百千鳥 3     31句

百千鳥とおもふ瞼を閉ぢしまま    川崎展宏

春禽 春の鳥  うぐひす 雲雀  つばくらめ  

つばめ 燕の子 雀の子  巣立 百千鳥 古巣 

作品
作者
掲載誌
掲載年月
日蓮を偲ぶ土牢百千鳥 秋友昌子 雨月 201907
高らかに御代言祝げり百千鳥 川村欽子 雨月 201907
日蓮を偲ぶ土牢百千鳥 秋友昌子 雨月 201907
百千鳥火の見櫓の朽ちかけて 秋山信行 やぶれ傘 201907
薬師寺の二塔三尊百千鳥 山田六甲 六花 202004
百千鳥大枝はねる神の杜 西村白杼 京鹿子 202005
青空の奥の青空百千鳥 森清信子 末黒野 202006
我が北は向かひの南百千鳥 柿沼盟子 風土 202006
水音に唱和してをり百千鳥 延川笙子 六花 202007
鍬の柄を杖にして聴く百千鳥 能村研三 202007
百千鳥自由の空に声競ふ 宮崎洋 京鹿子 202008
百千鳥陽明山の朝を告ぐ 宮崎洋 京鹿子 202008
休校の校庭閑と百千鳥 永井惠子 京鹿子 202008
丘上の団地に籠り百千鳥 森清信子 末黒野 202008
みづうみの汀は昏し百千鳥 河原敬子 202010
百千鳥希望の楽として聴けば 稲畑廣太郎 ホトトギス 202102
百千鳥耳あたらしくしてゐたり 増成栗人 202104
百千鳥長き眠りの古墳塚 森なほ子 あを 202104
百千鳥森の扉を全開に 鷺山珀眉 京鹿子 202106
黒髪は光の束や百千鳥 柴田佐知子 202107
園芸店の要の大樹百千鳥 上月智子 末黒野 202107
境内で食ぶるおにぎり百千鳥 河原敬子 202108
退院の母とみどりご百千鳥 えとう樹里 202108
石仏の大きな耳や百千鳥 大文字孝一 春燈 202205
本殿の広き階百千鳥 渡辺若菜 春燈 202205
立子忌の鎌倉山や百千鳥 豊谷ゆき江 春燈 202205
森林の朝日を受けて百千鳥 佐藤まさ子 春燈 202205
御堂三つ仏九体百千鳥 森なほ子 あを 202205
百千鳥木々の間より日の差せり 横山さくら 春燈 202206
園児らの遊戯を囃し百千鳥 森清堯 末黒野 202206
百千鳥富士見坂より富士はるか 小林共代 風土 202207
水平に朝の広がる百千鳥 赤石梨花 風土 202207
廃校に残る記念樹百千鳥 和田慈子 やぶれ傘 202207
百千鳥諏訪の野山を目覚めさす 山岡純子 202207
禅寺を望む窓辺や百千鳥 菅野日出子 末黒野 202208
百千鳥 →1

2023年4月13日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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