青時雨       138句

青時雨もくりもくりと熊走る   齊藤るか   獐

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨 さみだれ 菜種梅雨 

半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨  青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
青時雨心とからだ湿らせて 熊谷みどり いろり 199906  
玄室へ石のきざはし青しぐれ 木下仁司 199908  
青時雨足折れ烏今朝は見ず 大井邦子 ぐろっけ 199909  
青梅を落すにあびる青時雨 平かつえ 199910  
祝ぎの灯のどこかが揺れて青しぐれ 上田希実 遠嶺 199911  
彩着けて骨壺を焼く青時雨 田中藤穂 水瓶座 200002  
青しぐれ男湯を洩る木挽唄 田中藤穂 水瓶座 200002  
反抗期まだ序の口よ青時雨 谷泰子 ぐろっけ 200002  
われに来て遊ぶか河太郎青しぐれ 三神あすか ヒッポ千番地 200005  
参拝の傘に鳴りたる青時雨 岡本明美 俳句通信 200008  
人恋ひの犬のひとみや青時雨 穴澤光江 遠嶺 200009  
ビニールの傘を揺るがす青時雨 葉月ひさ子 船団 200011  
濡れ縁に後姿の青時雨 品川鈴子 船出 200104 浜離宮
佇みて待てり離宮の青時雨 品川鈴子 船出 200104  
回廊のかほなきひとや青時雨 小堀寛 京鹿子 200107  
猿は人人は猿なり青しぐれ 小堀寛 京鹿子 200107  
句碑読むや音一陣の青時雨 宮津昭彦 200108  
青しぐれ汀女の墓の手水鉢 川端実 遠嶺 200110  
青時雨低く重なる葬の傘 斉藤由美子 ぐろっけ 200206  
青時雨ときをり雀こぼしけり 杉浦典子 火星 200207  
ゆさゆさとペリカン歩く青しぐれ 飯塚ゑ子 火星 200207  
青しぐれ播磨灘から赤黄男くる 山田六甲 六花 200207  
文楽のはねて浪速の青しぐれ 山下佳子 馬醉木 200209  
お地蔵をすつぽり濡らす青時雨 田口俊子 200209  
城跡へつづく小道や青時雨 樋口多嬉子 雲の峰 200209  
青時雨縄解けそうな丸木橋 小阪律子 ぐろっけ 200209  
御陵までみちはかのろし青時雨 川野喜代子 雲の峰 200210  
青時雨草食む子馬濡れゐたり 阿部悦子 酸漿 200211  
開眼の句碑にいただく青時雨 能村研三 200307 林先生句碑
青時雨まだ間に合ふか種を蒔く 須賀敏子 あを 200307  
四阿に二派の吟行青時雨 品川鈴子 ぐろっけ 200307  
せつかれて香華を手向く青時雨 伊藤白潮 200308  
弥生土器なべて接ぎあり青時雨 米倉よしお 雲の峯 200308  
山門へ石敷長し青時雨 岡本明美 雲の峯 200308  
築山に走り根あらは青時雨 品川鈴子 ぐろっけ 200308  
青時雨少しやさしくなつてをり 加賀富美江 遠嶺 200309  
真向ひに浅間山広がる青時雨 山下美絵子 遠嶺 200309  
いきいきと巫女を汚して青時雨 今瀬剛一 対岸 200309  
助継は貞私の石工青しぐれ 角直指 京鹿子 200309  
ブラウスの肩に浴びたる青時雨 志水千代子 雲の峰 200407  
梗塞の解けゆくを待つ青時雨 左官治郎 200407  
あきらかに鴉も母娘青時雨 数長藤代 200408  
太閤の石の碁盤に青時雨 辰巳陽子 雲の峰 200408  
十歩にも足りぬ小橋や青時雨 渡辺周子 雲の峰 200408  
並び立つ幹すこやかに青時雨 西宮舞 200409  
取材記者ずぶ濡れで来る青時雨 品川鈴子 ぐろっけ 200409  
本棚がわたしの錨青しぐれ 木戸渥子 京鹿子 200410  
青時雨一心に泣く嬰の口 斉藤利枝子 対岸 200502  
天罰は甘受するもの青時雨 徳永辰雄 春燈 200509  
青時雨分水嶺と標あり 町田昇 百鳥 200509  
伝へ古るかくれの里の青しぐれ 角直指 京鹿子 200509  
訪ねれば一つ家にして青時雨 鎌倉喜久恵 あを 200607  
上社より下社に諏訪の青しぐれ 秋葉雅治 200608  
ほつほつと豆噛む音の青時雨 佐渡谷秀一 春燈 200608  
藤田嗣治の細き描線青時雨 篠原幸子 春燈 200608  
妹や生れ故郷は青時雨 須賀敏子 あを 200608  
療養の窓に樹海の青しぐれ 吉永寿美子 四葩 200609  
にほどりと刻を一つに青時雨 木内憲子 200609  
青しぐれ神仏在さぬ福址村 品川鈴子 ぐろっけ 200706  
水晶の念珠曇らす青時雨 佐藤山人 200708  
青時雨加賀の米屋に通し庭 西口鶴子 遠嶺 200708  
ふいに父のポマードの香や青時雨 小嶋洋子 200708  
浮島に悲話の祠や青しぐれ 森一枝 八千草 200708  
青しぐれ遠くとほくの波の音 鎌倉喜久恵 あを 200708  
青時雨硯に受けて俳画なす 上田敬 遠嶺 200709  
葛城の修験の谿や青時雨 佐々木新 春燈 200709  
