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花疲     102句
作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
膝に来る猫もうとまし花疲 本谷尚子 ぶどうの木 199806  
花疲祝疲して旅嬉し 稲畑廣太郎 ホトトギス 199903  
花疲れ帯解くよりも足に出て 大平保子 いろり 199906  
出る欠伸ひとつひとつに花疲れ 登嶋弘信 春耕 199906  
花疲れかな舫ひ綱鳴りゐたる 奥田節子 火星 199907  
背の釦外して貰う花疲れ 朝日彩湖 船団 199909  
花疲れ生きの疲れもあるらしき 能村登四郎 芒種 199911  
花疲れとてみづからに言ひ聞かす 能村登四郎 芒種 199911  
花疲れせるにさそはれ半歌仙 能村登四郎 芒種 199911  
満目に波くりかへし花疲 桑田真佐子 200007  
花疲れふかくして飯あたたかし 前田千枝子 200007  
花疲れされど軽やか夫の包丁 尾上有紀子 船団 200008  
嬰児を抱き通しし花疲れ 大塚民枝 酸漿 200106  
歩数計見て合点の花疲 友田直文 200107  
つい口に出てしまひけり花疲れ 木野本加寿江 火星 200107  
葡萄酒に姥の酔ひもし花疲れ 大堀鶴侶 雨月 200107  
思ひ出し笑ひの一人花疲れ 松沢久子 いろり 200107  
木の椅子に掛けたる後の花疲れ 北吉裕子 俳句通信 200107  
湖の灯の真下に見えて花疲れ 村田近子 遠嶺 200107  
コンパクトパチリと閉ざす花疲れ 三浦澄江 ぐろっけ 200107  
きんぴらごばうひりりと辛し花疲れ 土橋柚花 船団 200111  
花疲れ鏡の中に膝くづす 田中藤穂 あを 200204  
男手に白湯噴きこぼす花疲れ 神蔵器 風土 200205  
一つづつ鯛焼を買ふ花疲れ 大塚邑紅 200206  
花疲どつかと椅子に深くかけ 塩川雄三 築港 200206  
花疲バスの中皆居眠れる 小坂明 築港 200206  
嬰児に笑ひかけられ花疲 広瀬敏子 酸漿 200206  
口にすをはばからるるも花疲 久保田雪枝 雨月 200206  
靴の紐ゆるめる旅や花疲れ 兼藤教子 春耕 200206  
花疲れマリンスノーのやうに黙 亀田憲壱 銀化 200206  
船底をねぶる波音花疲れ 武井清子 銀化 200206  
重箱の隅に溜りし花疲れ 梶浦玲良子 六花 200207  
水飲みし項にちらと花疲れ 松原仲子 200207  
船酔ひのてて加へて花疲 大橋敦子 雨月 200305  
目つむるとおのれ漂ふ花疲 森川喜美子 銀化 200305  
半日を仰ぎ来し肩花疲 吉年虹二 円虹 200306  
花疲れほんのりと酔ふ薬酒かな 萬条ハマヨ 帆船 200306  
花疲れ宿のベツドに五体捨つ 河村岳葉 築港 200306  
花疲湯にどつぷりと浸りたり 樋口美津子 築港 200306  
花疲れ月並な愚痴ばかり言ふ 大串章 百鳥 200306  
花疲だけの疲れと思へざる 黒川悦子 円虹 200307  
花疲れして口重き妻となる 大島寛治 雨月 200307  
登城せず堀端めぐり花疲 大堀鶴侶 雨月 200307  
夕風の裾にまつはる花疲れ 宮倉浅子 遠嶺 200307  
花疲れ風呂が沸いたと電子音 角谷美恵子 ぐろっけ 200307  
花疲れそして家業と厨事 年森恭子 ぐろっけ 200307  
玄関に座り込みたる花疲れ 横尾恵子 200308  
寝ね足りてなほもどこかに花疲れ 島谷征良 風土 200308  
ねむとうて鬼にもなれず花疲れ 西川織子 馬醉木 200405  
靴の紐ゆるみてゐたり花疲れ 海野迪子 対岸 200406  
