紅 梅 5      105句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
紅梅にほとけの餅を掲いてをり 城孝子 飛火野 200808  
紅梅の闇白梅へながれけり 鈴木直充 素影 200811  
紅梅のしだれを綾に井戸の上 鷹羽狩行 200811 井上あや子句集『紅梅』序句
寒紅梅露見まぢかの美人局 篠田純子 調 200901  
ニトログリセリン懐中に紅梅へ 石寒太 歳時記 200902  
紅梅の紅に染まりて雨雫 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
魁けて満開となる濃紅梅 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
灰色の空背景に濃紅梅 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
紅梅に添ふ白梅の香なるべし 稲畑汀子 ホトトギス 200902  
紅梅の香に康生氏居るやうな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200903  
幹には苔枝に紅梅ひらきけり 林翔 馬醉木 200903  
紅梅の一つ咲きしを見とどけり 阿部文子 酸漿 200903  
紅梅や買ひたる木椅子提げ帰る 岡本眸 200903  
紅梅の一輪に酔ふ白鳥郷 佐藤健伍 200904  
置き去りの妻へのメール薄紅梅 石寒太 炎環 200904  
音読の薄紅梅のうす明かり 石寒太 炎環 200904  
振り返るたび紅梅の濃くなりし 石寒太 炎環 200904  
雪中に色をぞ絞る紅梅花 林翔 200904  
紅梅や古き句帳に登四郎句 林翔 200904  
紅梅や内面似菩薩外面如夜叉 佐藤喜孝 あを 200904  
無造作に紅梅挿して壺据わる 増田善昭 ホトトギス 200905  
紅梅や指先ほどの念持佛 佐藤信子 佐藤信子集 200905  
紅梅や水引で結ふ巫女の髪 窪田粧子 馬酔木 200905  
枝振りを上げ紅梅の若木かな 延広禎一 200905  
白梅に隣る紅梅滲みたる 高橋みつ 200905  
紅梅や金剛界に鳥のこゑ 山田春生 万象 200905  
紅梅や何も云はずにそばに寄る 鈴木多枝子 あを 200905  
行き過ぎてより紅梅のかをりかな 金井裕子 風土 200905  
紅梅に佇み白梅を眩しめり 佐藤信子 春燈 200905  
紅梅の向う作務衣がガラス拭く 坂口夫佐子 火星 200905  
紅梅の枝をくぐり来しハンチング 蘭定かず子 火星 200905  
ゆふぐれの垂紅梅色深む 牧原佳代子 酸漿 200905  
紅梅によき日射あり匂ひあり 鈴木幾子 酸漿 200905  
紅梅やふふめば鉄気ある手水 大崎紀夫 やぶれ傘 200905  
絵馬堂のうしろ紅梅濃かりけり 井上春子 春燈 200905  
白梅と紅梅枝を差し交す 平居澪子 六花 200905  
紅梅のさんりんごりんしちりんと 安藤久美子 やぶれ傘 200905  
紅梅に光る雫や雨あがる 安藤久美子 やぶれ傘 200905  
紅梅やきらりと名古屋城の鯱 今中道子 200906  
閑谷や山べの梅の紅梅を 雨村敏子 200906  
なまこ壁つづく町並薄紅梅 芳賀雅子 遠嶺 200906  
自転車の立てかけてあり薄紅梅 神宮安見子 炎環 200906  
紅梅の花びら浮かべ産湯井戸 門伝史会 風土 200906 北條政子
紅梅の陽に坐し過去をあたためる 松本鷹根 京鹿子 200906  
散策や紅梅にまた白梅に 山口まつを 雨月 200906  
紅梅やま白き富士を光背に 山口まつを 雨月 200906  
紅梅の館に漲り来たるもの 山田弘子 ホトトギス 200907  
人声の集つて来る濃紅梅 山田弘子 ホトトギス 200907  
紅梅の横白梅のよそよそし 濱上こういち 200908  
日を弾く白梅風を解く紅梅 稲畑廣太郎 ホトトギス 200909  
百日行明け紅梅に迎へらる 渡部節郎 転舵の渦 200911  
空あさく薄紅梅のいろうごく 八田木枯 晩紅 201002  
紅梅の順路とは白抜けてより 稲畑廣太郎 ホトトギス 201002  
