作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
パン屑にまこと雀躍雀の子 | 上谷昌憲 | 沖 | 201805 |
雀の子ふいにフェンスヘ表れる | 天野美登里 | やぶれ傘 | 201805 |
子授けの神の斎庭の雀の子 | 玉置かよ子 | 雨月 | 201806 |
影放りだして散りたる雀の子 | 柴田佐知子 | 空 | 201806 |
子雀を数ふるうちに飛びたてり | 秋千晴 | 空 | 201806 |
欄干に十五羽ずらり雀の子 | 石森理和 | あを | 201806 |
地に跳ねてなにを探すや雀の子 | 中里よし子 | 春燈 | 201807 |
緑蔭のテラス子雀餌をねだる | 秋川泉 | あを | 201807 |
子雀の聲に目覚むるよき日なり | 近藤紀子 | 槐 | 201808 |
軒端来てどれが子雀親雀 | 石黒興平 | 末黒野 | 201808 |
葉の中にまぎれてしまひ雀の子 | 志方章子 | 六花 | 201809 |
雀の子転びよろけて育ちけり | 重原爽美 | 集 | 201902 |
転びては逃げ足早い雀の子 | 重原爽美 | 集 | 201902 |
雀の子休みやすみの逃げるさま | 重原爽美 | 集 | 201902 |
清明や雀の親子庭に降り | 新沢伸夫 | 萱 | 201907 |
音符めく句碑のいろはや雀の子 | 卜部黎子 | 春燈 | 201907 |
寄席囃し下谷神社の雀の子 | 小形博子 | 沖 | 201907 |
子雀の羽搏きけふも怠らず | 秋津令 | 空 | 201909 |
匍匐せる猫に気付かず雀の子 | 千原叡子 | ホトトギス | 201909 |
雀の子そつちの水は汚いぞ | 浜崎素粒子 | ホトトギス | 201909 |
雀の子雀色して軒先に | 浜崎素粒子 | ホトトギス | 201909 |
雀の子らしき動きを見てをりし | 稲畑汀子 | ホトトギス | 202004 |
子雀に都心の空気柔らかく | 稲畑廣太郎 | ホトトギス | 202004 |
片隅の日向に子雀集ひをり | 長崎桂子 | あを | 202004 |
田平子や雀のをどり出す日和 | 寺田すず江 | 槐 | 202004 |
雀の子どう転んでも唄となり | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 202005 |
せせらぎは沈下橋へと雀の子 | 天野美登里 | やぶれ傘 | 202005 |
子雀三羽軒下の紙芝居 | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 202006 |
子雀やとんとん飛んで化粧坂 | 太田良一 | 末黒野 | 202006 |
竹林に日矢の一条雀の子 | 菅野日出子 | 末黒野 | 202006 |
公園に浮雲ひとつ雀の子 | 鈴鹿呂仁 | 京鹿子 | 202006 |
秀吉の膝に遊びて雀の子 | 岡本尚子 | 風土 | 202006 |
雀の子飛んでたちまち母を呼び | 大日向幸江 | あを | 202007 |
子雀は羽ぱたぱたと餌をねだり | 石塚清文 | やぶれ傘 | 202007 |
誰もゐぬ浜の砂浴ぶ雀の子 | 升田ヤス子 | 六花 | 202007 |
うどん屋の裏口開いて雀の子 | 浅田光代 | 風土 | 202007 |
子雀や廻る廻るよ一輪車 | 本郷公子 | 京鹿子 | 202008 |
雀の子まだ片言のおさらひ中 | 鷺山珀眉 | 京鹿子 | 202008 |
雀の子コロナ休校つづきをり | 田中藤穂 | 集 | 202009 |
芝草に余る日溜り雀の子 | 遠山のり子 | 空 | 202010 |
雀の子大きく跳んだつもりかな | 吉田葎 | 空 | 202010 |
箒目に影も寸跳び雀の子 | 石原孝人 | 京鹿子 | 202101 |
啄んでゐる子雀の好奇心 | 河合公八郎 | 鴻 | 202104 |
ひだまりの庭や飛び飛び雀の子 | 高埜良子 | 春燈 | 202105 |
一粒に三度のお辞儀雀の子 | 太田良一 | 末黒野 | 202105 |
啄みて土に刺繍の雀の子 | 太田良一 | 末黒野 | 202105 |
日の当たる枝に雀の子の一羽 | 湯本正友 | やぶれ傘 | 202105 |
投函のポストの口に雀の子 | 大日向幸江 | あを | 202106 |
母在れば降つてくるなり雀の子 | 柴田佐知子 | 空 | 202107 |
跳ぬるたび貌新しき雀の子 | 柴田佐知子 | 空 | 202107 |
子雀と分かつおにぎり一人来て | 長尾タイ | 末黒野 | 202107 |
斑鳩の裳階の塔に雀の子 | 中村洋子 | 風土 | 202107 |
電柱の独立宣言雀の子 | 小田嶋野笛 | 末黒野 | 202108 |
ひと雨の土の機嫌や雀の子 | 林いづみ | 風土 | 202205 |
忖度も屈託もなし雀の子 | 田中嘉信 | 春燈 | 202206 |
日を浴びて屋根に一列雀の子 | 小池一司 | やぶれ傘 | 202206 |
雀の子交互に水浴びしてをりぬ | 畑田久美子 | 鴻 | 202210 |
海沿ひを吾と雀の子の散歩 | 永田万年青 | 六花 | 202210 |
子雀の遊ぶ庭先集合住宅 | 長崎桂子 | あを | 202205 |
子雀に開けて蛤御門かな | 森田節子 | 風土 | 202207 |
子雀のふつと降り立つ手水鉢 | 川西栄江 | やぶれ傘 | 202207 |
朝まだき子雀襲ふ烏かな | 杉山善信 | やぶれ傘 | 202207 |
子雀の脚のうすべに大西日 | 柿沼盟子 | 風土 | 202210 |
雀の子→ 1 |
2023年4月13日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。