春の雨 3     103句

膳先に雀なく也春の雨   一茶

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨 さみだれ 菜種梅雨 

半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨 秋雨 秋時雨 秋霖 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨

  青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
春の雨知らせてくれし猫を拭く 芝尚子 あを 200705  
命名の墨色匂ふ春の雨 秋岡朝子 200705  
春の雨祇園に郵便受けあらず 丸山照子 火星 200706  
春の雨古文書にある道を行く 保田英太郎 風土 200706  
美しき畝あがりたり春の雨 加藤みき 200706  
偃松にひかる雪あり春の雨 瀧春一 200706  
春の雨耳朶くれなゐに文楽座 山田美恵子 火星 200707  
水の輪のやがて音して春の雨 掛井広通 200707  
草を食む馬の睫に春の雨 田中久仁子 万象 200708  
春の雨高千穂峡の深くあり 菊地惠子 酸漿 200710  
上るとも見えて明暗春の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200803  
類焼の芥を洗ふ春の雨 ことり 六花 200803  
酒蔵の端然とあり春の雨 坪内稔典 坪内稔典句集U 200804  
吹き荒れて中途半端な春の雨 椿和枝 200805  
予報より早く降る晩春の雨 稲畑汀子 ホトトギス 200805  
一歩出で掌にうく春の雨 垣岡暎子 火星 200806  
宇治橋の真一文字や春の雨 布村松景 春燈 200806  
樹は鳥をふところにして春の雨 東良子 遠嶺 200807  
明るさを窓に見てをり春の雨 松尾緑富 ホトトギス 200807  
仰ぎ見る阿弥陀三尊春の雨 与川やよい 遠嶺 200808  
春の雨相変はらずの掲示板 倉持梨恵 200808  
極楽も地獄も見えず春の雨 瀧青佳 ホトトギス 200810  
鈍色の霧を起こして春の雨 ことり 六花 200903  
かつしかに勅願寺趾春の雨 井上信子 200904  
一膳の炊き立てご飯春の雨 森理和 あを 200904  
塩辛き海を濡らして春の雨 中山純子 火星 200904  
春の雨烈しき姿ときに見す 鎌倉喜久恵 あを 200904  
そば湯注ぐ朱き湯桶や春の雨 小石珠子 春燈 200905  
まだ浅き夢のつづきの春の雨 安居正浩 200905  
家桜三十八歳春の雨 東亜未 あを 200905  
幹に浮く迷彩模様春の雨 成田美代 200905  
止みしかと思えばまた降る春の雨 舩越美喜 春燈 200905  
春の雨椎と樫とが隣り合ふ 東亜未 あを 200905  
茶房よりガムランの音や春の雨 藤井美晴 やぶれ傘 200905  
濡れしもの皆けぶりたつ春の雨 廣瀬雅男 やぶれ傘 200905  
本降りとなりて暮ゆく春の雨 吉沢陽子 200905  
しんがりに木戸開けてあり春の雨 飯塚ゑ子 火星 200906  
まだ遊びたき小鳥に春の雨やさし 菊地瑩子 春燈 200906  
一力の盛塩くづす春の雨 島貫寿恵子 雨月 200906  
花街の上七軒や春の雨 松田和子 200906  
枯山水の松の鱗に春の雨 岡和絵 火星 200906  
菜園の小松菜映ゆる春の雨 阿部文子 酸漿 200906  
坂多き音羽の墓や春の雨 竹内美穂 炎環 200906  
子規庵の敷居のくぼみ春の雨 武田漣 炎環 200906  
春の雨乾きはじめの道がすき 佐藤喜孝 あを 200906  
春の雨大樹の下の検診車 加藤峰子 200906  
春の雨独りのときを万華鏡 島貫寿恵子 雨月 200906  
新聞の切り抜き並べ春の雨 小峯千枝子 遠嶺 200906  
庭石の濡れてをりけり春の雨 藤原さちよ 酸漿 200906  
