さみだれ       40句

さみだれや仏の花を捨に出る    蕪村

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨

さみだれ 菜種梅雨 半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨

秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨  青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
止みさうに降りさみだれの上りけり 稲畑汀子 ホトトギス 199907
モップを立ててさみだれの非常口 仲村青彦 199909
さみだれや鶏の瞼のむらさきに 近藤喜子 200209
さみだれや静脈の青ざめてゆく 平田倫子 百鳥 200210
虚子館のさみだれ萩に降り立ちし 今井千鶴子 ホトトギス 200212
市松の目の濡るるほどさみだれぬ 朝妻力 雲の峯 200307
さみだれに潮の差し来る汽水域 米倉よしお 雲の峯 200308
降り出してさみだれ傘の街となる 稲畑汀子 ホトトギス 200406
さみだれやとなりに語尾の上る人 竹内弘子 あを 200406
また潜むものさみだれの切通 豊田都峰 京鹿子 200407
さみだれや馬穴の水の凭れ合ふ 宇都宮滴水 京鹿子 200407
さみだれて火種を欲れる自在鉤 託正夫 200408
さみだれの水琴窟を傘の内 関田実香 200409
五月雨に濡れさみだれと気づかざる 持永真理子 ホトトギス 200410
さみだれて百万石の濠の水 中村重雄 百鳥 200410
さみだれの降りみ降らずみ頭の痛し 長崎桂子 あを 200409
さみだれを旅のはづみに最上川 堀内一郎 あを 200506
はしり咲くさみだれ萩や開山忌 小池槙女 火星 200509
宮の園のさみだれ萩を先づは愛で 近藤豊子 雨月 200509
さみだれにうたるる草のほととぎす 瀧春一 菜園 200509
湖を出づる川音高しさみだれて 松村富子 200608
さみだれてテレホンカード余したる 富沢敏子 200608
さみだれの近江八幡碁盤割 中島節子 春燈 200609
さみだれてをり昼となく夜となく 保田晃 ホトトギス 200702
さみだれの粒立ちてくる検温中 井上信子 200809
野の仏さみだれ萩に埋もれをり 須賀允子 万象 201010
さみだれ傘みな働きに行く人よ 井上信子 201108
鎌倉や軒いっぱいにさみだれる こうのこうき ろんど 201009
さみだれや朱肉のにじむ回覧板 日下部亞こ ろんど 201208
さみだれや尊顔若き芭蕉像 北崎展江 くりから 201209
さみだれの真只中の誕生日 今井千鶴子 ホトトギス 201210
さみだれに沈みてあらむ吉野山 今井千鶴子 ホトトギス 201211
さみだれを恵みの雨と婚の宴 高橋道子 201410
さみだれに竹生島かすみて過ぎにけり 藤生不二男 六花 201410
麻沙子忌を明日にさみだれ桔梗咲く 竹内喜代子 雨月 201411
さみだれも利久鼠か城ケ島 木村ふく 馬醉木 201507
笠脱ぐや日焼の旗のさみだれて 山田六甲 六花 201507
さみだれやひとりあそびの母のへや 宮崎洋 春燈 201612
さみだれや女ひとりの京の旅 橘本くに彦 ホトトギス 201910
さみだれの田は活着を急ぎをり 南うみを 風土 202007
さみだれの水輪かさなる代田かな 藤生不二男 六花 202010
さみだれやあの約束をうやむやに 小張志げ 春燈 202107

 

2022年6月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

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