紅葉 19     200句

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作者
掲載誌
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前書他
先先に同じ一行紅葉狩 斉藤裕子 あを 201501  
紅葉狩の人出の多しカレーの香 篠田純子 あを 201501  
紅葉の松姫峠バス一便 須賀敏子 あを 201501  
草紅葉道辺お弾き鏤める 長崎桂子 あを 201501  
吊橋に紅葉は深山新宿区 森理和 あを 201501  
三彩のコントラストや山紅葉 秦和子 201502  
武家屋敷の客間燦たり照紅葉 北尾章郎 201502  
石山の紅葉彩る源氏の間 笹井康夫 201502  
訪ぬれば紅葉舞ひけり一葉忌 西田史郎 201502  
道端に土管立ちをり蔦紅葉 渡邊孝彦 やぶれ傘 201502  
木々の性あらはに紅葉アラベスク 中本吉信 201502  
濃淡の紅葉色なす渓谷美 西垣順子 201502  
産土へ燃ゆる紅葉の影を踏む 松岡和子 201502  
此の辺り寝覚めの床よ紅葉散る 橋本靖子 201502  
前山の紅葉俄に迫り来る 杉本綾 201502  
楽堂を逃げた音符の紅葉す 田尻勝子 六花 201502  
シャンソンの漢且つ散る紅葉かな 園部早智子 ろんど 201502  
峰寺は紅葉しそめし頃ならん 安原葉 ホトトギス 201502  
我が庭は紅葉の山に劣らざり 原田たづゑ 春燈 201502  
紅葉枝をあぐ図書館の窓にふれ 出口貴美子 雨月 201502  
遠山に紅葉の色の朝の雨 狭川青史 馬醉木 201502  
朝紅葉はや写生子の坐りゐる 狭川青史 馬醉木 201502  
女院みち名残紅葉は色つくし 錫木妙子 馬醉木 201502  
塔旧りて紅葉は色を潜めたる 大橋晄 雨月 201502  
朝日子のあそぶ日溜り散紅葉 千田敬 201502  
渓渡る橋たかだかと薄紅葉 加藤富美子 201502  
急流へ競ふがに散る紅葉かな 竹内タカミ 201502  
倒木を搦め捕つたる蔦紅葉 森岡恵子 万象 201502  
紅葉泛く庭の灯明かり食前酒 相沢有理子 風土 201502  
一景の中に吾も居て紅葉映え 北村道子 京鹿子 201502  
ため池の落し蓋なり紅葉山 丸井巴水 京鹿子 201502  
照紅葉見上げ唱歌の揃ひけり 西村雪園 風土 201502  
紅葉もねねの道より高台寺 西村雪園 風土 201502  
紅葉寺地上に日の斑生まれけり 上辻蒼人 風土 201502  
透きとほる水の走りし紅葉谿 上辻蒼人 風土 201502  
紅葉散る哀史勝頼終焉地 雲所誠子 風土 201502  
二十分の頭部撮影蔦紅葉 井口ふみ緒 風土 201502  
訪ふたびに紅葉濃かりし博物館 杉浦典子 火星 201502  
陽を捉へ錦いや増す照紅葉 田中繁夫 末黒野 201502  
東山乳房のやうに紅葉して 今澤淑子 火星 201502  
外つ国の人と御薄や紅葉茶屋 波多野孝枝 末黒野 201502  
ひとつづつ橋に名のあり夕紅葉 亀井紀子 201502  
歩を刻む紅葉且つ散る男坂 中野久雄 末黒野 201502  
妹を置き去りにして草紅葉 吉田葎 201502  
極楽と言うて紅葉の露天風呂 押田裕見子 201502  
屋根よりも高く桜の夕紅葉 小川玉泉 末黒野 201502  
金輪際いろは紅葉の真紅なり 松本三千夫 末黒野 201502  
湖に渡す浮橋櫨紅葉 森清信子 末黒野 201502  
桜紅葉尻目に人生下り坂 鳳蛮華 201502  
将軍の手植ゑの大樹うす紅葉 及川照子 末黒野 201502  
うす紅葉朱色きはだつ多宝塔 原和三 末黒野 201502  
水面より紅葉の錦迫りくる 佐々木永子 末黒野 201502  
