五月雨 4      31句

さみだれの空もとどろに時鳥なにをうしとか夜ただなくらむ 紀貫之

雨の季語  

お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨 五月雨

さみだれ 菜種梅雨 半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨 秋の雨

 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨  青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
嫌ひでも好きでもけふも五月雨るる 木村享史 ホトトギス 202001
句碑に寄す五月雨傘を傾げつつ 稲畑廣太郎 ホトトギス 202006
五月雨に滞在終へし帰路となる 稲畑汀子 ホトトギス 202006
打合せ済み五月雨の街に出る 稲畑汀子 ホトトギス 202006
五月雨や少し余裕を持つ外出 稲畑汀子 ホトトギス 202006
五月雨に濡れむと傘を忘れ来し 山田六甲 六花 202007
裏伊吹五月雨てゐる不破の関 山田六甲 六花 202007
物語紡ぐ五月雨恋の歌 田中信行 202009
五月雨や客待つ体の舫ひ舟 延川笙子 六花 202009
五月雨や寝癖の髪を指に解き 太田良一 末黒野 202009
五月雨や橋を渡れば江戸言葉 太田良一 末黒野 202009
五月雨の煙りてあをし平林寺 石塚清文 やぶれ傘 202009
五月雨の偲ぶ心をつのらせて 三村純也 ホトトギス 202011
本音とは五月雨傘を閉ぢてより 稲畑廣太郎 ホトトギス 202106
五月雨の風流毀す五月の雨 七郎衛門吉保 あを 202107
五月雨の音遠くなる夢の中 石橋みどり 202108
五月雨や線香烟る文殊堂 西村洋平 春燈 202108
五月雨や川にも今昔ものがたり 山中志津子 京鹿子 202109
ひとことも言はぬ別れや五月雨るる 小林清彦 末黒野 202109
五月雨や正雪紺屋の鉄格子 間島あきら 風土 202109
五月雨の音重きとき軽きとき 山下美典 ホトトギス 202112
ひとことも言はぬ別れや五月雨るる 小林清彦 末黒野 202204
咲くものに五月雨傘を傾けて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202206
五月雨やここまで天に嫌はれて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202207
五月雨に鳥語乱れてをりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202207
人声に押され五月雨橋渡る 山田六甲 六花 202207
五月雨や脚縺れゐる外宮かな 山田六甲 六花 202207
がうがうと堰のりこえて五月雨るる 河野智子 202208
五月雨蝶玻璃戸にひたと晴れを待つ 小林輝子 風土 202209
五月雨のさねさし相模坂数多 今村千年 末黒野 202209
五月雨や渓轟かす暴れ川 石井一石 京鹿子 202301
五月雨→ 1

 

2023年6月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。