落花 2    98句

城を出し落花一片いまもとぶ    山口誓子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
罪びとにひときは落花降りしきる 渡辺知美 銀化 200107  
満腔に落花浴びけりバガボンド 村上瑪論 銀化 200107  
湖国より来て名城の落花浴ぶ 小澤克己 遠嶺 200107  
寂光を放ちて今日の落花かな 若生まりあ 遠嶺 200107  
噴水の光りては落花吹き上ぐる 木内憲子 200107  
宮中は落花のほかに塵もなし 長谷川登美 ぐろっけ 200107  
落花舞ふ御所の築地の内外に 石神芳枝 ぐろっけ 200107  
余花落花まらうどの魂ただよふか 岡部名保子 馬酔木 200108  
一片の落花耳うちしてゆけり 片山煕子 京鹿子 200108  
この空の果より来たる落花とも 稲畑廣太郎 ホトトギス 200109  
浴びるとは吉野の落花なればこそ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200109  
落花をさまれば青空仰ぎけり 田中祥子 ホトトギス 200109  
一片の落花に果のなかりけり 坊城俊樹 ホトトギス 200109  
海峡を越えて行きたる落花かな 坊城俊樹 ホトトギス 200109  
道に敷く落花舞ひ立ち山車巡る 山陰石楠 200110  
一晩の落花きくちさよこかな 本村弘一 船団 200202  
磯の香を運び落花を託す風 稲畑廣太郎 ホトトギス 200203  
終の色極め落花の始まりぬ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200204  
枝撓むより崩れ初む落花かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 200204  
一片の誘ふ落花に山動く 稲畑汀子 ホトトギス 200204  
つもりたる落花踏まねば磴ゆけず 田中藤穂 あを 200204  
わがこころのせし落花の海へ飛ぶ 鷹羽狩行 200205  
たてがみの迷宮に入る落花かな 中原道夫 銀化 200205  
いや果しの落花こそ欲し胸の辺に 高沢昌江 ぐろっけ 200205  
両の目をつむり落花をあびゐたり 小野喬樹 馬醉木 200206  
落花払ひ鳩と共遊するベンチ 丸山佳子 京鹿子 200206  
つむじ風立ちて落花の舞ひにけり 長谷川守可 百鳥 200206  
抱卵の鶏に落花の二三片 鈴木恭子 200206  
落花浴び心やさしくなつてゐし 塩川雄三 築港 200206 天保山
飛鳥にて飛鳥の落花浴びてをり 塩川雄三 築港 200206 飛鳥
大量の落花吐き出す天の奥 塩川雄三 築港 200206  
先輩とよばれ落花を掃いてゐる 土肥屯蕪里 雲の峰 200206  
夙川の駅降りてより落花浴ぶ 立脇操 雲の峰 200206  
舞ひ収むごとくひらりと落花地に 宮津昭彦 200206  
まだあると思へぬ梢より落花 黒川悦子 円虹 200206  
夕暮の法鼓に落花しきりなる 柳沢杏 酸漿 200206  
落花浴ぶ人に少しく離りては 熊岡俊子 雨月 200206  
展望台へ吹き上げらるる落花かな 高垣和惠 雨月 200206  
陵守の紺の制服落花浴ぶ 吉田百合子 春耕 200206  
突風に落花きりきり舞をして 熊口三兄子 ぐろっけ 200206  
風の出て落花韋駄天走りかな 冨岡新太郎 200207  
ペン・ケースに落花一片海道忌 沼田巴字 京鹿子 200207  
てのひらに積る落花を浴びて立つ 磯野たか 風土 200207  
職を辞す落花の舞の軽さかな 島崎晃 遠嶺 200207  
潮騒のただ中にある落花かな 堀本祐子 遠嶺 200207  
宅急便の荷台に落花五六片 宮みさお 百鳥 200207  
闇へ散る落花が闇を濃くしたる 木暮陶句郎 円虹 200207  
