半夏雨  70句

医通ひの片ふところ手半夏雨   大野林火   読本・歳時記

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨 さみだれ 菜種梅雨 

半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨

青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
半夏雨茶どころにして藪どころ 吉田島江 火星 199809  
半夏雨の雄心で切る傘雫 能村研三 199909  
不得手なる書類作りや半夏雨 中森百合子 199909  
船といふ容れ物が出る半夏雨 奥田節子 火星 200008  
鯉の吐く泥のいくばく半夏雨 岡崎るり子 銀化 200008  
ジーンズの青を濃くして半夏雨 藤井みち子 200009  
独学の庵鞘堂に半夏雨 市橋章子 ぐろっけ 200010  
眠らむと都発ちしが半夏雨 伊藤格 200109  
茫洋と屈斜路湖畔半夏雨 今井松子 遠嶺 200110  
屑籠の屑のつぶやく半夏雨 野口香葉 遠嶺 200209  
体温を猫とわかちて半夏雨 うまきいつこ 200210  
半夏雨貧乏ゆすりはじめたり 小田島成子 百鳥 200211  
ころころと蛙の讃歌半夏雨 長沼冨久子 馬醉木 200309  
蝋涙の固まる早さ半夏雨 風間史子 200310  
鮑の目どこにあるのか半夏雨 岩瀬満里子 草の花 200409  
山祇は石の祠や半夏雨 豊田都峰 京鹿子 200410  
マーロンブランドへ降るさよならの半夏雨 野村智恵子 八千草 200501  
半夏雨紅茶をまはす匙の音 菊地光子 200508  
土に棲むものにも恵み半夏雨 村越化石 200509  
気付かずに干物濡らす半夏雨 梅原美子 200509  
ももいろに透く耳朶濡らす半夏雨 荻野千枝 京鹿子 200510  
晴耕雨読の鎌の錆びつく半夏雨 井上あい 風土 200610  
百姓の恐るゝ半夏雨の来し 滝沢伊代次 万象 200707  
半夏雨こころのどこか軋みをり 後藤眞由美 春燈 200809  
子も夫も先に死なせし半夏雨 野澤あき 火星 200809  
コンサート余韻のなかの半夏雨 塩田京子 遠嶺 200811  
温血の人と握手す半夏雨 能村研三 200908  
病む人と時わかち合ふ半夏雨 長谷川歌子 春燈 200909  
半夏雨夢の中でも詩を作り 市ヶ谷洋子 馬醉木 200910  
聖堂の絵硝子濡らす半夏雨 宮木忠夫 200910  
五線譜にやがて広がり半夏雨 犬丸勝子 200911  
半夏雨山椒の実の青さあり 坂本幸子 酸漿 200911  
まつぶさな仕事をつんで半夏雨 能村研三 201008 井上ひさし氏
診療所けふは混みをり半夏雨 北尾章郎 201009  
下車駅の足湯に浸る半夏雨 片野美代子 酸奬 201009  
叩きつつ雨戸を繰れり半夏雨 鈴木浩子 201010  
浄瑠璃の首の百態半夏雨 末田洋 201010  
幸せかと子に問ふ半夏雨の夜 小澤利子 201101  
半夏雨筒癖つきし表彰状 能村研三 201107  
半夏雨回覧板の窓より来 鴨下昭 201110  
神苑の池面を叩き半夏雨 杉山弥生 末黒野 201110  
廃校に地震の瓦礫や半夏雨 大村かし子 万象 201110  
半夏雨旅の小銭はかさばりし 能村研三 201208  
半夏雨骨壺すこし揺らしみる 大湾宗弘 万象 201208  
半夏雨正の字の芯何故曲がる あかさか鷹乃 ろんど 201310  
歩まねば膝さびゆけり半夏雨 溝内健乃 雨月 201310  
老い夫を少し過保護に半夏雨 西村操 雨月 201310  
出そびれしままに読書の半夏雨 中原敏雄 雨月 201410  
半夏雨通夜の香煙絶やさじと 山本漾子 雨月 201410  
師を悼む日々の無口に半夏雨 中原吟子 雨月 201410  
半夏雨帰路も近江路降りやまず 中原吟子 雨月 201410  
象の鼻もてあましゐる半夏雨 寺田すず江 明日葉 201505  
樹の匂ひ風の匂ひや半夏雨 犬塚李里子 201509  
別れ難き本もありけり半夏雨 加藤良子 春燈 201509  
半夏雨今月も載る追悼句 福島照子 京鹿子 201510  
二百字詰二枚の仕事半夏雨 山崎靖子 201510  
かにかくに祇園白川半夏雨 井田幸子 雨月 201510  
甘噛みをおぼゆる猫や半夏雨 小倉陶女 春燈 201609  
老犬の浅き眠りや半夏雨 森俊人 201610  
法華寺の紅さすほとけ半夏雨 桐山甫 201610  
読んでまた蔵ふ文なり半夏雨 山崎靖子 201610  
半夏雨バッグの中の万華鏡 浦川哲子 201612  
復元の土器見つめをり半夏雨 阪倉孝子 201709  
裏山の獣の匂ひ半夏雨 猿賀郁子 馬醉木 201709  
裏山の獣の匂ひ半夏雨 猿賀郁子 馬醉木 201709  
半夏雨浅間さまの花火ドン 岩藤礼子 やぶれ傘 201709  
瀬の音の転がり濁る半夏雨 米田紀子 201710  
半夏雨昼間につける書斎の灯 齊藤實 201808  
仏頭のごとき木の瘤半夏雨 菊地光子 201808  
五体いつもどこか痛みて半夏雨 田代民子 201812  

 

2018年7月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。