冬紅葉 7     132句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
冬紅葉ほめてその家の客となる 稲畑汀子 ホトトギス 201212  
神獣鏡に卑弥呼のロマン冬紅葉 鈴木照子 201301  
もう散るを忘れたるかに冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201301  
映画館の椅子の昂り冬紅葉 和田政子 201301  
木漏れ日や確と燃立つ冬紅葉 赤座典子 あを 201301  
久に合ひ話次ぎけり冬紅葉 羽賀恭子 201301  
声明の調べ華やぐ冬紅葉 狭川青史 馬醉木 201302  
冬紅葉添へて南朝ゆかり膳 鈴木照子 201302  
冬紅葉おのれ励ます色なりし 細川洋子 201302  
化野の石は仏や冬紅葉 橋添やよひ 風土 201302  
夕闇の句碑に色添ふ冬紅葉 工藤はるみ 風土 201302  
冬紅葉忘れ上手は生き上手 竹田ひろ子 ろんど 201302  
大石を随所に個の冬紅葉 小川玉泉 末黒野 201302  
名刹の寂を深むる冬紅葉 小山ほ子 末黒野 201302  
沈めるも流るるもあり冬紅葉 松本周二 かさね 201302  
穏やかな濃淡となり冬紅葉 本郷宗祥 かさね 201302  
青不動の堂をぐるりと冬紅葉 竹中一花 201302  
点描をするにほどよき冬紅葉 和良牧人 201302  
里山の黙深くして冬紅葉 溝内健乃 雨月 201302  
連山の端のうやむや冬紅葉 高倉和子 201302  
燃え尽くし女人高野の冬紅葉 山口キミコ 201303  
ザビエルの布教の井戸や冬紅葉 藤井君江 馬醉木 201303  
冬紅葉公達像に日を零す 山本麓潮 万象 201303  
一葉づつ流れに乗りぬ冬紅葉 後藤晴子 万象 201303  
病棟の窓にはなやぐ冬紅葉 森岡恵子 万象 201303  
移りゆく日の筋早し冬紅葉 永島雅子 春燈 201303  
霊廟や散る音も無き冬紅葉 永島雅子 春燈 201303  
名園の日暮れ明るき冬紅葉 黒滝志麻子 末黒野 201303  
竹林を抜け日に映ゆる冬紅葉 杉本裕子 末黒野 201303  
冬紅葉遊女の墓も見性寺 大竹淑子 風土 201303  
千年の古都百彩の冬紅葉 村高卯 201303  
將の夢灰に帰し谷冬紅葉 甕秀麿 201303  
冬紅葉麦汁醸しゐたりけり 加藤みき 201303  
冬紅葉のわたるごとくに大夕日 中野京子 201303  
冬紅葉朝日の中に沈みをり 出口誠 六花 201303  
芭蕉庵覆ひ尽くして冬紅葉 増佃甚平 ろんど 201303  
錆びてゆく彩の深まり冬紅葉 中村嚢介 ホトトギス 201304  
わが未来開く手術や冬紅葉 竹下陶子 ホトトギス 201305  
冬紅葉その一劃を見つつ来し 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
館に入る一歩に眩し冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201312  
石仏の新入りもあり冬紅葉 瀧春一 花石榴 201312  
冬紅葉百八やぐらの山を負ふ 瀧春一 花石榴 201312  
露天湯に身をまかせをり冬紅葉 塩路五郎 201401  
屹立のビル手の内に冬もみぢ 篠田純子 あを 201401  
吹割りの滝見に下りる冬紅葉 中江月鈴子 201401  
石仏のあはひ降り継ぐ冬紅葉 間島あきら 風土 201401  
水煙の空にけぶれる冬紅葉 浜口高子 火星 201402  
冬紅葉湖北に狭き空のあり 七種年男 201402  
のぼり来て塚のあたりの冬紅葉 吉村さよ子 春燈 201402  
内陣の鏡の捉ふ冬紅葉 浜口高子 火星 201402  
日の差して御堂を囲む冬紅葉 森高武 風土 201402  
入相の鐘にかげろふ冬紅葉 服部珠子 雨月 201402  
翁忌や谷の底まで冬紅葉 犬塚李里子 201402  
散り刻は己が決めをり冬紅葉 竹内悦子 201402  
「竜田川」てふ無人駅冬もみぢ 鈴木照子 201402  
境内は火の山と化し冬紅葉 竹内悦子 201402  
冬もみぢ赤き鬼ゐる山科絵 近藤紀子 201402  
冬紅葉見に行くフリー乗車券 高田令子 201402  
冬紅葉杖借りてゆく大雄寺 山田春生 万象 201402  
冬紅葉伐折羅の喝が耳の奥 浅田光代 風土 201402  
日当りて鎮もる書院冬紅葉 中本吉信 201402  
灯されて闇に泛びぬ冬紅葉 榊山智惠 末黒野 201403  
日面の笑ひ羅漢や冬紅葉 岡野里子 末黒野 201403  
