作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
花守のまこと翁の貌なりし | 小澤克己 | 遠嶺 | 199806 |
花守の気を病んでいる饒舌 | 真安昌子 | 海程 | 199908 |
花守に花守の闇ありにけり | 高橋将夫 | 槐 | 200005 |
花守の留守の間の花ざかり | 高橋将夫 | 槐 | 200005 |
花守に降りかかりたる桜蘂 | 高橋将夫 | 槐 | 200005 |
花守の居ずやこの樹に虫一ツ | 平松薫 | 六花 | 200008 |
苗木売る花守の妻旗立てて | 遠藤アサ子 | 赤井 | 200103 |
花守に一膳かるき湯漬飯 | 中原道夫 | 銀化 | 200105 |
花守の眸は明日へかける夢 | 佐藤ナオ子 | 遠嶺 | 200108 |
花守の来るまで花のもとにをり | 高橋将夫 | 槐 | 200202 |
人去りしあと花守に闇ゆたか | 坂本俊子 | 沖 | 200306 |
篭守花守として城に老ゆ | 下平しづ子 | 雨月 | 200307 |
花の下にて先生と花守と | 雨村敏子 | 槐 | 200307 |
花守の屋根までしだれ桜咲く | 中島正夫 | 対岸 | 200406 |
花守に案内されし花の中 | 小林朱夏 | 空 | 200407 |
花守の翁の背の風の塵 | 小澤克己 | 遠嶺 | 200407 |
花守の無聊へひとりふたり来る | 酒本八重 | 里着 | 200506 |
花守は役場職員ロープ張る | 上石哲男 | 築港 | 200506 |
花守りは花のこゑきく母なりし | 森野俊子 | 遠嶺 | 200507 |
花守に花一守の闇ありにけり | 高橋将夫 | 星の渦 | 200507 |
花守の去にたるあとの桜の木 | 雨村敏子 | 槐 | 200608 |
花守の里と伝へて柿熟るる | 稲岡長 | ホトトギス | 200702 |
花守の雪花菜食しをる日和かな | 延広禎一 | 槐 | 200806 |
天領の花守に鯉飼はれをり | 服部鹿頭矢 | 馬醉木 | 200807 |
花守の巡回日誌と水筒と | 加藤峰子 | 鴫 | 200807 |
花守の幹に掌を当てつぶやける | 河崎尚子 | 火星 | 200807 |
花守の今日は休みて花をみる | 吉原一暁 | 狩 | 200808 |
東山見る花守の腰手ぬぐひ | 大山文子 | 火星 | 200906 |
花守の山より帰る火照りかな | 雨村敏子 | 槐 | 200907 |
花守の花に酔ひたる煙草かな | 竹中一花 | 槐 | 200907 |
開閉は花守がする地獄門 | 高橋将夫 | 槐 | 201006 |
遺影守りぬどこか花守に似て | 辻直美 | 沖 | 201006 |
花守の一途の恋の一樹かな | 高橋和女 | 春燈 | 201007 |
生涯を局の花守衛士として | 博多永楽 | 雨月 | 201007 |
花守の影むらさきに濡れゐたり | 延広禎一 | 槐 | 201207 |
花守に花終はりたる月夜かな | 水野恒彦 | 槐 | 201407 |
花守のごとくにいつも鳥のゐて | 樋白みのぶ | 空 | 201506 |
花守の使ひ古りたる箒かな | 小嶋恵美 | 春燈 | 201607 |
日差し得て花守の眼の慈母観音 | 岡田桃子 | 槐 | 201607 |
百年の花守として寿 | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 201904 |
志摩角美様句集序句
蕉像の花守めいてゐる視線 |
稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202004 |
新宿門締めて花守塵を掃く | 石橋邦子 | 春燈 | 202007 |
花守の杖上弦を呼び出だす | 内藤静 | 風土 | 202107 |
2022年5月4日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
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