紅葉 20     153句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
紅葉かすかに風をいただきぬ 笹村礼子 六花 201512  
カレーぐつぐつ初紅葉ぽつぽつ のざきまみこ 201512  
誰がために急かせる桜紅葉かな 雨宮桂子 風土 201512  
地図だけが頼りの道や櫨紅葉 秋月祐一 船団 201512  
木道のつなぎ目弾む草紅葉 中村洋子 風土 201512  
蔦紅葉古刹に隣る珈排館 中村洋子 風土 201512  
洛北や鷹峰三山紅葉映ゆ 門伝史会 風土 201512  
紅葉狩り大友桜にまみえたり 門伝史会 風土 201512 堅田大友桜公園
五大堂四方広ごりて夕紅葉 石井秀一 風土 201512  
照紅葉鞘払ふべし光堂 石井秀一 風土 201512  
三代の霊寺日照雨に濃紅葉 石井秀一 風土 201512  
崖紅葉映る紅葉に浮く紅葉 石井秀一 風土 201512 猊鼻渓
船頭の唄に手拍子峡紅葉 石井秀一 風土 201512  
黄葉紅葉はらりひらりと岩撫づる 石井秀一 風土 201512 立石寺
登りては堂登りては巌紅葉 石井秀一 風土 201512  
山寺や濁世を隔つ照紅葉 石井秀一 風土 201512  
最上川四十八滝紅葉酒 石井秀一 風土 201512  
ワーズワースの詩集にはさむ薄紅葉 津川かほる 風土 201512  
山門を入りて紅葉の国となり 中嶋陽子 風土 201512  
辿り着く精進ヶ滝初紅葉 鈴木庸子 風土 201512  
四方の紅葉わが持ち時間奪ひゆく 西川織子 馬醉木 201601  
妣に似し人見失ふ夕紅葉 野坂民子 馬醉木 201601  
紅葉狩燃える洛中洛外図 鈴鹿呂仁 京鹿子 201601  
ひとひらの紅葉いちまい月墓参 鈴鹿呂仁 京鹿子 201601  
せせらぎの一語一音紅葉山 鈴鹿呂仁 京鹿子 201601  
瑠璃光の零るきざはし紅葉寺 鈴鹿呂仁 京鹿子 201601  
総門の天に瑕なし照紅葉 鈴鹿呂仁 京鹿子 201601  
碧雲や寺紋の重み照紅葉 鈴鹿仁 京鹿子 201601  
紅葉寒ねむり足りない眠り猫 伊藤希眸 京鹿子 201601  
そののちも紅葉かつ散る文殊堂 岸本順子 京鹿子 201601  
山鳴動あらはを隠す黄葉紅葉 池永加代 京鹿子 201601  
梢より紅葉おりくる峡の里 野村鞆枝 京鹿子 201601  
山襞を染めて下りくる紅葉かな 野村鞆枝 京鹿子 201601  
紅葉は今年は遅しと榛名富士 東秋茄子 京鹿子 201601  
紅葉橋名ばかりの橋渡りけり 遠山みち子 201601  
初紅葉鳩追ふ幼児母が追ふ 山内洋光 201601  
櫨紅葉そこから海が見えるかい 上原重一 201601  
蔦紅葉石の柱をぎゆつと抱き 岡野ひろ子 201601  
ペン先に生れし一句紅葉宿 青野安佐子 201601  
湯中りに振り返り見る紅葉かな 高橋泰子 201601  
閉門を告ぐる魚板や夕紅葉 小川玉泉 末黒野 201601  
廃校や門に絡まる蔦紅葉 高橋明 末黒野 201601  
嬰の手のパッと開いた紅葉かな 大日向幸江 あを 201601  
一人行く雑木紅葉のしゃりちゃりしゃ 七郎衛門吉保 あを 201601  
今朝の窓絵画めきたり櫨紅葉 長崎桂子 あを 201601  
滑り台だけの公園薄紅葉 森理和 あを 201601  
草紅葉高速道の分離帯 廣瀬雅男 やぶれ傘 201601  
柵越えで投げる土器(かわらけ)初紅葉 丑久保勲 やぶれ傘 201601  
欲張れば紅葉疲れと京なれば 安藤久美子 やぶれ傘 201601  
紅葉狩ちりめんの袖ひるがへる 中島陽華 201601  
