夕 立 3          121句

光堂かの森にあり銀夕立    山口青邨

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨 さみだれ 菜種梅雨 

半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
夕立を抜けて着陸態勢に
稲畑汀子
ホトトギス
200407
夕立の過ぎゆく風の渡りけり
稲畑汀子
ホトトギス
200407
夕立が橋まで進み止まりけり
滝沢伊代次
万象
200407
鉄板を鉄板色に夕立くる
寺門丈明
あを
200408
花柄のシャツ夕立の来たりけり
福井隆子
対岸
200408
夕立の二階へ上る素足かな
神蔵器
風土
200409
絵タイルの魚が逃げ出す大夕立
三浦てる
風土
200409
夕立雲露店たたみて荷の小さき
三遊亭金遊
百鳥
200409
大夕立蝶ネクタイの銅像に
藤森万里子
百鳥
200409
夕立にぶつきらぼうの某でゐる
鈴鹿仁
京鹿子
200409
夕立は筑後平野の向側
須佐薫子
帆船
200409
夕立のあと円陣を組みなほす
大野里詩
帆船
200409
夕立が迫つて来たり地曳網
中野あきを
築港
200409
夕立や思ひ出となる地曳網
中野あきを
築港
200409
夕立の洗ひし寺を拝みけり
河西みつる
草の花
200409
夕立や演歌一曲唄ふうち
西面和子
200410
夕立を楯に二人のティータイム
藤見佳楠子
200410
身を寄する石屋の地蔵大夕立
尾辻のり子
河鹿
200410
夕立の追い掛けてきて追い抜かず
木村みかん
200410
塩もみのま青に夕立来たりけり
栗栖恵通子
200410
ナプキンが卓に林立夕立あと
山尾玉藻
火星
200410
広重の斜めの夕立浴びてみたし
工藤進
200410
町ぢゆうの物干竿に夕立かな
定梶じょう
あを
200410
沖つ波潮路くらめて夕立雲
有島夛美
河鹿
200411
夕立来て地に雨脚のトーダンス
辰巳比呂史
200411
一時間七十ミリの夕立かな
稲岡長
ホトトギス
200411
夕立の只中に降り無人駅
太田文萠
200411
夕立の鬼押出の中にをり
西澤ひで子
遠嶺
200411
夕立の音立ち上る竹林
林敬子
酸漿
200411
夕立のたちまち道を流しをり
秋千晴
200411
分水嶺大夕立の中にあり
堀正男
春燈
200411
夕立の予報違へて日暮れけり
小柳順子
帆船
200411
大夕立山の表情一変す
中島知恵子
雨月
200411
一日の遊びの果の夕立かな
竹内喜代子
雨月
200411
種の浜へ海を上り来大夕立
間島あきら
風土
200411
杉山を斜め切りして大夕立
中村碧泉
ぐろっけ
200411
夕立浴び襞くつきりと島の嶺
石神洋行
河鹿
200412
夕立の過ぎし夜空に風渡る
肥後重夫
ホトトギス
200412
三食をきちんと秋の夕立かな
中山純子
万象
200412
夕立が駆け込んで来る古本屋
川口襄
遠嶺
200412
夕立に八足逃げし露の網
吉田多美
京鹿子
200412
夕立来る職員二人の出張所
沖増修治
百鳥
200412
街暗転夕立の撥ねる大舞台
竹内方乃
ぐろっけ
200412
仁右衛門島夕立太平洋夕立
原田暹
百鳥
200501
夕立あと杏仁豆腐よく滑り
斉藤利枝子
対岸
200502
佃島ほどの小さき夕立かな
成瀬櫻桃子
春燈
200504
目前に迫りくるもの夕立雲
稲畑汀子
ホトトギス
200507
講演の九十分の夕立かな
稲畑汀子
ホトトギス
200507
大夕立ありしと知らず着きにけり
稲畑汀子
ホトトギス
200507
夕立の来さうな空と見つつ来し
稲畑汀子
ホトトギス
200507
夕立雲より吹き下ろす山の風
稲畑汀子
ホトトギス
200507
夕立やたしかめてみる外回り
芝宮須磨子
あを
200507
ビル一つ伸びゆく先の夕立雲
稲畑廣太郎
ホトトギス
200508
夕立に街頭の人早送り
寺門丈明
あを
200508
夕立に早瀬の音の高まれる
堀田綾子
築港
200509
夕立雲波打ち際の風の音
早水秀久
河鹿
200510
夕立のあがりて町のこざっぱり
北川キヨ子
200510
南座へ妻の正装大夕立
杉本重雄
200510
夕立のすぎたる桶に糠足しぬ
加藤君子
火星
200510
さばさばとお江戸へ戻る夕立晴
金子輝
春燈