半分に削る文章春の雨 柿沼盟子 風土 200906  
万燈の流れ出でたる春の雨 鈴木梨枝子 炎環 200906  
しこ草に力ありけり春の雨 吉田晴子 200907  
見えずとも木立に音の春の雨 島崎久美子 酸漿 200907  
春の雨ひとりに点す絵蝋燭 望月晴美 200907  
水の輪を数へて気づく春の雨 筒井八重子 六花 200907  
病床の一日長し春の雨 高倉恵美子 200907  
玉砂利の狭庭ととのふ春の雨 岩上利一 200908  
春の雨バスストップのセニョリータ 佐土井智津子 ホトトギス 200908  
献灯は花柳小菊春の雨 小俣剛哉 雨月 201001  
ふと季節あともどりして春の雨 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
東京へ持ち来しやうな春の雨 稲畑汀子 ホトトギス 201002  
芸者屋の軒下借りぬ春の雨 滝沢伊代次 万象 201003  
練習船迎ふる春の雨の中 山田六甲 六花 201004  
マラソンの迫る足音春の雨 阪本哲弘 201005  
返し文口説くなりたる春の雨 吉弘恭子 あを 201003  
敷き石の窪みの春の雨溜めて 大島英昭 やぶれ傘 201005  
薮かげの一村こめて春の雨 豊田都峰 京鹿子 201005  
春の雨哲学かんの時空ゆく 佐田昭子 ぐろっけ 201005  
町佗びし近衛銀座に春の雨 伊東和子 201006 左京区
朽ち果てし一村旧家春の雨 山田智子 201006 奄美大島
上場株儚き引け値春の雨 北村香朗 京鹿子 201006  
おとし蓋踊らす火あり春の雨 鈴木順子 京鹿子 201006  
知遇得し日数を思ふ春の雨 木村傘休 春燈 201006  
グランドを一羽の鷺に春の雨 堀川多恵子 風土 201006  
じっくりと煮込むひと日や春の雨 本多正子 雨月 201006  
薬大の門の回廊春の雨 佐田昭子 ぐろっけ 201006  
防人の相聞の碑や春の雨 壁谷猪一 201006  
水玉の模様の通る春の雨 加藤兵四郎 201006  
白鷺の恋のきざしや春の雨 関まさを 酸漿 201006  
春の雨吸ひ上げる樹に耳当てる 東亜未 あを 201005  
爪跡が襖にのこる春の雨 吉弘恭子 あを 201005  
晩鐘のいつか止みをり春の雨 佐藤喜孝 あを 201006  
山川の懐深し春の雨 山田佳乃 ホトトギス 201007  
木曽五木わけても春の雨の中 竪山道助 風土 201007  
切株の年輪にほふ春の雨 久世孝雄 やぶれ傘 201007  
観音の半眼潤む春の雨 吉沢陽子 201007  
賤ヶ岳けぶりて春の雨しとど 大橋晄 雨月 201007  
春の雨あがりしあとの土竜塚 丑久保勲 やぶれ傘 201008  
直哉旧居名残の井戸や春の雨 宮川みね子 風土 201105  
空中にいろんな物質春の雨 篠田純子 あを 201105  
ひとしきり春の雨ふる夜の紅茶 國保八江 やぶれ傘 201106  
里宮の手水あふるる春の雨 杉浦典子 火星 201106  
とりどりの雨傘の色春の雨 羽賀恭子 201106  
利休鼠にけむる江ノ島春の雨 江木紀子 雨月 201106  
子仏に傘を貸したし春の雨 伊東和子 201107  
野に山に色をふやして春の雨 小倉正穂 末黒野 201107  
姉の憶ひ胸にじはりと春の雨 山田をがたま 京鹿子 201107  
川沿ひは暮れなんとして春の雨 白石正躬 やぶれ傘 201107  
大地震や倒れし墓へ春の雨 山口千代子 万象 201107  
永平寺授戒会偲び春の雨 落合由季女 雨月 201108  
出土仏の目鼻なだらか春の雨 岸本久栄 雨月 201108  
春の雨京の町家の犬矢来 渡邊孝彦 やぶれ傘 201110  
春の雨上りしばかり着陸す 稻畑汀子 ホトトギス 201202 春の雨→ 4

 

2020年3月11日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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