作品
作者
掲載誌
掲載年月
羊羹の闇しんなりと梅白し 山田六甲 六花 201404
大空の果ては漆黒梅白し 有松洋子 201405
師の葬に集ふ一門梅白し 武政礼子 雨月 201405
西方は大将軍の梅白し 豊田都峰 京鹿子 201406
秀頼の会見の記や梅白し 橋添やよひ 風土 201406
黙祷にはじまる句会梅白し 大石よし子 雨月 201406
一幹のちからと対峙梅白し 千田敬 201504
曳猿の空を見てゐる梅白し 宇都宮敦子 201505
禅院の七施の教へ梅白し 岡淑子 雨月 201505
定命を尽して白寿梅白し 岡淑子 雨月 201505
分校は今幼稚園梅白し 國保八江 やぶれ傘 201506
梅白し妻の机に世界地図 生田作 風土 201506
鴎外を拾ひ読みして梅白し 鴨下昭 201506
梅白し武力行使と実母散 鴨下昭 201506
梅白し病ひと付合ふ者同志 野中圭子 京鹿子 201507
梅白し鏡花旧居はビルの影 名和政代 万象 201512
ぽつぽつと夜半に語らう梅白し 遠野あきこ 船団 201512
曇天に近づくほどに梅白し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201602
楢桂欅従へ梅白し 稲畑廣太郎 ホトトギス 201602
妹は妹のまま梅白し 小嶋洋子 201605
梅白し湯立神事の湯の袖に 小林共代 風土 201605
梅白し考の日記の素顔かな 松山潤子 京鹿子 201605
大空の果ては漆黒梅白し 有松洋子 201608
心経に多き無と空梅白し 菅澤陽子 春燈 201704
上り来て残る数段梅白し 坂場章子 201705
王陵の谷そちこちの梅白し 安部和子 雨月 201706
わが齢母に重ねて梅白し 笹村政子 六花 201805
祥月の巡る速さに梅白し 大内幸子 六花 201905
尋常に生くる事のみ梅白し 村上美智子 雨月 201905
梅白しいつしか亡母傍らに 大山夏子 201905
この雨に香を失ひし梅白し 稲畑汀子 ホトトギス 202002
此の所異常気象に梅白く 大内幸子 六花 202005
雲流る川面に垂れる梅白し 谷口一献 六花 202005
まだ籠るいつまで籠る梅白し 小倉征子 202104
青天の日の香あつめて梅白し 亀卦川菊枝 末黒野 202105
賽銭の乾いた音や梅白し 神山市実 やぶれ傘 202206
一匹は漢の美称梅白し 田岡千章 202212
梅白し →1      

 

23/02/12 制作

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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