夕 立 4    110句

雲を吐く三十六峯夕立晴   鈴鹿野風呂

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨 さみだれ 菜種梅雨 

半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夕立をくぐりて吾子の帰宅せり 黒澤登美枝 200708  
騙されてをれば愉しき夕立かな 中村恭子 200708  
天地のあはひ夕立の駆け抜けり 鈴木久香 遠嶺 200708  
夕立の過ぎし匂ひの隅田川 三枝正子 万象 200708  
天心に雲のよぢれる夕立あと 山田六甲 六花 200708  
武蔵野のはづれ始まる大夕立 上原重一 200709  
夕立のきたかと閨の父の声 山田美恵子 火星 200709  
茎のもの根のもの刻む夕立かな 田村園子 200709  
一粒のあと大夕立となりにけり 根岸善行 風土 200709  
大夕立かぴたん部屋で遣り過ごす 荒井千佐代 200709 出島
大夕立隠す刑場供養塔 伊勢ただし ぐろっけ 200709  
夕立晴れ土の匂ひの甘かりき ことり 六花 200709  
鴟尾殊にすがし夕立の去りしあと 狭川青史 馬醉木 200710  
牛馬童子を驚かしたる夕立かな 野崎昭子 春燈 200710  
夕立や土の匂ひに浸りをり 佐藤洋子 200710  
夕立して鉄錆匂ふ操車場 近藤紀子 200710  
夕立来る鎌倉街道上の道 森田節子 風土 200710  
錦湯の煙突夕立上りけり 廣畑忠明 火星 200710  
夕立に庭師たちまち帰りけり 青木政江 酸漿 200710  
夕立の中に動かぬ駱駝の背 浦野裕司 酸漿 200710  
広重の夕立浮世絵はみ出せり 藤岡紫水 京鹿子 200710  
夕立雲出づると見るや降り猛り 奥村鷹尾 京鹿子 200710  
琴坂に適ひ真青の夕立かな 磯野しをり 雨月 200710  
言ひたきこと言ひてしまへば夕立晴 伊東恵美子 馬醉木 200710  
ポン菓子の爆ぜし直後の大夕立 泉田秋硯 200711  
跳ね跳ねて夕立の脚の直立す 岩垣子鹿 ホトトギス 200711  
休田の夕立見てをり多摩郡 井上信子 200711  
連山の麓で夕立終りけり 高倉恵美子 200711  
夕立に話の腰を折られけり 穐好須磨子 馬醉木 200711  
夕立の土匂はせて来りけり 大西まりゑ 酸漿 200711  
夕立の砂に吸はるる九十九里 若槻妙子 200712  
大夕立とて天界の一と雫 藤浦昭代 ホトトギス 200801  
一天の波打つて大夕立かな 岩岡中正 ホトトギス 200801  
赤道の小蝶群れ舞ふ夕立あと 市ヶ谷洋子 馬醉木 200807  
夕立に濡れることなく着きし宿 稲畑汀子 ホトトギス 200807  
窓伝ふ雫ジグザグ大夕立 中島玉五郎 200807  
前例を崩すもちから夕立風 能村研三 200807  
野立傘椅子ごと倒す夕立かな 山田六甲 六花 200807  
夕立に目覚めてはたと本を閉じ 鎌倉喜久恵 あを 200807  
威猛高なる夕立のつのるまゝ 伊藤白潮 200808  
伊東屋の便箋えらぶ夕立かな 吉田かずや 春燈 200808  
夕立の前ぶれ鯉のよく動く 宮崎すみ 神々の交信 200808  
夕立中列を乱さぬ障害児 増田大 春燈 200809  
夕立後飛び石を避け人を避け 武田美雪 六花 200809  
遠きむかしの日色と思ふ夕立あと 岡本高明 船団 200809  
夕立来て更に親密初デート 宮田香 200810  
稽古終へ空を仰げり初夕立 松村光典 やぶれ傘 200809  
赤子生る大夕立の過ぎし後 八代冨二子 遠嶺 200810  
早送りしてゐるやうに夕立来る 本橋葉月 遠嶺 200810  
夕立来て切子に音の吸はれゆく 黒澤登美枝 200810  
潔く浴びて帰れり大夕立 森岡正作 200810  
開け放しの港食堂大夕立 丹間美智子 炎環 200810  
波音の迫り来るごと大夕立 藤原冬人 火星 200810  
夕立きて宝湯の声華やげり 高橋芳子 火星 200810  
杉山を鳥の引きゆく夕立かな 高橋芳子 火星 200810  
湖暗く昭和新山より夕立 栗山恵子 雨月 200810  