一枚を重ねたき日や紅葉狩 谷島弘康 末黒野 201502  
穂高岳朝日に染まり谷紅葉 田中繁夫 末黒野 201502  
盆栽も力の限り紅葉かな 佐野つたえ 風土 201502  
水音に添ふる紅葉や梅園碑 雲所誠子 風土 201502  
思惟仏の時空隈なく紅葉界 豊田都峰 京鹿子 201502  
紅葉月十夜法要札の立つ 佐野つたえ 風土 201502  
満天星の紅葉明かりに座禅組む 岩木茂 風土 201502  
城跡に奏づる琴や照紅葉 山田春生 万象 201502 伊賀上野城
紅葉散る青々綾子の師弟句碑 山田春生 万象 201502 芭蕉公園
石段は馬の歩幅よ初紅葉 沢辺たけし 万象 201502  
猿を追ふ花火谺す紅葉山 森和子 万象 201502  
紅葉茶屋水車は水を裏返す 久保東海司 201502  
紅葉散る一生に曲り角あまた 岩月優美子 201502  
どこまでも登りつめたる蔦紅葉 犬塚芳子 201502  
廃線の道へ手向けの濃紅葉 岡田桃子 201502  
紅葉且つ散り継ぐ中の美術館 岡淑子 雨月 201502  
蔦紅葉百年経北る異人館 堀井英子 雨月 201502  
蹲の水を染めつつ紅葉散る 服部珠子 雨月 201502  
母子像にひとしほ炎ゆる紅葉かな 出口貴美子 雨月 201502  
奇兵隊決起の寺や紅葉燃ゆ 川上恵子 雨月 201502  
修復の成りし金堂紅葉散る 森礼子 雨月 201502  
元勲の揮毫秘蔵す紅葉宿 川村欽子 雨月 201502  
ゴブラン織ほどかれつつや紅葉散る 高橋道子 201502  
紅葉かつ散る矯声を従へて 荒井和昭 201502  
放哉の島の海見て紅葉見て 酒井靖子 ろんど 201502  
雷雲古(らいうんこ)てふ銘石や紅葉晴 園部早智子 ろんど 201502  
草紅葉結界となし火山噴く 神戸京子 ろんど 201502  
晩翠忌栞にしたき薄紅葉 土屋草子 ろんど 201502  
木洩れ日やグラデーションの紅葉散る 吉田宏之 201502  
夕日さす三井の御手洗散紅葉 中川すみ子 201502  
虚空より虚空におちる紅葉かな 菊谷潔 六花 201502  
霜解けの水を末期の紅葉かな 菊谷潔 六花 201502  
水音は懸樋の水車紅葉径 高谷栄一 201502  
用水はここより暗渠柿紅葉 渡邊孝彦 やぶれ傘 201502  
病室の窓に紅葉と新幹線 國保八江 やぶれ傘 201502  
水に散る桜紅葉のさらにまた 久世孝雄 やぶれ傘 201502  
妻と歩く道の両側草紅葉 久世孝雄 やぶれ傘 201502  
おほてらの手擦り滑らか紅葉坂 藤本秀機 201502  
遠出なき身の裏山に紅葉狩り 齋藤博 やぶれ傘 201502  
草紅葉石の貨幣に縞模様 斉藤裕子 あを 201502  
野外劇場石のベンチに散紅葉 斉藤裕子 あを 201502  
奔流の桜紅葉を巻き込みぬ 平居澪子 六花 201503  
紅葉積む厄除橋を渡りけり 平居澪子 六花 201503  
秋深む池のほとりに散る紅葉 筒井八重子 六花 201503  
紅葉散る一の谷園風そよぐ 筒井八重子 六花 201503  
鳥の声上ずつてをり紅葉谷 志方章子 六花 201503  
一旦は吹き上がりたる散り紅葉 志方章子 六花 201503  
祀られし水の神へと散紅葉 笹村政子 六花 201503  
紅葉散る翁座像のおん前に 横山昭子 雨月 201503  
切り貼りの紅葉の透くる白障子 吉村幸子 雨月 201503  
山裾に溶岩めきて柿紅葉 栗原京子 201503  
家はもう見えぬ深さに紅葉狩 栗原京子 201503  
紅葉散る宇佐神宮の赤鳥居 工藤はるみ 風土 201503  
白壁の血脈のやう蔦紅葉 佐々木紗知 京鹿子 201503  
ぎりぎりの紅葉いつぽん風を聴く 直江裕子 京鹿子 201503  