丸窓にぴつたり寺の冬紅葉 榊山智惠 末黒野 201403  
寝て覚めて夢は湖東の冬紅葉 田村すゝむ 風土 201403  
祖谷川の青き流れや冬紅葉 仙頭宗峰 万象 201403  
大わらぢ吊す山門冬紅葉 岡淑子 雨月 201403  
湖東ゆく一山一塔冬紅葉 田村すゝむ 風土 201403  
鎮もれる白鳳伽藍冬紅葉 横山昭子 雨月 201403  
天を緋に常寂光寺冬もみぢ 瓜生堂 ぐろっけ 201403  
冬紅葉たそがれ刻といふ余白 山本無蓋 201403  
羊モコ痒いのモコモコ冬紅葉 笹村恵美子 201403  
ひと息の遠目に燃ゆる冬紅葉 水田壽子 雨月 201404  
門跡の床拭き込まれ冬紅葉 森清信子 末黒野 201404  
行くほどに包みこみ来る冬紅葉 安原葉 ホトトギス 201404  
冬紅葉生死さまよひゐし手術 竹下陶子 ホトトギス 201404  
冬紅葉沈めて水の月日かな 湖東紀子 ホトトギス 201404  
子と辿る南禅寺領冬紅葉 山本町子 風土 201405  
冬紅葉天女となりて還りゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201411  
冬紅葉倉の歴史を秘めし蔦 稲畑廣太郎 ホトトギス 201411  
詠まれ継ぐための極まり冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201411  
冬紅葉都心の音を吸ひ込んで 稲畑廣太郎 ホトトギス 201411  
どこからも絵になる視界冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201411  
名苑に言葉は要らぬ冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201411  
語らばや永観堂の冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201411  
言葉には尽せぬ京の冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201411  
日表に終の主張や冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201412  
名園の散るほかはなき冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
冬紅葉青空染めて行きにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201412  
冬紅葉色を散らして一日雨 稲畑汀子 ホトトギス 201412
風の中子らを迎へる冬紅葉 平井紀夫 201501  
高千穂の神々のこと冬紅葉 坂上香菜 201501  
あの山は母の産土冬紅葉 石川かおり 201501  
夕映えや水面にゆらぐ冬紅葉 石川かおり 201501  
一山にもの音もなき冬紅葉 熊岡俊子 雨月 201501  
環状線の車窓に流れ冬紅葉 伊藤純子 201502  
渡月橋より渓谷の冬紅葉 細川コマヱ 雨月 201502  
冬紅葉男滝女滝の韻き合ひ 平田はつみ 馬醉木 201502  
余生とは美しきものなり冬紅葉 戸田澄子 末黒野 201502  
冬紅葉素知らぬ顔の風見鶏 直井たつろ 風土 201502  
燃えつきて燃えつきて散る冬紅葉 中山静枝 201502  
冬紅葉隔離病舎の碑は低し 丸井巴水 京鹿子 201502  
晴るる日の紅一際の冬紅葉 岡淑子 雨月 201502  
冬紅葉犬を抱きてカフェテラス 齊藤哲子 201502  
冬紅葉ギター弾く手の仄白し 園部早智子 ろんど 201502  
まだ少し緑残して冬紅葉 出口誠 六花 201502  
二日月揚げ音羽の冬紅葉 塩路隆子 201502  
冬紅葉腹を見せたる捨て小舟 齋藤博 やぶれ傘 201502  
河ゆたか草も大樹も冬紅葉 長崎桂子 あを 201502  
冬紅葉鶴の濡れゐる鶴噴水 佐藤喜孝 あを 201502  
今日の色入日にとどめ冬紅葉 足立典子 雨月 201503  
山脈の裾を彩る冬紅葉 古川しげ子 雨月 201503  
騎乗待つ老馬や園の冬紅葉 杉山瑞恵 雨月 201503  
冬紅葉恋の一つも黄泉苞苴に 宮井知英 201503  
噴煙の白きしづけさ冬紅葉 野上杏 201503  
はうじ茶を手囲ふ庭の冬紅葉 高野春子 京鹿子 201503  
歳月の石垣の黙冬紅葉 荒木甫 201503  
いきいきと色をいまはの冬紅葉 荒木甫 201503  
石段を休みつ登る冬紅葉 高田令子 201503  
限界集落丸ごと冬紅葉 鈴木みのり 201503  