漣に落花の遊行せかさるる 寺仙啓子 円虹 200207  
日輪へ吹かれしよりの落花かな 加藤あけみ 円虹 200207  
谷越ゆる落花の彼方如意輪寺 吉永とほる 円虹 200207  
湖に出づ八幡堀の落花かな 大堀鶴侶 雨月 200207  
華やげる落花にありし愁ひかな 綿谷美那 雨月 200207  
鐘ひびく雨にはりつく落花かな 綿谷美那 雨月 200207  
開きたる窓より落花惜しみなく 吉田眞弓 雨月 200207  
地下タンク地上は落花敷きつめて 坂口三保子 ぐろっけ 200207  
修道院石畳の上落花舞ひ 坂口三保子 ぐろっけ 200207  
白蝶のただ舞ふ落花より穢れ 坊城俊樹 ホトトギス 200208  
浄めたる掌にうけとめし落花かな 堀本祐子 遠嶺 200208  
落花しきりにわが袖にふれたがる 岩岡中正 ホトトギス 200209  
大空を故郷としたる落花かな 岩岡中正 ホトトギス 200209  
次の風落花をふみて待ちにけり 塙告冬 ホトトギス 200209  
加はりしけふの落花も舞ひにけり 塙告冬 ホトトギス 200209  
視野奪ふ落花の渦と聞けば尚 辻口八重子 ホトトギス 200209  
ひたすらに落花し落花してをりし 嶋田一歩 ホトトギス 200209  
落花してまた芳純の香りかな 三宅句生 馬醉木 200211  
顔上ぐる鯉また落花まみれなる 辻口静夫 ホトトギス 200211  
潦落花うかべて動きをり 高浜年尾 円虹 200212  
心ならずもはじまりし落花かな 稲畑汀子 ホトトギス 200303  
遺さるる者もこゑなく落花かな 橋本榮治 馬醉木 200304  
水底の落花見てゐる喪の帰り 橋本榮治 馬醉木 200304  
風の修羅落花するもの耐へるもの 稲畑廣太郎 ホトトギス 200304  
散りそめの落花にありてしづこころ 大橋敦子 雨月 200305  
瞑目に落花曼陀羅浴びむかな 大橋敦子 雨月 200305  
水滲みの落花透きゐて果てゆくか 大橋敦子 雨月 200305  
暁の色まだととのはず落花かな 水野恒彦 200306  
後生楽せんと落花の谷あそび 伊藤白潮 200306  
落花運ぶ水となりけり神田川 小黒加支 酸漿 200306  
吹きおろす飛花舞ひあがる落花かな 宮津昭彦 200306  
仲悪しき夫婦落花を掃きゐたり 佐野美智 200306  
夫の忌の僧との唱和落花浴ぶ 佐原由紀子 200306  
総身に落花浴びますマリア像 仲尾弥栄子 雲の峯 200306  
百の礎登る落花を浴びながら 加藤サヨ子 築港 200306  
葉に命委ね落花の頻りなる 川浪広子 築港 200306  
落花浴ぶ桑名城址に佇んで 樋口美津子 築港 200306  
本堂の厨子に落花のまぎれ込む 森田久枝 築港 200306  
手梳きせる白髪に落花二三片 丸井巴水 京鹿子 200306  
落花一片誓子の詠みし情これ 中井久子 雨月 200306  
奥谷の落花は風をのりつぎて 高橋淑子 馬醉木 200307  
踏み迷ふ落花の谷の南朝址 安達加寿子 200307  
みづぶねに筧のはこび来し落花 八染藍子 200307  
篝火の火の粉がさそふ落花かな 八染藍子 200307  
水鏡揺らさずにのる落花かな 西宮舞 200307  
朝風を伝へそめたる落花かな 山田弘子 円虹 200307  
中空に落花の道の現れし 山田弘子 円虹 200307  
落花浴ぶすなはち双手挙げにけり 山田弘子 円虹 200307  
満を持し落花始まる昼下り 黒川悦子 円虹 200307  
うたかたの又あたらしき落花かな 田中子 円虹 200307  
如意輪寺までの谷みち落花踏む 片山喜久子 雨月 200307 落花 3→

 

2014年4月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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