紅梅の香りは風に逃げ易き 稲畑廣太郎 ホトトギス 201002  
紅梅の咲けば降り立つ庭の朝 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
紅梅に天寿全うされし人 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
紅梅の濃淡遅速あることを 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
紅梅の散るやささめく水面かな 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
暁の夢より覚めて見る紅梅 ことり 六花 201002  
闇深む紅梅に色かむせつつ ことり 六花 201002  
紅梅の重ねし齢香りけり 徳田千鶴子 馬醉木 201003  
生き生きて古希とよ紅梅明りかな 望月晴美 200605  
紅梅の蔭より少女いでさうな 森山のりこ あを 201003  
紅梅の昏れ行くころの散髪屋 遠藤実 あを 201003  
迸るごと紅梅も白梅も 野中亮介 馬醉木 201004  
少年が来る紅梅の雨あがり 遠藤真砂明 201004  
音もなく紅梅に雨立子の忌 中山良子 末黒野 201004  
近道や紅梅のはや咲く小径 井上真江 酸漿 201004  
紅梅や浦畑に季を主張せる 駒井のぶ 201005  
杉美林紅梅の色ひきたたす 浜田南風 201005  
紅梅の業平工事車の多し 数長藤代 201005  
紅梅を見上げてをりぬ車椅子 加藤峰子 201005  
紅梅の枝まで酔うてゐて紅し 岩下芳子 201005  
わんさわんさと紅梅の莟みたる 戸栗末廣 火星 201005  
紅梅に稚児行列の待ちゐたり 蘭定かず子 火星 201005  
紅梅に風白梅に雀かな 大崎紀夫 やぶれ傘 201005  
谷戸に住む友の便りや濃紅梅 小山ミツ子 末黒野 201005  
戦争を知らぬ紅梅咲きはじむ 真柄百合子 末黒野 201005  
平凡な日々紅梅の色に酔ひ 真柄百合子 末黒野 201005  
紅梅や絵馬と睦みし神のこゑ 柴田久子 風土 201005  
見上げたる紅梅の空昼の月 上原光代 酸漿 201005  
紅梅や小川の水に速さあり 木村コウ 酸漿 201005  
小鳥来て紅梅散らす雪の上 木村コウ 酸漿 201005  
紅梅の煩しきほどの蕾かな 米田正弘 201005  
紅梅の一枝一輪観世音 水谷洋子 201005  
紅梅の綻び初めし蔵屋敷 原桂子 201005  
紅梅にとどくかんばせ雲となり 佐藤喜孝 あを 201005  
紅梅のリンリンといふ數の頃 佐藤喜孝 あを 201005  
紅梅のうすく濃くある色ふしぎ 吉弘恭子 あを 201005  
紅梅や尼僧のゆるき京言葉 大谷昌子 馬醉木 201006  
紅梅を古典の合間見てをりぬ 佐藤健伍 201006  
紅梅の盛りといふに旅立たれ 黒川悦子 ホトトギス 201006  
時折の風紅梅に白梅に 國保八江 やぶれ傘 201006  
紅梅の色加へつつ昏れにけり 近藤きくえ 201006  
紅梅は暮れ白梅の池明かり 根岸善行 風土 201006  
紅梅に吉備の中山よりの風 上田明子 雨月 201006  
紅梅の風に押しゆくベビーカー 宮村フトミ ぐろっけ 201006  
紅梅へゆく虫柱はらひけり 蘭定かず子 火星 201006  
紅梅の一枝に白き結び文 平居澪子 六花 201006  
紅梅の枝にかかれる昼の月 家塚洋子 酸漿 201006  
紅梅の咲けばこれより計の記憶 稲畑汀子 ホトトギス 201102  
紅梅の咲きて歴史をつなぐ館 稲畑汀子 ホトトギス 201102  
一弁の散りし紅梅力抜け 稲畑汀子 ホトトギス 201102  
廃屋の庭に紅梅豊かにて 長谷川鮎 ぐろっけ 201102  
紅梅ののぞく築地や蔵屋敷 和田郁子 201103 紅梅→ 6

 

2014年3月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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