梅日和 2     29句

大島へ一筋の水脈梅日和   松本米子  獐

 梅一輪 梅ヶ香 梅咲く 梅寒し 白梅 紅梅 梅白し

梅月夜 梅蕾 梅匂う 梅二月 梅の花 梅日和 梅ひらく

梅ふふむ 梅祭 梅見 探梅 盆梅 老梅 野梅

梅園 梅林 枝垂梅 早梅 飛梅 観梅

作品
作者
掲載誌
掲載年月
梅日和溜り醤油の焼き団子 瀬島洒望 やぶれ傘 201705
トンネルの切れ目切れ目の梅日和 上谷昌憲 201705
梅日和母の香残るショールかな 野畑さゆり 201706
賓頭盧のことに膝照る梅日和 布施政子 馬醉木 201805
雲一つ動かぬ空や梅日和 藤岡紫水 京鹿子 201805
梅日和天神様に詣でけり 海村禮子 春燈 201805
崖上の天神目指す梅日和 篠田純子 201902
ゆかりなき人とベンチに梅日和 黒滝志麻子 末黒野 201905
極楽に急ぎ参らせ梅日和 大石よし子 雨月 201905
緋毛氈の床几に休む梅日和 榊山智恵 末黒野 201906
椎茸の菌打つ音や梅日和 石黒興平 末黒野 201907
一山を水音綴れる梅日和 大木さつき ホトトギス 201909
腰痛も健康のうち梅日和 稲畑汀子 ホトトギス 202002
梅日和とは曇りても晴れゐても 稲畑汀子 ホトトギス 202002
晴れて行く明るさ得つつ梅日和 稲畑汀子 ホトトギス 202002
旅の朝始まる一歩梅日和 稲畑汀子 ホトトギス 202003
甘酒を吹いては啜り梅日和 森なほ子 あを 202004
梅の花まだ少なきが梅日和 嶋田一歩 ホトトギス 202005
あんパンが連れ立っている梅日和 坪内稔典 船団 202006
梅日和時間の余裕あることも 稲畑汀子 ホトトギス 202102
紅も真白も零れ梅日和 酒井湧水 ホトトギス 202107
売店のをぢさん弾む梅日和 篠田純子 あを 202204
ゆつくりと歩む夫婦や梅日和 佐藤まさ子 春燈 202205
ワクチンの跡痒くなり梅日和 奥田筆子 京鹿子 202205
梅日和酢のほんのりと手まり寿司 森田節子 風土 202205
梅日和手術したての猫の腹 柴崎和男 やぶれ傘 202206
二分咲きも画布に満開梅日和 塩貝朱千 京鹿子 202206
連れ立てる友みな牛歩梅日和 岡野里子 末黒野 202206
ゆつくりと流るる雲や梅日和 菅野日出子 末黒野 202206
梅日和 →1

 

2023年2月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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