし梅の村 柴田志津子 201407  
菜の花や梅あをあをと美しく 鴨下昭 201407  
赤鬼と戯るる子や梅ふふみ 三川美代子 璦別冊 201408  
貫きし看取り十年や梅ふふむ 大木さつき ホトトギス 201408  
黒々としづくの走る梅の幹 川口利夫 ホトトギス 201408  
梅咲いて孫の片言大人びて 神田惣介 京鹿子 201408  
初夏の風が好きです車輪梅 箕輪カオル 201408  
白無垢の梅の香りに日当れる 竹下陶子 ホトトギス 201408  
梅が香やゆうふらてすを杳かにし 高橋龍 201410  
梅一輪山河いちにち掌振る 堀内一郎 堀内一郎集 201412  
早梅の二輪空恋ふ角度かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201501  
梅が香やもう会ふことの出来ぬ君 稲畑廣太郎 ホトトギス 201501  
朝光にらふ梅の香の解け初む 稲畑廣太郎 ホトトギス 201501  
歩々ゆるめ梅の香りをやり過す 木村ふく 馬醉木 201501  
梅が香や虚子の館に先師遺句 横山昭子 雨月 201501  
父ははに仕へて梅を漬けにけり 水谷文謝子 雨月 201501  
梅が香に芝公園の時止まる 稲畑廣太郎 ホトトギス 201502  
庭の色はじまつてゐし梅二三 稲畑汀子 ホトトギス 201502  
梅を見る心先立てをりしかな 稲畑汀子 ホトトギス 201502  
水音に添ふる紅葉や梅園碑 雲所誠子 風土 201502  
この梅に庭の春秋始まりぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201502  
亀と鯉行き交ふ池に梅薫る 篠田純子 あを 201503  
平坦な地のなし陶(すえ)の郷の梅 山田六甲 六花 201503  
賀茂川の源流を指し梅探る 今井妙子 雨月 201503  
風濤の便りのごどく梅蕾む 井上信子 201503  
香の届かざるは俯瞰の梅林 稲畑汀子 ホトトギス 201503  
梅咲くや日当りのよき洗車場 今瀬一博 201504  
鮮やかにちちははのこと梅真白 荒井千佐代 201504  
一幹のちからと対峙梅白し 千田敬 201504  
梅一輪二輪三輪八十路とな 千田敬 201504  
豪邁たる白隠の「日日」梅真白 井口光石 風土 201504  
お薬師は秘仏にます梅二輪 内藤静 風土 201504  
飛梅や筆供養の炎立ち上がる 落合絹代 風土 201504  
風ふはり赤きショールに梅の花 山中サク子 201504  
梅ほつほつ空気やさしくなりにけり 松嶋一洋 201504  
かそけきは梅一輪の香なりけり 大木清美子 201504  
句づくりの原点となる梅の花 仁平則子 201504  
梅ふふむ石置き屋根のめづらしや 鈴木セツ 201504  
「梅一輪」通りすがりの子らの声 鈴木阿久 201504  
梅の花ぱっとほころぶあたたかさ 森田泉美(小六) 201504  
老梅が学校帰りをお出迎え 廣瀬将也(小六) 201504  
梅が香や同じ姓なる墓並び 山田愛子 201504  
一斉に飛び立つ雀梅の花 塩路五郎 201504  
盆梅の老木にして艶めけり 塩路五郎 201504  
早梅や雫を含む槍皮葺 石川かおり 201504  
古木梅に万奮の艶満願す 内山花葉 201504  
苔むせる古木の力梅早し 坂根宏子 201504  
灘酒を造りたる蔵梅一輪 山口キミコ 201504  
炭四方に張れる牟婁の湯梅日ざし 鈴木照子 201504  
南高梅海の荒風好みをり 鈴木照子 201504  
陽光に梅一輪の素直かな 松岡和子 201504  
梅の道来て管長の話聞く 宮濱安子 201504  
撫で牛に梅の二分咲天神社 横田矩子 201504  
壇上の子らのほっぺの梅あかり 土井久美子 201504  
しだれ梅影そのままにふふみけり 中川すみ子 201504  
飛石に交す挨拶梅早し 市村明代 馬醉木 201504  
梅咲くや騒ぎはじめし旅の虫 穐好樹菟男 馬醉木 201504 梅→13

2017年2月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。