知る人のみまかり続く青時雨 西郷利子 200709  
癒えるまでゆきつもどりつ青時雨 岡野峯代 ぐろっけ 200710  
死は掘りし穴のごとしや青しぐれ 小澤克己 遠嶺 200808  
愛聴のカルテット散る青時雨 馬場宏一 春燈 200808  
青時雨自動ピアノがショパン弾く 次井義泰 200809  
特急で往きて復りて青時雨 椿和枝 200809  
青時雨眉引き少しぼかしけり 田村葉 炎環 200809  
青時雨払ひつ辿る天上寺 平川倫子 ぐろっけ 200809  
姿なきもののいたづら青時雨 西宮舞 200810  
青時雨形見の三味の音締めかな 金澤明子 200810  
僧兵の駈けし荒磴青しぐれ 青山悠 200811  
青時雨若き文士の眠る寺 山崎ゆき子 炎環 200907  
青時雨椅子にかくれし詩の手帳 加藤美代子 炎環 200907  
青時雨街の明るくなつてきし 植村公女 炎環 200907  
かにかくに犀川けぶり青しぐれ 伊藤敬子 200907  
豆腐屋へ近道すれば青時雨 亀田やす子 万象 200908  
青時雨むかしサロンの虫籠窓 高松由利子 火星 200908  
青時雨盛つきりでやるコツプ酒 小堀寛 京鹿子 200908  
その昔に翁宿りし青しぐれ 伊藤敬子 200908  
駈け寄りて相傘となる青時雨 田中芳夫 200909  
青時雨お持ち帰りのカレーかな 奥村こちび 炎環 200909  
青時雨白鷺いつも一本脚 舩越美喜 京鹿子 200909  
陵を訪ねし佐渡の青時雨 大西裕 酸漿 200910  
青時雨止めば俄に動く森 竹下昭子 ぐろっけ 201008  
青しぐれ地蔵の赤き涎掛 川崎光一郎 京鹿子 201009  
青しぐれ李白墓前に詩を吟ず 中山皓雪 201009  
網越しに子規の球場青時雨 後藤那生 ろんど 201010  
学園に迷ひてしとど青時雨 品川鈴子 ぐろっけ 201106  
父を知るひとに遇ひけり青時雨 山田暢子 風土 201107  
石仏と共に濡れゐて青時雨 市村健夫 馬醉木 201108  
走者には孤高の坂や青時雨 能村研三 201108 箱根
青時雨まだこれからの人の葬 菅谷たけし 201108  
前垂れの地蔵に我に青時雨 西村節子 火星 201108  
青しぐれ回転ドアに背を押され 松本三千夫 末黒野 201108  
苔厚き箱根旧道青しぐれ 佐藤晴子 万象 201109  
古書店へなに買ふでなし青時雨 菅野日出子 末黒野 201109  
實銭箱附属寄付箱青しぐれ 吉田克美 ろんど 201110  
木場堀は風の抜け道青時雨 鈴木良戈 201208  
青時雨風の匂ひの観世音 吉澤恵美子 春燈 201208  
青時雨光りつつ髪濡らしゆく 川上久美 ろんど 201208  
双塔は山のふところ青時雨 原田達夫 201209  
青時雨小走りといふほどのこと 風間史子 201210  
太平記ゆかりの笠置青しぐれ 藤田かもめ ぐろっけ 201211  
泣き止まぬ嬰を見守れり青しぐれ 谷口俊郎 201307  
医王寺に武士の道聴く青時雨 門間としゑ 末黒野 201310  
奥祖谷の襞の深さに青しぐれ 和田照海 京鹿子 201312  
飛雲閣へ案内の僧や青時雨 坂上香菜 201409 西本願寺・国宝
暗闇にイコンを拝す青時雨 横川良子 万象 201409  
縁側の猫の熟寝や青時雨 河合とき 末黒野 201410  
町中の流れ速まる青時雨 長崎桂子 あを 201508  
洗はれて看板鮮明青時雨 長崎桂子 あを 201508  
青時雨草木新し美術館 長崎桂子 あを 201508  
図書館をいでて打たれり青時雨 白石正躬 やぶれ傘 201509  
青時雨馬留め残る関所跡 岡野里子 末黒野 201509  
噴煙の止まぬ箱根や青時雨 福田禎子 末黒野 201509  
青時雨手刀切りて甲矢抜けり 石崎和夫 201510  
しののめの石のくぼみに青しぐれ 本多俊子 201510  
卒塔婆の肩のさびしき青時雨 和田幸江 春燈 201510  
下総や渡し待つ間の青しぐれ 中澤弘 春燈 201607  
くねらせて魚に串刺す青しぐれ 中田みなみ 201607  
青時雨たれかうしろに居るやうな 田中藤穂 あを 201608  
青時雨墓石にうかぶ虹のいろ 古川京子 万象 201609  
気づかひの本音聞き出す青時雨 北川孝子 京鹿子 201609  
賽銭のひとりの音や青時雨 井上菜摘子 京鹿子 201609  
塔二つ見えて当麻の青時雨 吉田万喜子 雨月 201610  
ケーブルカー青時雨抜け頂上へ 神田惣介 京鹿子 201611  
青時雨戒壇院に天邪鬼 青木朋子 201612  
術後の眼ひらけば糸の青時雨 押田裕美子 201706  
胞衣塚の石におしめり青時雨 榎本秀治 201708  
日矢差すや項打ちたる青時雨 遠藤清子 末黒野 201709  
五色沼いろも鮮やか青時雨 藤波松山 京鹿子 201710  
百度踏む祈りの空に青時雨 竹中一花 201811  

 

2019年6月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。