柿紅葉     113句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
荒滝にひとひら散りし柿紅葉 山田六甲 六花 199911
柿紅葉句帖にはさみ波郷の忌 三浦みち子 200001
鬼の子となりてもよけれ柿紅葉 星野早苗 空のさえずる 200002
ほがらかを道に散らして柿紅葉 中原幸子 遠くの山 200010
柿紅葉つけっ放しに旅立ちぬ 佐渡美佐子 船団 200103
今落ちし柿紅葉又風の中 西塚成代 六花 200103
剃り残るひげに指やり柿紅葉 山田六甲 六花 200111
道とへば旅の人なり柿紅葉 塚村素代 いろり 200112
捨てるには惜しき色なる柿紅葉 森洋子 200201
柿紅葉敷きて茶菓子の三つばかり 横山迪子 六花 200201
柿紅葉焚かぬ囲炉裏に客招き 前田倫子 百鳥 200201
絢爛と死装束の柿紅葉 岸田爾子 200202
文机に寄れば窓透く柿紅葉 利根里志 円虹 200203
柿紅葉捨身の色香見せにけり 岸田爾子 200302
柿紅葉よく日の当たる墓であり 馬場順子 対岸 200401
拾ふ手に映ゆる一枚の柿紅葉 小浦遊月 酸漿 200401
柿紅葉「こども110番」の家 安藤浄子 ぐろっけ 200402
柿紅葉昔ながらの川に散り 三井孝子 六花 200403
遠き日の図画に一と葉の柿紅葉 浜崎勇 河鹿 200404
柿紅葉泣きたいほどの空の青 苑実耶 200404
感情の襞の起伏や柿紅葉 橘澄男 山景 200408
山門の乳鋲の破れや柿紅葉 高野美佐子 雲の峰 200501
町なかに實の残りをる柿紅葉 長崎桂子 あを 200501
結界の奧の奧なる柿紅葉 森山のりこ あを 200501
喜寿の膳皿に敷かれし柿紅葉 吉川澄子 築港 200501
山影のお由良屋敷や柿紅葉 九万田一海 河鹿 200503
園庭の毘沙門天や柿紅葉 赤池英津子 遠嶺 200503
落語家の旧居のあとや柿紅葉 大山夏子 200505
ぬれそぼつ柿紅葉顔ぬらしゆく 瀧春一 菜園 200509
伐採の後に育ちし柿紅葉 安部美和子 ぐろっけ 200601
今日生きるあかしの句なり柿紅葉 生方ふよう 200601
ピカソ観たしマチスも観たし柿紅葉 早崎泰江 あを 200601
入浴のある日に訪ね柿紅葉 物江昌子 六花 200602
倉の鍵いまは外され柿紅葉 遠野萌 200602
柿紅葉雲の往来の低からず 丸山冬鳳 京鹿子 200603
神棚のうすきほこりや柿紅葉 木村茂登子 あを 200603
柿紅葉貼りつく天の瑠璃深し 瀧春一 常念 200606
朝の日に色曼陀羅の柿紅葉 大坪景章 万象 200701
雨情居の硝子戸ゆがむ柿紅葉 鈴木朗月 万象 200702
柿紅葉芭蕉の杖の置きどころ 馬越幸子 ぐろっけ 200702
鈍色の空に残れる柿紅葉 延川笙子 六花 200702
柿紅葉虫の穴より見える空 延川笙子 六花 200702
柿紅葉鋤きしばかりの畑に散る 橋本貞二 酸漿 200712
柿紅葉一枚に置く塩むすび 林八重子 馬醉木 200801
柿紅葉土塀に掛けて長梯子 塩田博久 風土 200801
柿紅葉急に鼻声発しをり 久津見風牛 200802
柿紅葉雨に濡れしを拾ひけり 山村修 酸漿 200802
からうじて繋がつてをり柿紅葉 荒井和昭 200803
実の色に染まる伊丹の柿紅葉 朝妻力 雲の峰 200811
料亭の窓のクルーズ柿紅葉 岡田荘一 炎環 200812
絵手紙に添へるひと言柿紅葉 安本恵子 200901
柿紅葉素焼きの土管立ち並び 根橋宏次 やぶれ傘 200901
縁側にちよこんと母が柿紅葉 東亜未 あを 200901
清らかな柿紅葉書に挟まむと 大井彌雨 雨月 200902
柿紅葉最後の散りていよよ冷ゆ 筒井八重子 六花 200903
山の村一戸一戸の柿紅葉 滝沢伊代次 万象 200910
柿紅葉浮かびてゐたる露天風呂 滝沢伊代次 万象 200910
