虎が雨       53句

女郎花つんと立けり虎が雨   一茶

雨の季語  

お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨

さみだれ 菜種梅雨 半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨

秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨 青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
六甲の空を傾け虎が雨 八木愁一郎 ぐろっけ 200008
「穴熊」にすり寄ると金虎が雨 金子野生 京鹿子 200208
虎が雨そつと泣きたい夜もあり 木根渕成子 遠嶺 200308
虎が雨孝と愛との板ばさみ 水島夜雨 京鹿子 200311
「飲食厳禁生花厳禁」虎が雨 中嶋陽子 風土 200409
亡きひとのメール削除す虎が雨 都留嘉男 八千草 200412
虎が雨網笠茸を置き去りに 岡本まち子 馬醉木 200508
戦略と云ふ言葉のはやる虎が雨 芝尚子 あを 200508
髭あをき医師に診らるる虎が雨 和田珠 栴檀 200509
虎が雨皿に満たして石河童 伊藤白潮 200607
大磯に季寄せを濡らす虎が雨 近藤幸三郎 風土 200608
胸の火を消してゆきたる虎が雨 高橋将夫 200608
虎が雨尼僧の裾を濡らしける 安達実生子 200609
高野切書き写しをり虎ヶ雨 中島陽華 200609
犬猫に美醜のありて虎が雨 浜明史 風土 200609
虎が雨肘鉄砲の弾さがす 木戸渥子 京鹿子 200609
語部の鬼気に迫るや虎が雨 三間菜々絵 遠嶺 200611
虎が雨石塊のせて海女の墓 塩由造 万象句集 200703
昔ドロップいま温暖化虎が雨 網野月を 200704
傘持たず来たるは不覚虎が雨 小川匠太郎 200707
虎が雨膝を這はせて畳拭く 小野寺節子 風土 200708
まだ知らぬ苦行訪れ虎が雨 大空純子 ぐろっけ 200710
仕事終へ家路に着きぬ虎が雨 稲畑汀子 ホトトギス 200806
虎が雨コーヒーのみの昼餉なり 後藤那生 ろんど 200908
シュレッダー紙の詰まりし袋虎が雨 林玲子 201007
睦まじき兄すでに亡き虎が雨 吉村摂護 201009
物部や蘇我や逝き廻る虎が雨 土居通子 ろんど 201009
空腹のうへの立腹虎が雨 能村研三 201108
紅の色変へてみやうか虎が雨 赤座典子 あを 201208
ながらへて病いとしむ虎が雨 寺村年明 春燈 201209
湘南の海の黒ずむ虎が雨 井手浩堂 万象 201209
虎が雨夜半に甍を濡らす音 木曽鈴子 ぐろっけ 201209
ピッケルの錆びて山恋ふ虎が雨 齋藤晴夫 春燈 201409
虎が雨林芙美子の旅鞄 平野みち代 201409
四阿に忍び音のごと虎が雨 安斎久英 末黒野 201510
大磯の寺二十箇所虎が雨 大内由紀 末黒野 201510
パーゴラに百の傘揺れ虎が雨 和田慈子 末黒野 201510
尼寺の廻廊昏し虎が雨 小林共代 風土 201609
故事多き地に泊つ真夜の虎が雨 千原叡子 ホトトギス 201612
虎が雨いくさ語りの薩摩枇杷 榎本秀治 201708
虎が雨勝ちが逃げゆくノーゲーム 荻布貢 201708
これよりは箱根へ三里虎が雨 持田信子 春燈 201709
鴫立庵の松過ぐる風虎が雨 佐俣まさを 春燈 201709
虎が雨あしたは楯になる予感 木戸渥子 京鹿子 201710
虎が雨端切れ糸くづ散らかして 升田ヤス子 六花 201809
大阪は都にはなるまい虎が雨 柳川晋 201909
虎が雨傘手にあれどそぼ濡れて 伴秋草 末黒野 201910
街角に讃美歌流れ虎が雨 滝口洋子 末黒野 201910
虎が雨涙は過去を濡らしゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202006
虎が雨歴史刻んでをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202006
これよりは永久の命や虎が雨 稲畑廣太郎 ホトトギス 202006
夜も更けて雨戸を叩く虎が雨 鈴木鳳来 春燈 202008
この石は虎の腰掛虎が雨 今泉忠芳 日輪馬車のタクト 202009

 

2021年6月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。