200510
悼・杉浦日向子
透明の傘に夕立の脚を見る
大坪景章
万象
200510
囲の中に竦む蜘蛛をり大夕立
菊地惠子
酸漿
200510
東山よりの夕立に鉾の立つ
武久昭子
風土
200510
遠嶺より倍速で来る大夕立
木原紀幸
河鹿
200510
夕立にジェット機の音かき消され
川口弘子
築港
200510
夕立の追ひかけてくる交叉点
青山悠
200510
トタン屋根奏でて夕立はじまりぬ
吉田裕志
200511
夕立に沸き立ちてをり心字池
伊藤トキノ
200511
リュック躍る夕立しぶきの坂の道
高梨美佐子
遠嶺
200511
愛知博夕立明りの森ゴンドラ
水野範子
ぐろっけ
200511
新しき靴の痛さに大夕立
林美智
ぐろっけ
200511
大夕立思ひを明日に残すまじ
芝宮須磨子
あを
200511
瀧のごと落つる雨音夕立来て
中元英雄
河鹿
200512
自転車を馳せ夕立を逃げおほす
田所洋子
雨月
200512
夕立に濡れて行くなら蛙とび
高木晶子
京鹿子
200512
百円傘売れに売れたる夕立かな
中島英子
八千草
200512
夕立や峠下りれば止んでゐし
滝沢伊代次
万象
200606
大夕立都心を白く彩れり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200607
大夕立新宿副都心縮む
稲畑廣太郎
ホトトギス
200607
夕立前尾燈がつなぐ湾岸路
能村研三
200607
夕立も天与の運よ男どち
齊藤實
200608
ソムリエのコルク飛ばしぬ夕立晴
河崎尚子
火星
200609
夕立の前触れだけとなりにけり
関根洋子
風土
200609
夕立の端に飯島晴子かな
和田あきを
風土
200609
停電のありし昔よ大夕立
木暮剛平
万象
200609
だんだんと空が尖る夕立前
大川ゆかり
200609
夕立の後の迎火焚きにけり
坂本幸子
酸漿
200609
夕立の勢ひのままに答へけり
高倉和子
200609
止り木の腓返りや夕立あと
生方義紹
春燈
200610
あつけなき夕立でありしバナナ売
廣畑忠明
火星
200610
黒猫の胸に紋章夕立風
伊藤早苗
200610
夕立雲対向車線濡れてをり
代田幸子
200610
大夕立来水牛の身じろがず
山本喜朗
雨月
200610
用のなき店に夕立すぎるまで
足利徹
ぐろっけ
200610
立ち読みの占い本や夕立来る
藤本章子
200611
夕立に雲水経列みだれざり
吉田多美
京鹿子
200611
夕立にわだかまり解け一つ傘
吉田多美
京鹿子
200611
往還に跳ね返りゐる夕立かな
稲岡長
ホトトギス
200611
一粒を零すやどつと山夕立
原稲岡長
ホトトギス
200611
夕立の音に奈良漬買ひにけり
大山文子
火星
200611
煮焦がしの匂ひこもれり大夕立
向井芳子
春燈
200611
大仏の青々とあり夕立あと
小山徳夫
遠嶺
200611
夕立来る海へと島の一本道
稲嶺法子
遠嶺
200611
夕立の向かうの空の焼けてをり
柿沼盟子
風土
200611
夕立の序の大粒を頬に受く
柴田久子
風土
200611
夕立過ぐ窓に花びら貼り付けて
秋千晴
200611
夕立のはじめの匂ひ人を待つ
あさなが捷
200611
街頭の人影はらふ夕立かな
山下青坡
200612
夕立も木立もオブジェ美術館
西山春文
200612
夕立の気配に帰心俄なり
荒木治代
ぐろっけ
200612
夕立の中に吐き出すひとりごと
前川明子
200701
寝返りを打つに痛みや夕立くる
苑実耶
200701
水打ちし後の夕立やさしかり
池崎るり子
六花
200704
筑紫野の夕立はあをし海を来る
野中亮介
馬醉木
200706
バス止める岬の馬や夕立雲
栗原完爾
春燈
200706
草原に散りし人呑み大夕立
稲畑汀子
ホトトギス
200707
夕立の待つてくれざることも山
稲畑汀子
ホトトギス
200707
ただ濡れてしまひしことも山夕立
稲畑汀子
ホトトギス
200707
見てをりし夕立はいさぎよかりけり
稲畑汀子
ホトトギス
200707
野を駆けて視界の失せし夕立かな
稲畑汀子
ホトトギス
200707
水槽の蛸の眼うごく夕立中
山尾玉藻
火星
200707

 

2019年7月17日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。