柿紅葉茶店に憩ひこごめ餅 石川かおり 200912
柿紅葉怒るとこわい猫もどる 安部里子 あを 200912
ままごとの高額紙幣柿紅葉 塩路隆子 201001
柿紅葉無傷といふは気のひける 服部早苗 201002
柿紅葉死ぬの生きるの言った頃 篠田純子 あを 201012
ひととせをこの庭に見て柿紅葉 鈴木幾子 酸漿 201012
旅果てに出迎へ喜々と柿紅葉 吉田晴子 201101
柿紅葉いちまいごとの彩の世に 鈴鹿仁 京鹿子 201101
里山の空また青し柿紅葉 梅田秀子 酸漿 201101
大皿の料理に添へし柿紅葉 飯田角子 酸漿 201102
柿もみぢ葉が穴だらけでも綺麗 竹内悦子 201202
柿紅葉父にはいつも母が居て あさなが捷 201202
窯元に人をいざなふ柿紅葉 岡田香緒里 やぶれ傘 201203
生きるとは彩ることや柿紅葉 木暮陶句郎 ホトトギス 201204
従姉妹みな遠きに老いぬ柿紅葉 酒井秀郎 返り花 201211
青空に映えてきらめく柿紅葉 山崎真義 201301
柿紅葉の銹朱夕日に透かせけり 山崎真義 201301
柿紅葉散り落つる葉もありにけり 森岡陽子 かさね 201301
柿紅葉秘仏の腰の括れかな 前川京子 201301
見事なり日毎彩増す柿もみぢ 山崎真義 201301
夕陽に溶けて父母なき柿紅葉 西村純太 201302
柿紅葉濡れて折敷の中にあり 鳳蛮華 201303
葉の反りをなだめて栞る柿紅葉 有本惠美子 ろんど 201401
柿紅葉表にかへし晩学す 豊田都峰 京鹿子 201401
水龍に守らるる蔵柿紅葉 小西和子 201401
石佛にほどよき翳り柿紅葉 有本南陵 ろんど 201401
雲若し大和國原柿紅葉 岩下芳子 201402
会席の椀に添へられ柿紅葉 桂敦子 201402
旅三日帰りし庭の柿紅葉 野村鞆枝 京鹿子 201402
雄鶏の蹴散らかしたる柿紅葉 柴田志津子 201403
柿紅葉鉢底穴に当てにけり 田尻勝子 六花 201501
鳩雀近くに鴉柿紅葉 きくちきみえ やぶれ傘 201501
用水はここより暗渠柿紅葉 渡邊孝彦 やぶれ傘 201502
山裾に溶岩めきて柿紅葉 栗原京子 201503
勝手にシンドバッド独唱柿紅葉 鈴木みのり 201503
柿紅葉夕日余さず受け止めて あさなが捷 201512
入相の鐘や大和の柿紅葉 柳橋繁子 201601
晴れて昼黒き鳥居と柿紅葉 渡邊孝彦 やぶれ傘 201602
外井戸の残るふる里柿紅葉 上川いつ子 201602
由布岳の裾模様染む柿紅葉 中谷未知 末黒野 201602
柿紅葉物相飯もつそうめしの乗せてあり 田尻勝子 六花 201602
柿紅葉桜紅葉とつづく坂 田中藤穂 あを 201602
竹ぼうき置けば降り初む柿紅葉 木村美翠 201701
柿紅葉影なす床の仏画拝す 中澤弘 春燈 201702
ひとひらの赤と黒なる柿紅葉 伊藤武文 末黒野 201702
井戸蓋にモザイクのごと柿紅葉 山下良江 万象 201802
落柿舎の天に撒かれし柿紅葉 谷口一献 六花 201902
柿紅葉実家に帰る仕度して 山旧邦彦 201904
柿紅葉地図から消える小学校 山田邦彦 201905
柿紅葉大事なことをさりげなく 蒲田豊彦 雨月 202001
柿紅葉頭垂れゐて動かざる 田尻勝子 六花 202002
焼魚の皿に添へられ柿紅葉 濱野新 やぶれ傘 202002
柿紅葉柿紅葉して父の空 雨村敏子 202003
柿紅葉脚立に朝の光さし 神山市実 やぶれ傘 202101
薄茶たて下がる女将や柿紅葉 農野憲一郎 春燈 202201
風のグリッサンド柿紅葉終章 平松うさぎ 202201
恍惚の時の非情や柿紅葉 中川のぼる 202202

 

2022年11月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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