作品
作者
掲載誌
掲載年月
ゴルフ場の要となりぬ冬紅葉 小長谷紘 末黒野 202003
庭園のくまなく燃ゆる冬紅葉 黒滝志麻子 末黒野 202003
谷戸深く今絵巻なる冬紅葉 落合絹代 雨月 202003
電動の自転車を借り冬紅葉 岡村彩里 雨月 202003
水際まで降りて鯉見る冬紅葉 瀬島洒望 やぶれ傘 202003
仰ぎ見し青青なる木冬紅葉 今井充子 202003
胸に散り胸に火のつく冬紅葉 恩田洋子 馬醉木 202003
冬紅葉残る一葉に宿る意地 宮地静雄 末黒野 202004
恋のごと燃えて明るき冬紅葉 及川照子 末黒野 202004
動かざる水の昏さや冬紅葉 黒滝志麻子 末黒野 202004
冬紅葉燃ゆるを忘れてはをらず 保坂リエ ホトトギス 202006
冬紅葉よりはじまりて光る庭 稲畑汀子 ホトトギス 202011
冬紅葉若草山を借景に 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
江戸といふ樹齢の重さ冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
冬紅葉日裏日表染め分けて 稲畑廣太郎 ホトトギス 202011
冬紅葉より天守閣羽搏ける 稲畑廣太郎 ホトトギス 202012
館の庭やつと今頃冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202012
冬紅葉日差に色を足してゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 202012
日溜りに火種がひとつ冬紅葉 鈴鹿呂仁 京鹿子 202101
神池の濁り赦さず冬紅葉 鈴鹿呂仁 京鹿子 202101
冬紅葉救急隊に励まされ 田所節子 202101
庭石に座して見上ぐる冬紅葉 廣瀬雅男 やぶれ傘 202101
徒長枝の目立つてきたる冬紅葉 出牛進 202102
まだ紅を足しつつ立てり冬紅葉 武田未有 202102
熟年の眉のかげりや冬紅葉 鷹崎由未子 春燈 202102
日帰りの京は晴天冬紅葉 柿沼盟子 風土 202102
女人とふ業のありけり冬紅葉 岡本尚子 風土 202102
幕間のやうなさざめき冬紅葉 塚原紀代子 風土 202102
黄を極め赤を深めて冬紅葉 今橋眞理子 ホトトギス 202103
冬紅葉朝日眩しき狭庭かな 佐藤まさ子 春燈 202103
装ひの勢ひ残し冬紅葉 森清堯 末黒野 202103
池の面へ日差しの弾け冬紅葉 岡野里子 末黒野 202103
くれなゐの散らすに惜しき冬紅葉 堺昌子 末黒野 202103
金色を空へ展げて冬紅葉 大川畔美 末黒野 202103
谷間を日のうつりゆく冬紅葉 秋山信行 やぶれ傘 202103
洛北の空は紺碧冬紅葉 安原葉 ホトトギス 202104
冬紅葉祈りし顔のあらたまる 森田明成 202107
刀鍛冶祀る社よ冬紅葉 鈴木崇 202110
水鏡染め上げてゐる冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
冬紅葉弥陀も振り向く永観堂 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
ポルドーのグラス透かして冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202111
まだのぼる階のあり冬紅葉 井上菜摘子 京鹿子 202111
冬黄葉一水隔て冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202112
冬紅葉色を尽してゐる刹那 稲畑廣太郎 ホトトギス 202112
境内の艶冬紅葉冬黄葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202112
冬紅葉走りぬけたる三冠馬 秋川泉 あを 202201
幕間のやうなさざめき冬紅葉 塚原紀代子 風土 202201
湖の対岸ずつと冬紅葉 小山よる やぶれ傘 202201
湯の宿へひたすら歩き冬紅葉 秋川泉 あを 202202
座布団に人のぬくもり冬紅葉 近藤真啓 春燈 202202
冬紅葉鳥居の赤と競ひけり 辻泰子 春燈 202202
日の出前の雲の色なり冬紅葉 坂本依誌子 春燈 202202
青空をわがものとして冬紅葉 西村洋平 春燈 202202
悟りの窓迷ひの窓や冬紅葉 田中佐知子 風土 202202
冬紅葉ぜんざいの餅よく伸びて 田中佐知子 風土 202202
冬紅葉光悦垣の内と外 西田小夜子 風土 202202
冬紅葉の曼荼羅に入る禽の声 若泉真樹 202202
窯跡は猫の溜り場冬紅葉 岩永はるみ 春燈 202203
冬紅葉胸にわづかに燃ゆるもの 森清堯 末黒野 202203
白濁の出湯の川や冬紅葉 岡野里子 末黒野 202203
堰音や一山綾に冬紅葉 加藤静江 末黒野 202203
冬紅葉渓谷渡る一両車 長尾タイ 末黒野 202203
敷石の一歩に仰ぐ冬紅葉 長尾タイ 末黒野 202203
小流れの日差し躍るや冬紅葉 大川暉美 末黒野 202203
池越しの三重塔冬紅葉 前原マチ 末黒野 202203
真つ赤だなと子等の歌声冬紅葉 秋山文子 末黒野 202203
ここよりは登り坂なり冬紅葉 加藤静江 末黒野 202204
縋るものへ紅残し冬紅葉 布施由岐子 末黒野 202204
閉門の寺に鮮やか冬紅葉 志方章子 六花 202204
本殿の裏は城跡冬紅葉 曽根富久恵 202205
冬紅葉雨の絵筆を加へけり 木暮陶句郎 ホトトギス 202206
日を弾きつつ冬紅葉冬黄葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202211
子三瓶の稜線凛と冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202211
雨脚に色を足しゆく冬紅葉 稲畑廣太郎 ホトトギス 202211
冬紅葉→ 1

 

2022年12月14日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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