神域の蔦の紅葉やことのほか 近藤紀子 201601  
火の山の鎮魂に色づく紅葉 岩月優美子 201601  
桂川と識らずに越すや紅葉山 竹中一花 201601  
朝風にふるへる紅葉いのち愛し 有松洋子 201601  
天ぷらの紅葉食みつつ紅葉狩 江島照美 201601  
初紅葉大手門と差し掛る 前田美恵子 201601  
雨上り紅葉もみじの深山かな 安野眞澄 201601  
入相の鐘や大和の柿紅葉 柳橋繁子 201601  
沼に棲む龍はわが考夕紅葉 有松洋子 201601  
深々と一寺抱きて紅葉山 栗原完爾 春燈 201601  
この年の別れいくつや初紅葉 栗原完爾 春燈 201601  
山のこゑ海の光や寺紅葉 田嶋洋子 春燈 201601  
薄紅葉古式雅に蹴鞠の儀 川崎雅子 春燈 201601  
白樺の点在紅葉濃くしたり 中田みなみ 201601  
鉄塔の列が入りゆく紅葉山 柴田志津子 201601  
見上げたる橋も渡りて紅葉狩 岸洋子 201601  
外輪山ちぎれしままに紅葉せり 吉田葎 201601  
湯治場へ一本道や紅葉山 樋口みのぶ 201601  
紅葉粲々天海遺構の寺詣 赤岡茂子 春燈 201602  
紅葉明りの根本中堂菩提講 赤岡茂子 春燈 201602  
二の丸の空堀に散る紅葉かな 山崎刀水 春燈 201602  
牧牛の斑のきはやかや草紅葉 久布白文子 馬醉木 201602  
鳶上げて青空穿つ紅葉山 高村令子 風土 201602  
童謡も出て四五人の紅葉狩 高村令子 風土 201602  
一山に名の二つあり山紅葉 高橋まき子 風土 201602  
葛紅葉一糸火走る一揆塚 吉永すみれ 風土 201602  
「眠り猫」いろは紅葉の彩に覚め 伊藤希眸 京鹿子 201602  
淋しさのきはみ紅葉になりすます 直江裕子 京鹿子 201602  
情とはこんな水草紅葉草紅葉 直江裕子 京鹿子 201602  
舞ながら目前で一枚紅葉散り 水谷直子 京鹿子 201602  
夕紅葉日矢揺らしめて風去りぬ 上野紫泉 京鹿子 201602  
時が来て前座つとめる初紅葉 丹羽武正 京鹿子 201602  
九十九折紅葉山且つ紅葉山 竹内悦子 201602  
紅葉狩右京の山のさやさやと 竹中一花 201602  
古書市の立ちて紅葉の百万遍 竹中一花 201602  
紅葉して桜の幹は紫に 大坪景章 万象 201602  
湯煙にうすうす柞紅葉かな 田中道江 万象 201602  
晴れて昼黒き鳥居と柿紅葉 渡邊孝彦 やぶれ傘 201602  
車窓より手の届きさう蔦紅葉 有賀昌子 やぶれ傘 201602  
鼻歌でさくら紅葉の並木道 松村光典 やぶれ傘 201602  
山峡の紅葉がくれに川流れ 野口朝世 やぶれ傘 201602  
歩の揃ふ千葉の紅葉こんなもの 田部井幸枝 201602  
草紅葉まつただ中の合戦碑 甕秀麿 201602  
昼酒や隣家の紅葉借り申す 中島芳郎 201602  
朝の日の紅葉隠れに沼青む 荒木甫 201602  
睡蓮の浮き葉浮き葉に散紅葉 杉山瑞恵 雨月 201602  
太鼓橋渡り紅葉の中に入る 手島伸子 雨月 201602  
仇討の辻や緋色に散る紅葉 佐藤貞子 雨月 201602  
摩尼堂の舞台にかかる照紅葉 蒲田豊彦 雨月 201602  
正座して住職を待つ初紅葉 野畑さゆり 201602  
燃ゆるほど重き影ひく照紅葉 押田裕見子 201602  
紅葉谷見えて湯舟の女身かな 亀井紀子 201602  
散紅葉別れ話を切り出され 橋本知笑 201602  
外井戸の残るふる里柿紅葉 上川いつ子 201602  
千波湖を照らす紅葉や人の波 池田光子 201602  
