照 葉     34句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
照葉峽十一ほどに姿かえ 高沢昌江 ぐろっけ 200102
滝あまたかけてもみぢの照葉峡 黒坂紫陽子 馬醉木 200212
照葉して越後駒岳尾根長し 須賀敏子 あを 200312
照葉して渓より水の音のあり 梅田秀子 酸漿 200402
昼の酒照葉のもとに醒ましをり 森理和 あを 200404
女子大通り照葉一枚拾ひけり 福井隆子 対岸 200501
照葉してダイアナの名にばら咲けり 角直指 京鹿子 200509
白砂壇日暮の照葉あかりかな 北川孝子 京鹿子 200603
曇り硝子銀杏の照葉十日まり 瀧春一 常念 200606
波頭尖つてきたる照葉かな 荒井千佐代 200611
梓川照葉の底にひびきをり 島崎久美子 酸漿 200701
弔ひのきのふもけふも照葉かな 荒井千佐代 200712
塵穴の松葉に照葉二三枚 東亜未 あを 200801
御柱照葉の下を渡りけり 島崎久美子 酸漿 200802
過ぎし日の校門今日もあり照葉 島青櫻 炎環 200901
後続の走者途切れし照葉かな 荒井千佐代 200101
大福を照葉にのせし笑まひかな 中野京子 201002
照葉煌々と翁の位かな 水野恒彦 201101
近道を抜け産土の冬照葉 吉田きみえ 末黒野 201103
舞ふために生まれてきたる照葉かな 柳川晋 201201
太陽に向いて表となる照葉 湯川雅 ホトトギス 201201
将校も照葉見しはず偕行社 三橋早苗 ぐろっけ 201203
観音経つづるごとくに照葉郷 野中亮介 馬醉木 201212
谷川へ幹ごと傾ぐ照葉かな 神谷さうび 末黒野 201302
照葉して背なの小暗き羅漢像 笹村政子 六花 201302
照葉紮げて秋へ入りゆく鉄梯子 柳本渓光 ろんど 201311
奥山の櫨の照葉に感無量 佐々木和子 201312
細き木のたゞ一枚の照葉かな 出口誠 六花 201402
床の間に一枝欲しき照葉かな 坂本依誌子 春燈 201501
登るごと末に照葉や箱根山 西川みほ 末黒野 201502
阿吽仏照葉の一寸づつ奥へ 上野紫泉 京鹿子 201503
青空に赤くこたへし照葉かな 出口誠 六花 201902
苑めぐる照葉あかりの茶屋の縁 前川美智子 末黒野 202001
行道や照葉の空に雲の道 竹中一花 202001
山の神迎へ照葉の極まれる 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110
妖しげな二人の会話照葉道 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110

 

2021年11月16日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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