秋 雨 2    23句

秋雨の瓦斯がとびつく燐寸かな   中村汀女   汀女句集

雨の季語  お降り 春の雨  春雨 春霖 春時雨 夏の雨

五月雨 さみだれ 菜種梅雨 半夏雨  夕立 喜雨 虎が雨

秋の雨 秋雨 秋時雨 冬の雨 初時雨 時雨  青時雨

青葉時雨

作品
作者
掲載誌
掲載年月
秋雨の音で目覚めるゴミ出す日 小山よる やぶれ傘 201911
秋雨や小売店みな消えし町 田中藤穂 あを 201912
秋雨やことば促す鳩時計 はしもと風里 201912
虚子像の厳と置かれて秋雨中 大橋晄 雨月 201912
暮の秋雨よ風よといふうちに 森なほ子 あを 202001
秋雨に万歳三唱ひびきをり 出口誠 六花 202001
秋雨や白文字太き兜太句碑 森清堯 末黒野 202001
晩節や秋雨に靴濡れはじむ 伊藤希眸 京鹿子 202001
街頭にけふも秋雨降りしきる 松村光典 やぶれ傘 202002
秋雨の砂に染みゆく早さかな 高倉和子 202003
秋雨に須磨の浦廻のたかぶり来 善野行 聖五月 202010
傘開くとき秋雨の音急に 今井肖子 ホトトギス 202011
秋雨の夜は山頭火繙いて 浜田久美子 六花 202101
秋雨と正對面に夜にめざめ 佐藤喜孝 あを 202104
秋雨に傘増えてゆくふえてゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110
秋雨にリズム刻みて刀鍛冶 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110
秋雨にふと虚子の声横川の忌 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110
秋雨の止むや草引く句読点 西村白杼 京鹿子 202112
秋雨の佗し鐘の音寒山寺 長谷川はまゆう 末黒野 202201
秋雨に溶け虹色の廃油かな 善野行 六花 202202
秋雨や苔むす庭の色深み 田中由紀子 末黒野 202212
秋雨や友の便りをそつと開け 佐藤まさ子 春燈 202301
思ひ立ち秋雨止まぬ旅を行く 増田裕司 やぶれ傘 202302
秋雨 →1      

 

2022年10月15日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。