梅雨晴間 5   170句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
雨雲を嶺にひつかけ梅雨晴間 布川直幸 201207  
関宿の高札三段梅雨晴間 長谷川鮎 ぐろっけ 201207  
びつしりと高麗芝の梅雨晴間 山田六甲 六花 201207  
引っ越しの子の荷多しや梅雨晴間 竹内悦子 201208  
梅雨晴間長く続かぬ予報かな 田島昭人 かさね 201208  
筆吊りに穂を休ませし梅雨晴間 能村研三 201208  
下駄箱も開け放ちたる梅雨晴間 黒澤登美枝 201208  
城中のからすは自在梅雨晴間 鈴鹿仁 京鹿子 201208  
梅雨晴間ハイタッチして左様なら 篠田純子 あを 201208  
庭師きて鋏せはしき梅雨晴間 小西和子 201209  
梅雨晴間靴の家族が干されをり 佐藤喜仙 かさね 201209  
やはらかな緑を透かし梅雨晴間 本郷宗祥 かさね 201209  
共に老ゆ母子の会話梅雨晴間 四條進 201209  
素謡の終つてゐたり梅雨晴間 加藤みき 201209  
梅雨晴間エースナンバー干されあり 高田令子 201209  
改築のクレーン響く梅雨晴間 林美智 ぐろっけ 201209  
不用品捨ててすっきり梅雨晴間 藤田京子 ぐろっけ 201209  
梅雨晴間通りがかりの写真展 早崎泰江 あを 201209  
層塔の密の梁組梅雨晴間 田中貞雄 ろんど 201209 高幡不動吟行
梅雨晴間女人交へし蹴鞠かな 長濱順子 201210 京都日峯神宮
梅雨晴間夜の青空目に染みて 加藤みき 201210  
お帰りと帰つて来る子梅雨晴間 近藤紀子 201210  
なで肩の亀が顔出す梅雨晴間 井尻妙子 京鹿子 201210  
梅雨晴間秩父連峰鮮やかに 神田惣介 京鹿子 201210  
水溜り避ける子浸る子梅雨晴間 神田惣介 京鹿子 201210  
笹竹を肩に園児ら梅雨晴間 岡野里子 末黒野 201210  
風に乗る蝶の眩しく梅雨晴間 加藤静江 末黒野 201210  
梅雨晴間樹々それぞれの香を放ち 田中佐知子 風土 201210  
大木のいのちみなぎる梅雨晴間 小泉貴弘 春燈 201211  
梅雨晴間鳥居手前のカフェテリア 有賀昌子 やぶれ傘 201301  
梅雨晴間総展帆に挑む女子 小倉純 末黒野 201304  
梅雨晴間九官鳥に逃げられぬ 村田岳洋 ろんど 201310  
出無精の妻の外出梅雨晴間 鍋島武彦 末黒野 201310  
梅雨晴間棚田に映える白き雲 神田惣介 京鹿子 201310  
朧梅の実の太りたる梅雨晴間 内海保子 万象 201310  
店頭に野菜盛り上ぐ梅雨晴間 村田とくみ ぐろっけ 201310  
鞄屋の皮革のにほふ梅雨晴間 渡邉孝彦 やぶれ傘 201310  
旧式のベンツの洗車梅雨晴間 小山陽子 やぶれ傘 201310  
洗濯機廻しつづける梅雨晴間 秋元久子 やぶれ傘 201310  
梅雨晴間トランペッター沼へ吹く 荒木甫 201311  
子と遊ぶセルフゴルフや梅雨晴間 難波篤直 201404  
梅雨晴間遣り果せねばならぬこと 稲畑汀子 ホトトギス 201406  
測量のひと坂にゐて梅雨晴間 大島英昭 やぶれ傘 201408  
伽藍に棲む珍獣さがす梅雨晴間 田中貞雄 ろんど 201408  
就活の子に内定来梅雨晴間 小張昭一 春燈 201408  
白雲に峨々たる峯や梅雨晴間 山崎真義 201408  
梅雨晴間フォークダンスの繋がる手 柴崎英子 201408  
梅雨晴間すずめの揺らす小枝かな 大木清美子 201408  
みな同じ吊り下げ名札梅雨晴間 吉成美代子 あを 201408  
連山の雲断ち切るや梅雨晴間 四條進 201409  
友情の用紙賜る梅雨晴間 末吉治子 春燈 201409  
借景はどこも比叡の梅雨晴間 豊田都峰 京鹿子 201409  
梅雨晴間つくばゐ翠玉色をなし 鷲見たえ子 201409  
一斉に版元へ行く梅雨晴間 柿沼盟子 風土 201409  
梅雨晴間湯浅の町に醤油の香 山崎里美 201409  
梅雨晴間鉄棒すこし鉄くさし 林昭太郎 201409  
梅雨晴間地元の富士の雄姿かな 中貞子 201409  
