作品
作者
掲載誌
掲載年月
白梅や石松墓碑は三代目 間島あきら 風土 202002
白梅の先んじて咲き紅遅れ 大橋晄 雨月 202003
公園の紅梅白梅相和して 大橋晄 雨月 202003
白梅や男結びの四目垣 岡野里子 末黒野 202005
白梅の古木枝張り武家屋敷 黒滝志麻子 末黒野 202005
白梅にただよふごとき蛾眉の月 藤岡紫水 京鹿子 202005
白梅や渡辺畢山最期の地 村手雅子 202005
白梅や蔀戸閉ぢて行者堂 延川五十昭 六花 202005
白梅や背すじ伸びたる人と会ふ 藤田美耶子 202005
白梅や貨車動き出す夜の駅 竹中一花 202005
白梅に月の明るさかかりをり 白石正躬 やぶれ傘 202005
紅梅は白梅ありてこそ咲ける 嶋田一歩 ホトトギス 202005
白梅の目立ちしことにはじまりし 嶋田一歩 ホトトギス 202005
白梅の枝垂れ灯影の花頭窓 森清堯 末黒野 202005
白梅や創刊知らぬ人ばかり 森清信子 末黒野 202005
門を守る紅白梅の二幹かな 石黒興平 末黒野 202006
白梅や社家に目立たぬ暮し向き 井尻妙子 京鹿子 202006
白梅や一直線の男坂 根岸善行 風土 202006
白梅の香るや男坂女坂 大山夏子 202009
白梅の見頃の会となりしこと 稲畑汀子 ホトトギス 202101
白梅に紅梅に庭人行き来 稲畑汀子 ホトトギス 202102
白梅の蕊の長さといふ矜持 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
紅梅は溶け白梅は日を弾く 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
白梅の蒼き香りの満つる園 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
かの姫もこの白梅に凭れしよ 山田六甲 六花 202103
白梅と櫻の枝と高圧線 丑久保勲 やぶれ傘 202105
白梅と紅梅の香をブレンドす 高橋将夫 202105
白梅の香りにめざむ籠り人 藤田美耶子 202105
白梅はひかりの花となりにけり 府川昭子 春燈 202105
晴れわたる微動だもなき白梅の空 伊藤希眸 京鹿子 202105
白梅や月はおほきな暈を被て 内藤静 風土 202105
白梅や急降下する鳶の風 奥田茶々 風土 202105
白梅や小枝総じて天を向き 大庭美智代 末黒野 202105
晴れ渡る空へ白梅吸はれゐて 鈴木英雄 末黒野 202105
白梅のひらきそめたる宮居かな 鈴木千恵子 末黒野 202105
白梅の凛と香の立つ成満会 柴ア英子 202105
明け染めて香り眩しき白梅の 中川のぼる 202105
指揮者気取りの禽白梅の枝移り 楠本和弘 202105
白加賀といふ白梅の匂ひ立つ 浅嶋肇 やぶれ傘 202105
白梅や筵の狭き祖父もゐて 木下圭子 ホトトギス 202106
白梅のたましひ浮遊する日暮 村上葉子 202106
住宅地図紅梅白梅落しこむ 山中志津子 京鹿子 202106
紅梅のあと白梅に目を洗ふ 志方章子 六花 202106
白梅のかをりの魔法二楽章 安田優歌 京鹿子 202107
緋梅白梅枝垂れて寺の華やげる 畑田久美子 202110
緋梅白梅四阿によき風の来て 相川健 202110
白梅や庭師黙々もくもくと 稲畑廣太郎 ホトトギス 202202
白梅のなかの紅梅いたましき 井上菜摘子 京鹿子 202203
白梅紅梅ばんねんのとちゆうなり 井上菜摘子 京鹿子 202203
白梅の開花ワクチン接種の日 谷口摩耶 202204
白梅春雨や窓をあけると春の風 佐藤竹僊 あを 202204
白梅はまだ紅梅は三分ほど 須賀敏子 あを 202204
白梅や散歩の仮の目的地 篠田大佳 あを 202204
白梅に触れ来し風の絵馬鳴らす 小川玉泉 薫風 202205
白梅や孤独の庭は銀世界 伊藤希眸 京鹿子 202205
白梅に凭る未だに父母を手離せず 井尻妙子 京鹿子 202205
長屋門入るや白梅五六輪 菅野日出子 末黒野 202205
白梅や遥かに遠く白き富士 今村千年 末黒野 202205
白梅や逢ひたき母の浮びたる 小林友子 末黒野 202205
白梅の白の輝よふ利休の忌 中村洋子 風土 202205
白梅の蕊をゆたかにひらきけり 六車佳奈 風土 202205
白梅の仄かに紅きくもり空 高橋まき子 風土 202206
白梅の満ちし古里父ひとり 山田健太 風土 202206
納骨の済み白梅のほつほつと 佐藤あさ子 202206
白梅を透かして空の深きこと 井上つぐみ 202206
歩を止める白梅の香や散歩道 岩佐英子 京鹿子 202207
白梅の香り遺りしその辺り 井千鶴子 ホトトギス 202207
白梅の散りくる空のうすにごり 白石正躬 やぶれ傘 202208
白梅に紅梅紛る二三輪 畑田久美子 202210
白梅やたたみて返す車椅子 大西乃子 202212
白梅やしべ高々の翁ぶり 沼田巴字 京鹿子 202301
白梅に羽音も白く染め上がる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202302
白梅→1

 

2023年2月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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