夫と来て何の旅愁ぞ冬紅葉 市川玲子 馬醉木 201503  
水声のゆるびなかりし冬紅葉 石川〓(人周)子 馬醉木 201503  
木隠れの湖の煌めき冬紅葉 岡野里子 末黒野 201503  
滾つ瀬の渓谷染むる冬紅葉 中野久雄 末黒野 201503  
身罷りし姉や寺苑の冬紅葉 原久栄 末黒野 201503  
護摩焚くや伽藍を包む冬紅葉 小林清彦 末黒野 201503  
雨も又よろし古刹の冬紅葉 内田梢 末黒野 201503  
夕されば日矢の一隅冬紅葉 円城寺清 201503  
猿山の辺り楓の冬紅葉 瀬島洒望 やぶれ傘 201504  
冬紅葉ひとひら宙にあそびたる 大山春江 万象 201504  
汲み置きの水にさざ波冬紅葉 北上政枝 201505  
脇役の笹の緑や冬紅葉 鈴木鳳来 故山 201505  
冬紅葉くぐりて落つる水の音 松田泰子 末黒野 201505  
傘寿なる祝い皇居の冬紅葉 都築繁子 201504  
名苑の余白冬紅葉の余白 佐土井智津子 ホトトギス 201506  
鶏鳴の一谿へだつ冬紅葉 ほんだゆき 馬醉木 201510  
戦なき城燃えるかに冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201511  
極めるといふ冬紅葉もて祝ふ 稲畑汀子 ホトトギス 201511  
記念樹を守る冬紅葉冬黄葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 201512  
冬紅葉日を失ひし彩りに 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
散るものは散りて燃え立つ冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
風荒れて日の射して冬紅葉かな 稲畑汀子 ホトトギス 201512  
客殿へ弥陀の廻廊冬紅葉 門伝史会 風土 201512  
蒼天の広がりてゐる冬紅葉 長崎桂子 あを 201601  
着飾りしをみなのごとし冬紅葉 長崎桂子 あを 201601  
黒雲に際立ちて揺る冬紅葉 長崎桂子 あを 201601  
雨風の檄して過ぎる冬紅葉 長崎桂子 あを 201601  
容色の極みにて散る冬紅葉 長崎桂子 あを 201601  
冬紅葉幻想かもす夜の帳 長崎桂子 あを 201601  
時来たり降るごとく冬紅葉かな 長崎桂子 あを 201601  
落合は坂多き街冬紅葉 仙田孝子 風土 201602  
遊覧船に最後の華と冬紅葉 大橋晄 雨月 201602  
冬紅葉晩年の美を保ちをり 大橋晄 雨月 201602  
彩色を野山に流し冬紅葉 佐藤淑子 雨月 201602  
鮮明に鈍さ合はせて冬紅葉 出口誠 六花 201602  
冬紅葉裏に緑の残りけり 出口誠 六花 201602  
冬紅葉冷たく燃えてをりにけり 中村房子 馬醉木 201603  
石棺を包む五彩や冬紅葉 上野紫泉 京鹿子 201603  
冬紅葉茶室の屋根の苔むして 中貞子 201603  
冬紅葉木木の余白を燃え立たす 宇都宮敦子 201603  
冬紅葉映して雨の石畳 林いづみ 風土 201603  
冬紅葉九條武子の碑の肩に 小林共代 風土 201603  
酒饅の蒸籠より湯気冬紅葉 丑久保勲 やぶれ傘 201603  
芸大に三味線の音冬紅葉 小山陽子 やぶれ傘 201603  
赤ん坊急に泣きだす冬紅葉 はしもと風里 201603  
冬紅葉燃えて満ち足る日なりけり 黒滝志麻子 末黒野 201603  
漆黒の千木おく大社冬紅葉 森清堯 末黒野 201603  
時忘れさせ渓谷の冬紅葉 森清信子 末黒野 201603  
人棲まぬ家を守りて冬紅葉 加藤千春 春燈 201604  
はうき持つ地蔵も鎮座冬紅葉 橋本美代 やぶれ傘 201604  
加齢とは老化にあらず冬紅葉 金子正道 京鹿子 201604  
山肌に山の影くる冬紅葉 松田泰子 末黒野 201604  
阿弥陀への長き回廊冬紅葉 今村千年 末黒野 201604  
急磴の鎖は揺れて冬紅葉 亀井紀子 201604  
遊覧船に最後の華と冬紅葉 大橋晄 ホトトギス 201605  
山裾の暮色に浮かび冬紅葉 吉田きみえ 末黒野 201605  
冬紅葉通ひ馴れたる道なりし 稲畑汀子 ホトトギス 201611  
散るまでの華やぎとどめ冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201611  
いつもとは違ふ道行く冬紅葉 稲畑汀子 ホトトギス 201611 冬紅葉→ 1

 

2020年12月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。