紅葉も綺麗小雨も綺麗なり 黒澤登美枝 201602  
忌を修し別れ惜しむや紅葉晴れ 片山民子 201602  
夫あらば紅葉日和を旅すべし 岡野ひろ子 201602  
紅葉づるや滝離れても滝の音 松本三千夫 末黒野 201602  
紅葉散る上総久留里の天守閣 田中臥石 末黒野 201602  
一枝のみ紅葉を急ぐ大欅 森清堯 末黒野 201602  
峡谷へずり落ちさうや紅葉宿 斉藤マキ子 末黒野 201602  
とろり凪ぐ湖に影さす夕紅葉 西川みほ 末黒野 201602  
散紅葉大きく開く仁王の手 榎本佐智子 末黒野 201602  
膝つきて撫づる仏足散紅葉 榎本佐智子 末黒野 201602  
由布岳の裾模様染む柿紅葉 中谷未知 末黒野 201602  
柿紅葉物相飯(もつそうめし)の乗せてあり 田尻勝子 六花 201602  
いとほしき一葉となり蔦紅葉 菊谷潔 六花 201602  
好いたらしい風に散る気の紅葉かな 菊谷潔 六花 201602  
風になりたき旅人紅葉山 福田葉子 201602  
柿紅葉桜紅葉とつづく坂 田中藤穂 あを 201602  
駅前の足湯にひと息山紅葉 森里和 あを 201602  
雨重し駅へ逃れし紅葉狩 佐藤恭子 あを 201602  
紅葉かつ散るわが肩に吾が影に 山口順子 馬醉木 201603  
紅葉見る落ちて来さうな青空に 湖東紀子 ホトトギス 201603  
誰もこぬプルーベリーの紅葉どき 大久保白村 ホトトギス 201603  
夜は星の宿ともなりて紅葉狩 今橋眞理子 ホトトギス 201603  
神の指先より蔦の紅葉かな 岩町中正 ホトトギス 201603  
どことなく煌めいてゐて紅葉冷 和田華凛 ホトトギス 201603  
桂川から鴨川へ紅葉川 和田華凛 ホトトギス 201603  
ランチの椅子紅葉明かりの湖へ向き 柴崎英子 201603  
禁制の火の美しき紅葉狩 伊藤通明 201603  
紅葉山下り来て鎖骨すうすうす 井上菜摘子 京鹿子 201603  
蔦紅葉昔家具屋を彩りぬ 藤波松山 京鹿子 201603  
掠れたる「ふみきりちゆうい」草紅葉 金子正道 京鹿子 201603  
忘れじの山のどうだん紅葉かな 中島陽華 201603  
櫨紅葉白犬いよよ白きかな 近藤紀子 201603  
夕徐々に満天星紅葉きはだてり 荒井和昭 201603  
これやこの奈良の郡の紅葉鍋 小林共代 風土 201603  
紅葉散る塀を伝ひて海に出づ 中嶋陽子 風土 201603  
大玻璃の絵のやう苔に散紅葉 森清信子 末黒野 201603  
樹上より地に色移し散紅葉 山咲和雄 末黒野 201603  
天主より四囲見渡せり照紅葉 八城洋子 末黒野 201603  
紅葉茶屋団子ほほばる異国人 八城洋子 末黒野 201603  
太りたる鯉の背鰭に散紅葉 八城洋子 末黒野 201603  
丸太橋行きつ戻りつ紅葉川 楠本和弘 201603  
大寺の池の四隅を散紅葉 笹村政子 六花 201603  
紅葉かつ散る鳥影を目で追へば 渡邊孝彦 やぶれ傘 201604  
心字池終の紅葉を沈ませて 上野紫泉 京鹿子 201604  
車屋の稼ぎどきなる紅葉晴 志方章子 六花 201604  
城の屋根見ゆる紅葉の木立かな 志方章子 六花 201604  
二億年前の隆起や山紅葉 竹下陶子 ホトトギス 201605  
音もなく老いる水草紅葉かな 直江裕子 京鹿子 201605 紅葉 →1

2016年11月8日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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