枝先に二葉を残し紅葉散り 藤波松山 京鹿子 201503  
紅葉且つ散り細波は林泉を出ず 和田照海 京鹿子 201503  
野火止に水めんめんと散紅葉 箕輪カオル 201503  
近づけば点る電灯散紅葉 笹村恵美子 201503  
残るもの流るるものや散紅葉 市村明代 馬醉木 201503  
紅葉散り紅葉を蹴つて明日へ行く 柳川晋 201503  
般若面桜紅葉の祝園に 中島陽華 201503  
ボディチェック受けて皇居の紅葉狩 田中貞雄 ろんど 201503  
散紅葉の彩を重ねて底脱の井 中島讃良 ろんど 201503  
散紅葉野火止のあと恋しとて 鈴木直枝 ろんど 201503  
外さるる橋を彩る散紅葉 斉藤留里子 ろんど 201503  
曼荼羅図と化す一日の照紅葉 林八重子 馬醉木 201503  
勝手にシンドバッド独唱柿紅葉 鈴木みのり 201503  
どの道も史跡に尽くる紅葉狩 古賀しぐれ ホトトギス 201503  
みちのくの暗さに紅葉濃かりけり 湖東紀子 ホトトギス 201503  
羚羊の親子来てをり草紅葉 赤川誓城 ホトトギス 201503  
吾も揺るぐ逆さ紅葉と反り橋と 山本正 京鹿子 201503  
狂ひ咲き紅葉はらはら紅つつじ 中西明子 京鹿子 201503  
吐く息豊かに長し紅葉山 森清信子 末黒野 201503  
靄ごめの山並雨の紅葉狩 岡野里子 末黒野 201503  
日面の池へ彩映ゆ櫨紅葉 岡野里子 末黒野 201503  
紅葉散る渡しの風の繋り舟 岡野里子 末黒野 201503  
桜紅葉終の一葉の華やげる 加藤静江 末黒野 201503  
見霽かす紅葉の間々や町の黙 堺昌子 末黒野 201503  
川底の紅葉嵩なす流れかな 堺昌子 末黒野 201503  
山門や紅葉浄土の阿弥陀堂 堺昌子 末黒野 201503  
堂塔を染めをる紅葉かつ散りぬ 堺昌子 末黒野 201503  
渓谷の岩床白し散紅葉 森清堯 末黒野 201503  
雨止むや地蔵の肩の散紅葉 沼崎千枝 末黒野 201503  
散り紅葉鎧へる様の五輪塔 森一枝 末黒野 201503  
散紅葉濡れて映えたる石畳 小林清彦 末黒野 201503  
陽と雨と風に漉かれぬ散紅葉 北郷和顔 末黒野 201503  
ななかまど一枝余さず紅葉づれる 笹村政子 六花 201503  
鳰の群池に紅葉の色映し 筒井八重子 六花 201503  
谷川の岩に貼りつく紅葉かな 平居澪子 六花 201503  
紅葉踏む大和と伊勢の国境 上野進 春燈 201503  
仁王門入れば千年照紅葉 児玉有希 京鹿子 201504  
照紅葉深山へつづく衣の音 児玉有希 京鹿子 201504  
日に風に色の引き算紅葉散る同 橋本くに彦 ホトトギス 201504  
まほろばの千の彩なす紅葉かな 涌羅由美 ホトトギス 201504  
野仏も路標の一つ草紅葉 片田きく 201504  
紅葉して湖族の人と会釈して 鶴濱節子 船団 201505  
蔦紅葉秒針の音耳ざはり はしもと風里 船団 201505  
やあときてじゃあと手を振る紅葉山 陽山道子 船団 201505  
江戸博へ桜紅葉を踏んで入る 田中藤穂 201504  
海ほおずき買いし参道初紅葉 平野無石 201504  
言葉無く終わりを告げる散紅葉 吉宇田麻衣 201504  
一水を挿みてよかり初紅葉 後藤比奈夫 ホトトギス 201506  
紅葉散るや縮緬波の山上湖 鈴木静恵 花こぶし 201508  
紅葉散る酒呑羅漢の盃にかな 鈴木静恵 花こぶし 201508  
霊山の紅葉しぐれを登りけり 鈴木静恵 花こぶし 201508  
初紅葉信濃越後を跨ぐ旅 稲畑廣太郎 ホトトギス 201509  
紅葉且つ散る樹木にもながら族 八木健 八木健俳句集 201509  
