養花天      81句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
養花天見知らぬ犬になつかれる 吉岡久江 火星 199906  
養花天壁の騎馬隊駆ける駆ける 田畑幸子 火星 200005  
養花天体温計をまたさがす 田中呑舟 火星 200008  
閑居とはかかるものかな養花天 水原春郎 馬醉木 200105 藤村旧居
朱を入れし缶温むる養花天 原茂美 俳句通信 200106  
百幹の上にひろがり養花天 田中干鶴子 200107  
手びさしにをさまる十戸養花天 能村研三 200107  
見るほどに岩の大きさ養花天 志水芳秀 雲の峰 200205 甑岩神杜神体
切株のわが影に座す養花天 小野恵美子 馬醉木 200206  
外に出でて気力補ふ養花天 かとうゆき 銀化 200206  
ラーメンをラストオーダー養花天 本山卓日子 京鹿子 200207  
船酔を歩みて癒す養花天 伊藤白潮 200304  
養花天歩くことから始めけり 栗山恭子 帆船 200306  
中天に滑車とどまる養花天 戸田春月 火星 200306  
茹卵ほのぬくきかな養花天 仙石君子 雨月 200307  
煙突に酒の名のあり養花天 大東由美子 火星 200307  
養花天うぐひす餅の粉ぱらと 深澤鱶 火星 200307  
筆に身を立てたる人や養花天 山田六甲 六花 200404  
物干しの竿拭いてゐる養花天 宮森毅 六花 200404  
養花天烏の重さどれくらい 伊藤早苗 200406  
養花天きつねうどんは私だけ 高橋将夫 200406  
金婚の日々のすぎゆく養花天 北崎珍漢 草の花 200406  
蜂蜜に虫泳ぎゐる養花天 山田六甲 六花 200504  
養花天歩く事から始めけり 栗山恭子 帆船 200505  
万蕾の樹々にかむさる養花天 大橋麻沙子 雨月 200506  
指五本パーで隠れる養花天 西塚成代 六花 200507  
養花天一羽の鴛鴦に水一枚 浜口高子 火星 200606  
養花天西行はどのあたりかな 本多俊子 200606  
嬰の香の胸に残れる養花天 根本ひろ子 火星 200607  
中腹の古刹に詣づ養花天 林紀夫 春燈 200703  
白苔の幹差し交し養花天 伊丹さち子 馬醉木 200704  
塀越えて獣のにほひ養花天 丁野弘 200704  
指先の匂ひかすかに養花天 池崎るり子 六花 200704  
海峡の潮の境目養花天 岩下芳子 200706  
養花天神の楽器を打ちにけり 蘭定かず子 火星 200706  
人の家に昼湯たまはる養花天 城孝子 火星 200707  
養花天人は脱皮をしたきもの 近藤公子 200707  
養花天スイッチバックの停車駅 能村研三 200806 姨捨
寿限無めく銀行名や養花天 神山志堂 春燈 200807  
遺句集の花の字拾ふ養花天 石寒太 炎環 200905 白天遺句集
くぐもれる始業のチャイム養花天 小林呼溪 200905  
夫在れば墓ほの温し養花天 千手和子 馬醉木 200906  
養花天盲導犬ふと尾を振れり 丹間美智子 炎環 200906  
口中に裏返る飴養花天 岡田のり子 200907  
遠山は肩隠したり養花天 鈴木圭子 200907  
養花天京の碩学輪番僧 林日圓 京鹿子 201004  
魯山人の皿の重たき養花天 宮内とし子 201007  
養花天厄年とうに吹つ切れて 林玲子 201007  
養花天眼薬をさす朝の影 山下青坡 201105  
養花天師の青春の地の遡行 能村研三 201105 田端文士村
だみごゑで烏の嗤ふ養花天 寺村年明 春燈 201107  
淀川を何度も渡る養花天 西村裕子 火星 201107  
今更に妻たる日々や養花天 コ田千鶴子 馬醉木 201205  
甘樫丘あまかしにひむがし問ふも養花天 千田敬 201206  
瓶に浮く高麗人参養花天 小嶋洋子 201206  
ビニールに量る鶏もつ養花天 蘭定かず子 火星 201206  
暦には発つ日記さず養花天 大内幸子 六花 201206  
養花天割つて青鷺降りて来し 浜口高子 火星 201207  
養花天加賀友禅の図柄かな 小瀧洋子 ろんど 201207  
わらぢ売る養花天なる詣道 飯塚ゑ子 火星 201208  
塩煮してひとり餉をとる養花天 酒井秀郎 返り花 201211  
日輪を広げてゐたる養花天 山田六甲 六花 201305  
うづくまる牛の反芻養花天 中村風信子 馬醉木 201307  
養花天遺愛の壺の耳小さき コ田千鶴子 馬醉木 201406  
養花天音の賑はふ町工場 河村啓花 ろんど 201407  
養花天遅れのバスの着きにけり 松橋利雄 春燈 201407  
書き出しのインクの掠れ養花天 井原美鳥 201407  
託さねば忘れてしまふ養花天 三木千代 201407  
養花天教はりながら刃物研ぐ はしもと風里 201506  
遠富士の頂隠れ養花天 岡野里子 末黒野 201604  
養花天水抜き柄杓の武蔵ぶり 成宮紀代子 201606  
浮瀬亭址を俯瞰や養花天 山田夏子 雨月 201607  
養花天縁なし眼鏡の曇りけり 和泉道草 末黒野 201607  
日曜のビルの窓拭き養花天 渡邊孝彦 やぶれ傘 201608  
汲み置きの水に塵浮く養花天 吉田政江 201706  
差し潮の川底濁り養花天 森清堯 末黒野 201707  
養花天圓座の端にまる虫も 雨村敏子 201707  
養花天ノアの箱船めく日本 柳川晋 201707  
使はねば声の老いゆく養花天 山本則男 201707  
養花天百円眼鏡の軽さかな 加藤翅英 京鹿子 201801  
養花天もう着くころか調律師 はしもと風里 201806  

 

 

2019年4月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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