花疲れ匂ひ失せたる思ひあり 高倉和子 200406  
花疲れどつかりと坐す木のベンチ 塩川雄三 築港 200406  
花疲れ言へず負ふ子の眠りゐて 塩川雄三 築港 200406  
ポケツトに歳時記のあり花疲 塩川雄三 築港 200406  
英語にて京の案内花疲 楯野正雄 200407  
石垣に並びて座る花疲れ 保田英太郎 風土 200407  
仕舞湯に手足をのばす花疲れ 栢森定男 風よ 200407  
帰宅するまでは気づかぬ花疲 浅利恵子 ホトトギス 200409  
花疲れ唇に泡カプチーノ 山田六甲 六花 200505  
花疲れ枕辺に置く絵本かな 林裕美子 六花 200505  
花疲れだんだん荷物重くなる 塩川雄三 築港 200506 大阪城・豊国神社
花疲れ我が家のはなに迎へらる 中谷葉留 風土 200506  
人波の一人となりて花疲れ 木村茂登子 あを 200506  
包丁の切れの悪さや花疲れ 赤座典子 あを 200506  
しみじみと厨女の性花疲れ 岡谷栄子 200507  
兜煮の眼窩おそるる花疲れ 渡邊泰子 春燈 200507  
花疲れエレベーターに詰められて 竹生田勝次 風土 200507  
救世観音拝みてよりの花疲れ 藤野智弘 200507  
花疲ればさりと帯を解き落とす 森川泰雄 200507  
老いといふ積もり積もりし花疲れ 今瀬剛一 対岸 200507  
花疲れ長谷観音像膝下 大高芭瑠子 炎夏 200507  
桟橋の揺れに降り立つ花疲れ 松原ふみ子 200507  
旅疲さらに上野の花疲 松尾緑富 ホトトギス 200508  
花疲れの人を吐き出す終電車 松井洋子 ぐろっけ 200508  
居たのかと夫に点さる花疲れ 楠原幹子 白卓布 200602  
祝ぎ疲花疲にはあらざりし 稲畑廣太郎 ホトトギス 200604  
乱丁のやうにもしるき花疲れ 伊藤白潮 200605  
蔵の街来て花疲れ深くせり 伊藤白潮 200605  
月さへも花疲れして雲の中 松村響子 四葩 200605  
うしろより魚屋の声花疲 清水公治 200606  
脳内を空つぽにして花疲れ 松村多美 四葩 200606  
駅の灯へまつすぐ歩く花疲れ 今瀬剛一 対岸 200606  
背の子のぬくもり伝ふ花疲れ 鎌倉喜久恵 あを 200606  
花疲れ嫗ばかりの昇降機 野澤光代 ぐろっけ 200607  
花疲れ落雁少し喰みこぼし 上林孝子 200607  
城垣の石の大小花疲れ 鹿野佳子 200607  
水口の水の香深き花疲れ 前田陶代子 200608  
白湯といふ色なきものを花疲れ 糸井芳子 200608  
花疲れとも気遣ひの疲れとも 丁野弘 200704  
花疲れ帰り来てすぐ足袋ぬげり 佐久間俊子 200705  
あかときの雨音やすし花疲れ 土屋啓 馬醉木 200706  
花疲れ戻りひとりの灯を点す 笹倉さえみ 雨月 200706  
コンビニの弁当二つ花疲れ 斉藤裕子 あを 200706  
鉄瓶の冷めゆくままに花疲れ 八染藍子 200707  
記憶力よき人とゐて花疲れ 大森春子 200707  
躓ける闇に凭るる花疲れ 小林和子 風土 200707  
徳利や今日も少しの花疲れ 内田稔 遠嶺 200707  
帯解きてどつと身に湧く花疲れ 田中ヨシヱ 200707  
花疲れ衣桁に掛ける舞衣装 数長藤代 200707  
口中に動く舌あり花疲れ 大川ゆかり 200801  
一杯の水もてあます花疲れ 島谷征良 風土 200803  
花疲れ包丁のふとおそろしき 大川ゆかり 炎帝 200804

 

2008年5月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

掲載年月順です。

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