初 花 2    15句

初花に命七十五年ほど   芭蕉

  彼岸桜  糸桜   しだれ桜  枝垂桜  山桜  朝桜  花疲れ

花守  花の雲  花影   花の影  余花  残花  花の塵  花過ぎ

花屑・花の屑  花篝  初桜  花筵  花衣

作品
作者
掲載誌
掲載年月
初花や梢に光の小さく爆ず 湯川雅 ホトトギス 202008
枝仰ぎては初花を待つ人等 安原葉 ホトトギス 202009
初花や一直線に飛行雲 岡村尚子 202010
初花の上枝に鴉のとまりゐて 佐藤恭子 あを 202010
初花の下枝に猫の集まりて 佐藤恭子 あを 202010
初花に一人気付きて皆気付く 小川龍雄 ホトトギス 202011
初花に雲退いてゆく速さ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202103
初花に人疎らなる古刹かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202103
初花やフレイル痛のまだ癒えぬ 長崎桂子 あを 202105
初花に文の書き出しポンと出づ 赤堀美恵子 風土 202106
初花の増えゆく刻を共に居て 水田むつみ ホトトギス 202108
初花となりゆく幹の気迫かな 岩村惠子 ホトトギス 202109
初花の空あたらしき朝かな 池乗恵美子 やぶれ傘 202207
初花や函嶺未だ醒めやらず 石川東児 202209
賑はへる初花やしき我鬼忌かな 赤座典子 あを 202209
初花 →1

2023年4月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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