梅雨晴間回り道なるポストかな 杉本薬王子 風土 201409  
梅雨晴間サイクリングで仁徳陵 橋本靖子 201409  
梅雨晴間アウトレットのストア混み 竹内悦子 201409  
天王寺の七坂巡り梅雨晴間 坂根宏子 201409  
鳥声のさはなる空や梅雨晴間 岡野里子 末黒野 201410  
椨の蔭広びろと梅雨晴間 石黒興平 末黒野 201410  
力抜く甲剛の古字梅雨晴間 河村啓花 ろんど 201410  
梅雨晴間禰宜の竹刀の音激し 波多野孝枝 末黒野 201410  
梅雨晴間神経痛の和らげり 今野明子 末黒野 201410  
梅雨晴間信号待ちの傘の杖 中里昌江 末黒野 201410  
枓栱組む槌の高音や梅雨晴間 田中貞雄 ろんど 201410 鎌倉妙本寺吟
胃袋の如き雲浮く梅雨晴間 古川忠利 ろんど 201410  
滾つ瀬の宇治橋揺るる梅雨晴間 北村淳子 ろんど 201411  
梅雨晴間呼吸している赤い屋根 鶴濱節子 船団 201502  
梅雨晴間会葬をまた人頼み 野沢しの武 風土 201503
足跡の夕日にくぼむ梅雨晴間 山田六甲 六花 201507  
病室に響くおめでと梅雨晴間 斉藤裕子 あを 201507  
山菜採り花も摘みきし梅雨晴間 仁平則子 201508  
久に出る歩のたどたどし梅雨晴間 和田政子 201508  
饒舌と平和は無縁梅雨晴間 鈴木阿久 201508  
梅雨晴間せはしく響く槌の音 赤座典子 あを 201508  
梅雨晴間小犬のワルツ聞え来る 赤座典子 あを 201508  
梅雨晴間直射日光痛かりき 加藤みき 201509  
梅雨晴間きのふ蕾の桔梗咲く 上原重一 201509  
もろもろの音立ち上がる梅雨晴間 鈴木セツ 201509  
梅雨晴間庭いつぱいにシーツの帆 内山照久 201509  
山襞に雲残りゐる梅雨晴間 時田義勝 やぶれ傘 201509  
太陽が嬉しいと婆梅雨晴間 伴秋草 末黒野 201509  
公園にオカリナの音梅雨晴間 渕田則子 末黒野 201509  
道砕くドリルの音や梅雨晴間 漆山浩一 末黒野 201509  
鳩杖の箱書やさし梅雨晴間 大湊栄子 春燈 201509 板谷波山記念館
梅雨晴間母子と出会ふ池の前 永田万年青 六花 201509  
無防備な鯉の大口梅雨晴間 高橋道子 201509  
梅雨晴間掘れば名もなき虫元気 長崎桂子 あを 201509  
ゆつたりと鯉はめぐれり梅雨晴間 矢野百合子 201510  
サンダルをよろこぶ足裏梅雨晴間 布施由岐子 末黒野 201510  
梅雨晴間あるにはあるが日本橋 足立良雛 201510  
車窓より遠見の富士や梅雨晴間 和田幸江 春燈 201510  
みづうみは大きな鏡梅雨晴間 安部和子 雨月 201511  
大鳥居みたまに参る梅雨晴間 植木やす子 201603  
梅雨晴間視野拡がつてゆきにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 201606  
梅雨晴間卒寿の父のハーモニカ 金山雅江 春燈 201609  
肝炎ウイルス消滅梅雨晴間 生方義紹 春燈 201609  
梅雨晴間口ほど仕事捗らず 小林共代 風土 201609  
「岩がらみ」に列なす人や梅雨晴間 門伝史会 風土 201609 東慶寺
梅雨晴間百年の樹のかぶさり来 渡辺やや 風土 201609  
スキップで少女駈けくる梅雨晴間 直井たつろ 風土 201609  
梅雨晴間庭に干したる蛇の目傘 蒲田豊彦 雨月 201609  
詩のごとく棚田ひかりて梅雨晴間 鈴鹿仁 京鹿子 201609 毛原の棚田
梅雨晴間映画館街素通りす 松本文一郎 六花 201609  
梅雨晴れ間カアカアカアと鳴くばかり 森理和 あを 201609  
梅雨晴れ間砂丘に虫の這ひし跡 大崎紀夫 やぶれ傘 201609  
真白なる綿雲ひとつ梅雨晴間 廣瀬雅男 やぶれ傘 201609  
婚姻色まだ残る鮠梅雨晴間 森清信子 末黒野 201610  
ちぎれ行く雲の早さや梅雨晴間 原和三 末黒野 201610  
怠け癖つきし勉学梅雨晴間 日高孝 201610  
梅雨晴間少しの嘘をつきにけり 陳妹蓉 春燈 201610  
