薄紅葉 2          30句

薄紅葉恋人ならば烏帽子で来    三橋鷹女

紅葉 もみぢ 薄紅葉 濃紅葉 初紅葉 紅葉狩

紅葉且つ散る 蔦紅葉 散紅葉  紅葉山 紅葉川

照紅葉 櫨紅葉 蔦紅葉 草紅葉 照葉 柿紅葉

冬紅葉 冬もみぢ

作品
作者
掲載誌
掲載年月
一途なる理系の進路に薄紅葉 高野昌代 201912
さざ波や蓬莱島の薄紅葉 田中たつを 雨月 201912
花水木の名に魁の薄紅葉 西千代恵 雨月 202001
光悦寺垣茶室傍への薄紅葉 山崎稔子 末黒野 202001
一歩登れば神に一歩や薄紅葉 門伝史会 風土 202001
渓谷の岩噛む流れ薄紅葉 菅野日出子 末黒野 202002
長瀞の奇岩畳や薄紅葉 岡野里子 末黒野 202002
薄紅葉中に流れる有馬川 北村ちえ子 六花 202002
片側の道路工事や薄紅葉 安藤久美子 やぶれ傘 202002
永観堂の見返り阿弥陀薄紅葉 丑久保勲 やぶれ傘 202002
一揆ありし兜太の母郷薄紅葉 今村千年 末黒野 202002
兆てふ空とのあはひ薄紅葉 湯川雅 ホトトギス 202003
薄紅葉濡れて一樹は恋のいろ 北川孝子 京鹿子 202009
集ふこと言ひ出せぬまま薄紅葉 須賀敏子 あを 202012
薄紅葉散歩の犬の立ち止まり 小山よる やぶれ傘 202101
図書館の庭の樫の薄紅葉 村田武 やぶれ傘 202101
羊腸の赤城の坂や薄紅葉 沼崎千枝 末黒野 202104
薄紅葉忌心ほどに染まりけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 202110
薄紅葉時刻みゆく館の庭 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
称名滝百丈の壁薄紅葉 七郎衛門吉保 あを 202111
黒部峡断崖絶壁薄紅葉 赤座典子 あを 202111
五重塔の見えかくれして薄紅葉 梅津まり子 末黒野 202112
磐梯の裏も表も薄紅葉 須賀ゆかり 202112
黒部峡断崖絶壁薄紅葉 赤座典子 あを 202112
雨となる奥湯河原の薄紅葉 松本胡桃 風土 202201
薬医門抜け稲荷社の薄紅葉 渡邉孝彦 やぶれ傘 202201
頬に手の施薬観音薄紅葉 青木朋子 202206
横川の忌薄紅葉てふ気品かな 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
雨上るより薄紅葉てふ主張 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
薄紅葉ドームの屋根を借景に 稲畑廣太郎 ホトトギス 202210
薄紅葉 →1

 

2022年11月6日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。