アーケードにあわて駆け込む大夕立 前川干恵子 雨月 200810  
沛然と夕立の舗道匂ひ立ち 水谷靖 雨月 200810  
夕立や南天の花散りに散り 稲次登美子 雨月 200810  
夕立の大聖堂を洗ひ過ぐ 阿部悦子 酸漿 200810  
五ぺージのために雑誌を買ふ夕立 田村園子 200810  
人生の脚本書けず夕立来る 加藤克 200811  
夕立やきのふのことは忘れたり 三井つう 炎環 200811  
閑かなり夕立後の街灯り 堤陽子 遠嶺 200811  
夕立晴記紀の宮居の檜皮の香 金森教子 雨月 200811  
夕立に子等喚声と駆もどる 木原今女 ぐろっけ 200811  
夕立風笹はらひつつ芭蕉句碑 中村紘 ぐろっけ 200811  
いささかの邪念うすらぐ夕立きて 宇垣みきえ 200811  
比叡山えいさんを傾け京の夕立かな 柿沼盟子 風土 200811  
夕立や素っぽんぽんの子ら跳ねる 田中良弘 200809  
機音の響き来る路地夕立あと 石川等 200812  
大夕立ディサービスに不安顔 杉野原弘幸 200812  
夕立のあと吹く風となりにけり 大崎紀夫 やぶれ傘 200810  
夕立を雀ら高く低く行く 藤井美晴 やぶれ傘 200810  
六甲の荒ぶる川となる夕立 唐鎌光太郎 ぐろっけ 200812  
夕立の銀座路地裏走り抜け 松本アイ ぐろっけ 200812  
夕立を待てぬ水遣りはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
夕立雲ビル街覆ひはじめけり 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
東京の空片寄せて夕立雲 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
竜巻の予報も加へ夕立かな 稲畑汀子 ホトトギス 200907  
夕立を斜にかまへて北斎画 遠藤実 あを 200907  
水やりの手間省けたる夕立かな 安本恵子 200908  
上流の夕立下流の色となる 稲畑汀子 ホトトギス 200908  
夕立に動きだしたる風車小屋 品川鈴子 ぐろっけ 200908  
天狗杉辺りに夕立あるらしき 定梶じょう あを 200908  
下校の児夕立の矢を抜け来たる 横田初美 春燈 200909  
ひとつ灯の愛染明王大夕立 山尾玉藻 火星 200909  
夕立して駅の高さに余呉湖かな 深澤鱶 火星 200909  
湿原に夕立近づく匂ひあり 藤原冬人 火星 200909  
夕立や唐三彩の馬嘶く 木村茂登子 あを 200909  
峡五軒大夕立にかき消され 松岡和子 200910  
大夕立水嵩を増す千曲川 増田一代 200910  
篠突くといふいさぎよき夕立かな 鷹羽狩行 200910 「篠」二十五周年を祝して
黒船の浮びし浦曲夕立過ぐ 市ヶ谷洋子 馬醉木 200910  
夕立や呼鈴つよく漢来る 石田阿畏子 馬醉木 200910  
夕立あと単線電車の火花かな 浜口高子 火星 200910  
眼前に岩峰現るる夕立晴 大坪景章 万象 200910  
夕立や女の傘の小さくて 沖倉好秋 酸漿 200910  
夕立に洗はれてをり坂の町 前島佐喜子 炎環 200910  
夕立や上書きされてゆく記憶 新井みゆき 炎環 200910  
高床の屋根に激しき夕立かな 山田和夫 200910  
大夕立水無川を怒らしむ 泉田秋硯 200911  
夕立のうしろに迫る下山かな 桜三奈子 200911  
夕立に消されわたしのマニフェスト 神田小夜子 ろんど 200911  
夕立を見に出て少し濡れてみる 有元洋剛 200911  
横樋の破れ溢るる夕立かな 能勢栄子 200912  
夕立に白鷺は巣へ隠れけり 伊藤靖彦 200912  
駅過ぐる貨物列車や秋夕立 渡邊孝彦 やぶれ傘 200912  
庭石を一足跳びの夕立かな 吉田希望 201007  
夕立雲代継ぐ舟屋櫛庇せり 水原春郎 馬醉木 201007 夕立→ 5

 

2019年7月18日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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