鰐口を打ち損じたる梅雨晴間 菊池洋子 やぶれ傘 201610  
梅雨晴間交りの雀地に転げ 久世孝雄 やぶれ傘 201610  
比叡嶺に雲たち上がる梅雨晴間 北川孝子 京鹿子 201610  
梅雨晴間流れを聞くは久しぶり 野中圭子 京鹿子 201610  
濃き匂ひ放ちて樹々の梅雨晴間 小林珠江 万象 201610  
今日にでもいや今日こそは梅雨晴間 山西商平 ホトトギス 201611  
碇泊の漁船の塗装梅雨晴間 宮原悦子 雨月 201611  
梅雨晴れ間百年の樹のかぶさり来 渡辺やや 風土 201701  
梅雨晴間赤ちゃん干して河馬干して 鶴濱節子 船団 201702  
本堂の補修の木の香梅雨晴間 大川暉美 末黒野 201704  
梅雨晴間目高すばやく沈みけり 中江月鈴子 201708  
梅雨晴間マトリョーシカより爪楊枝 たかはしすなお 201709  
梅雨晴間一茶擬きの雀かな 早崎泰江 あを 201708  
太陽のことに眩しき梅雨晴間 山田天 雨月 201708  
梅雨晴間日差しに当てるバスマット 佐津のぼる 六花 201709  
梅雨晴間薔薇色の空たまはりぬ 加藤みき 201709  
子等のきて魚板を打てり梅雨晴間 黒滝志麻子 末黒野 201709  
鴉声さへ明るく響く梅雨晴間 伴秋草 末黒野 201709  
飛ぶものの声満つる森梅雨晴間 塩川君子 末黒野 201709  
花嫁のきりり顔上げ梅雨晴間 和田紀夫 201709  
逆上がり子に教へゐる梅雨晴間 浅嶋肇 やぶれ傘 201709  
パンダ柄のパンダとなりぬ梅雨晴間 岩藤礼子 やぶれ傘 201709  
百合樹の高き葉風や梅雨晴間 木村傘休 春燈 201709  
もうひとつ増ゆる吉事や梅雨晴間 佐藤玲子 春燈 201709  
梅雨晴間蝶は高だか飛びゆけり 海村礼子 春燈 201709  
おにぎり一つカード決済梅雨晴間 甕秀麿 201710  
捨て竿の糸張りゐたる梅雨晴間 笹村政子 六花 201710  
山脈に雲を押しやり梅雨晴間 溝内健乃 雨月 201710  
屋根に出て猫顔洗ふ梅雨晴間 岡田正義 雨月 201710  
防ぐ岩せめぐ渓流梅雨晴間 森清信子 末黒野 201710  
大寺の甍目映し梅雨晴間 原和三 末黒野 201710  
木洩れ日の森林浴や梅雨晴間 石黒興平 末黒野 201711  
佐渡おけさ聞こゆる船や梅雨晴間 赤塚篤子 末黒野 201711  
保護さるる犬の毛固し梅雨晴間 栗原京子 201712  
梅雨晴間黒部の樹々の匂ひ立つ 窪みち子 201712  
花眼にも星見えて来し梅雨晴間 山田六甲 六花 201807  
梅雨晴間縫うて旅路のありにけり 稲畑汀子 ホトトギス 201807  
梅雨晴間高速道路空いてをり 稲畑汀子 ホトトギス 201807  
銀磨く布の黒ずみ梅雨晴間 細川洋子 201809  
人の名の出ぬもどかしさ梅雨晴間 貞吉直子 馬醉木 201809  
梅雨晴間屋敷畑で遊びけり 駒井でる太 馬醉木 201809  
須磨寺に潮の香の来ぬ梅雨晴間 廣畑育子 六花 201809  
梅雨晴間俄にふゆる一仕事 溝越教子 春燈 201809  
重版を窓際に繰る梅雨晴間 長沼佐智 船団 201809  
サイレンの路地に溢るる梅雨晴間 森なほ子 あを 201808  
梅雨晴間心の晴間一句二句 植村蘇星 京鹿子 201810  
梅雨晴間ひと月戻る良き季候 大橋晄 雨月 201810  
梅雨晴間千手観音指ひらき 笹村政子 六花 201810  
洗濯機三回使ふ梅雨晴間 黒木東吾 六花 201810  
赤松の幹つやつやと梅雨晴間 齋藤朋子 六花 201810  
海の紺いよよ深まる梅雨晴間 加藤静江 末黒野 201810  
上弦の長庚供や梅雨晴間 小倉純 末黒野 201810  
船頭の塩辛声や梅雨晴間 福田禎子 末黒野 201810  
梅雨晴間ぶらりなじみの珈琲店 山本茂子 末黒野 201810  
梅雨晴間窓開け放つ部活部屋 渡辺美智子 末黒野 201810  
いそいそと向かふ古書市梅雨晴間 櫻本武志 末黒野 201810 梅雨晴間→ 1

 

2019年6月26日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。