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花過     36句

花過て雨にも疎くなりにけり    高井几董

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
わたましに気を取られゐて花過ぐる 佐藤淑子 雨月 199906  
花過の星座はやくも組み直す 中原道夫 銀化 199906  
花過ぎてひたひたと老迫りくる 能村登四郎 芒種 199911  
花過ぎの三日目の雨いさぎよし 能村登四郎 200005  
花過の川ひたすらとなりゐたり 岡本眸 200006  
鶏のおどろきまなこ花過ぎぬ 鈴木節子 200007  
花過の躓くごとく病みにけり 岡本眸 200008  
花過ぎて梢艶めける桜かな 能村登四郎 200105  
花過ぎの里の真昼を郵便車 鳴海清美 遊び蔓 200105  
花過ぎの路地にのら猫伏して死す 松村美智子 あを 200105  
花過ぎの喪服たてつづけに着たる 小浜史都女 百鳥 200107  
花過ぎの地蔵の瞼重くなる 山荘慶子 あを 200107  
花過ぎの水辺静もる目の薬師 田中矢水 遠嶺 200107  
花過ぎの能楽堂に熟寝せり 高橋とも子 200107  
花過ぎのごく単純なまばたき 坂本敏子 京鹿子 200108  
花過ぎて梢艶めける桜かな 能村登四郎 羽化 200110  
花過ぎの地を彩れりさくら草 阿部ひろし 酸漿 200205  
花過ぎて結ひ目の固き積荷かな 能村研三 200206  
花過ぎの安らぎもまた忌に適ふ 山田弘子 円虹 200206 4/8鎌倉虚子忌に参詣
花過ぎのきしりておはるオルゴール 丸山分水 200206  
花過のやたら大きな鼈甲飴 岡本眸 200206  
花過といふ曖昧を病むごとく 岡本眸 200206  
花過ぎの羅漢に心解きにけり 宮倉浅子 遠嶺 200207  
花過の折目正しき夜が来る 木内憲子 200207  
花過ぎの宿に湯殿を使ふ音 武井良平 ホトトギス 200209  
雨がちに雨がちに花過ぎんとす 山田弘子 草の蝉 200305  
花過ぎの子に後れたる女院陵 斉藤由美子 ぐろっけ 200305  
花過ぎのひつそりと絵馬焚かれけり 藤原照子 余韻 200403  
花過の更けて机上の白つばき 岡本眸 200405  
花過ぎの樹下臈たけてゐたりける 加藤みき 200407  
花過ぎの流るるとなき運河かな 加藤富美子 200407  
花過ぎの能勢に吹く風突きにけり 高橋芳子 火星 200408  
覗きぐせつく花過ぎの死亡欄 伊藤白潮 200506  
花過ぎの空へ心をひらく木々 宮津昭彦 200506  
花過ぎのフルーツの園風ばかり 守屋井蛙 酸漿 200607  
花過の雲しろじろと匂ひたつ 藪長傳 200707

 

2008年5月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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