青い鳥消えゆく先の紅葉谷 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
紅葉山暮色包んでゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
濃紅葉に虚子の涙の三粒ほど 稲畑廣太郎 ホトトギス 201510  
叡山の山路の紅葉一人占め 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
みちのくははや紅葉濃し雨もよひ 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
雨も又紅葉色濃くなる山路 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
旅先の紅葉家路の薄紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201510  
古都の空紅葉且散る高さかな 稲畑廣太郎 ホトトギス 201511  
薄紅葉濃紅葉道を迷ひしか 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
これよりの庭の歳月散紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
命日は明日と聞きつつ散紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
風ありて風なくて散る紅葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
坂なして仏具屋通り照紅葉 田村すゝむ 風土 201511  
馬車道の十番館や蔦紅葉 田村すゝむ 風土 201511  
この池の今日は濁りて初紅葉 藤田裕子 万象 201511  
草紅葉魚籠の漢の通りけり 山田六甲 六花 201511  
頃合がよしと紅葉の散りにけり 中江月鈴子 201511  
岩風呂にをみなもをりて夕紅葉 大畑善昭 201512  
紅葉かつ散る幽閉の間の文机 松井志津子 201512 高遠
かつ散りて紅葉の径の山廬行 秋葉雅治 201512  
川波の透けて水草紅葉かな 鈴木良戈 201512  
芯に熾秘めて帚木紅葉かな 大石誠 201512  
街騒をへだつ名苑散紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
ふるさとの廃れし鉱山(やま)や蔦紅葉 見田英子 春燈 201512  
悼みかな風に火花す櫨紅葉 鈴鹿仁 京鹿子 201512 系露忌
天空の里へ続けり草紅葉 中貞子 201512  
早紅葉で飾る湯宿の洗鯉 小松敏郎 万象 201512  
紅葉と紛ふ楢枯れ山赤し 小松敏郎 万象 201512  
初紅葉水の分厚くなる辺り 成田美代 201512  
柿紅葉夕日余さず受け止めて あさなが捷 201512  
登り来し道は何処に山紅葉 大日向幸江 あを 201512  
ここち良い風の流れや草紅葉 長崎桂子 あを 201512  
たおやかな女の髪に櫨紅葉 秋川泉 あを 201512  
急転回色づきはじむ紅葉かな 森理和 あを 201512  
還らざるものの哀愁薄紅葉 黒澤登美枝 201512  
瀬の音の二段三段薄紅葉 松本三千夫 末黒野 201512  
木洩れ日や古刹の庭の薄紅葉 黒滝志麻子 末黒野 201512  
雨上り早やも桜の薄紅葉 鍋島武彦 末黒野 201512  
和田山の白満天星つくもどうだん)紅葉かな 山田六甲 六花 201512  
青垣の落葉してゐる紅葉とよ 山田六甲 六花 201512 紅葉 →20

2019年11月7日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。