雛 納 1      100句

何もかも畳の上に雛納    岩田由美

雛の日  雛祭  白酒  紙雛  雛壇  立雛

雛あられ 雛人形 雛納 桃の節句 雛遊び  流し雛  雛の家  雛の家

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
桐函の文字こそ薄れ雛納 山田弘子 春節 199503  
母とせしごとく娘と雛納 山田弘子 春節 199503  
裏庭に知らぬ鳥ゐて雛納 甲富代 199805  
雛納めまた来年と握手して 熊谷みどり いろり 199904  
臈たけし雛を手厚く納めけり 岡田和子 馬醉木 199905  
雛をさめ箱のその後の月日かな 村山秀雄 199905  
雛納め部屋の広さを佗びしめり 原山幸子 199905  
雛納む独りぐらしをゆるやかに 山田弘子 円虹 199906  
閉ぢぬ眼へ目かくし雛を納めけり 定藤素子 雨月 199907  
薄紙の音さわさわと雛納め 能村登四郎 芒種 199911  
雛納むちりも止めず失せ給ふ 本橋怜加 冬牡丹 200003  
良縁に耳かさぬ娘の雛納め 福田みさを いろり 200005  
雛よりも惜しむ顔して雛納 市川伊團次 六花 200006  
雛納め今年娘がしきりたる 年森恭子 ぐろっけ 200006  
雛ごとに声かけ納めひとり酒 山本恵美 ぐろっけ 200006  
由緒書に説明加へ雛納む 山本恵美 ぐろっけ 200006  
あらためて座り直して雛納め 有吉桜雲 200007  
頼まれて一日延ばす雛納め 市川伊團次 六花 200104  
納め雛差し向ひとす孤老われ 品川鈴子 船出 200104  
箱閉ぢて納め忘れの雛小物 品川鈴子 船出 200104  
雛の髪すこし直して納めけり 鈴木多枝子 あを 200105  
母の来て雛納めし夢を見る 鈴木タマ子 百鳥 200106  
雛納めチロル人形のこりけり 藤井淑子 百鳥 200106  
暮れぎはの人ごゑ遠き雛納め 北川孝子 京鹿子 200106  
開きゐし扇を閉じて雛納む 大森ムツ子 ぐろっけ 200106  
納雛人の匂ひを拒みけり 松本恭昴 火星 200107  
雛納小さき胸に箱を抱き 中田尚子 百鳥 200107  
逝きし娘の納めてありし雛飾る 伊藤とし女 ホトトギス 200108  
紐すこし貰ひに来たり雛納め 能村登四郎 200108  
老妻の小箱にてすむ雛納め 森田蝌蚪 200204  
紅絹敷きて雛の調度を納めけり 清水節子 馬醉木 200205  
熨斗紙は皺の通りに雛納む 川瀬里江 雲の峰 200205  
新旧の添書も入れ雛納 長谷川鉄夫 200205  
百年を着た切りの雛納めけり 泉田秋硯 200206  
あしたよりひびく雪崩や雛納 長沼冨久子 馬醉木 200206  
里山はうすむらさきや雛納 遠藤匡子 遠嶺 200206  
雛納五人囃子の髪梳いて 高瀬チエ子 遠嶺 200206  
外つ国の子の雛飾りまた納む 坂口三保子 ぐろっけ 200206  
雛納むはらからひとりづつ欠けて かたべすみこ 200207  
物言はず箱に雛の納まれり 伊藤いな栄 酸漿 200305  
古雛古りし木箱にまた納む 小澤友江 築港 200305  
箱書は父の草書や雛納め 水野リヱ 帆船 200305  
来年が漠然とあり雛納む 菅谷たけし 200305  
雛納め一家離散といひつべく 島崎省三 200305  
雛納め納めきれざる訃がひとつ 影山わこ 百鳥 200306  
誂へし木箱のかをり雛納め 森本キヌ子 200307  
華やぎをまなうらに秘め雛納む 多田節子 雨月 200307  
雛納せざるをちらと見て出社 稲畑廣太郎 ホトトギス 200403  
雛の客あり雛をさめ又先に 稲畑汀子 ホトトギス 200403  
それぞれへやさしき言葉雛納め 橘沙希 月の雫 200404  
ひとつづつ目を合はせては雛納む 頼田幸子 200405  
膝寄せ給ふさまに納めぬ内裏雛 梶川智恵子 200405  
雛納め牛車も駕籠も手のひらに 梶川智恵子 200405  
雛納めしたる正座でありしかな 福井隆子 つぎつぎと 200405  
雛納子らのぺースに合はせゐて 蔵澄絹枝 築港 200405  
雛納強き思ひも納めけり 蔵澄絹枝 築港 200405  
雛納む手櫛で髪を整へて 柴田咲子 築港 200405  
戦争を知らぬ雛を納めけり 長屋璃子 火星 200406  
来し方や山川のあり雛納む 宇田喜美栄 200406  
天冠はお膝に内裏雛納 米谷香恵子 築港 200406  
納めねば雛のお疲れ目に見えて 米谷香恵子 築港 200406  
雛納飾らぬ雛に詫びてをり 長石肇 築港 200407  
倒産のニュース聴きつつ雛納む 岩松八重 六花 200407  
紐多く使ひし子らの雛納め 梅村五月 栴檀 200408  
日が落ちて風がもの言ふ雛をさめ 八田木枯 夜さり 200409  
雛さまに見詰められゐて紅をさす 窪田粧子 馬醉木 200505  
雛の日の蓮の実納豆お茶請けに 牧悦子 200505  
雛の顔穏やかなまま納めけり 南原正子 酸漿 200505  
管弦のひびき止みたり雛納 長屋璃子 火星 200506  
雛納かんばせ払ふ小筆かな 中里とも子 百鳥 200506  
瓔珞のまた一つ落つ雛納め 遠藤とも子 ぐろっけ 200506  
天袋へ入るるは父の雛納 柿沼盟子 風土 200506  
歳月の闇へふたたび雛納む 島谷征良 風土 200507  
岩手山よく見ゆる日や雛納 細田桂子 百鳥 200507  
今日のためなほ納めずに置く雛 稲畑汀子 ホトトギス 200603  
昼食にみな立ち行けり雛納め 中村房枝 六花 200603  
今年また傷をふやして雛納め 鷹羽狩行 200604  
島を発つ支度のひとつ雛納め 酒井忠正 百鳥 200605  
樟脳を入れて納める押絵雛 小松敏郎 万象 200606  
雛納むに手作り雛も目隠せり 横川あい 200606  
踏台に妻伸び上る雛納め 徳丸峻二 風土 200606  
病室に飾りし雛も納めばや 大橋敦子 雨月 200704  
推敲のメモはのこさず雛納め 布川直幸 200704  
雛納め雨で一日延びにけり 池崎るり子 六花 200704  
雛納め戸口に魚の配らるる 百瀬七生子 海光 200705  
来年も又まみえたく雛納む 佐久間俊子 200705  
雛納む握手替はりに指撫でて 品川鈴子 ぐろっけ 200705  
お先にと妃が箱へ納め雛 品川鈴子 ぐろっけ 200705  
納め雛忘れもの無きやと遺影 品川鈴子 ぐろっけ 200705  
元通りには納まらぬ雛かな 福場朋子 200706  
婚期など二日遅れの雛納 加藤峰子 200706  
膝づめに子ら見つめゐる雛納 竹内水穂 火星 200706  
いとし子をいとしむおもひ雛納む 奈辺慶子 雨月 200706  
紅き塵ならば許して雛をさめ 八田木枯 晩紅 200706  
薄紙にくるまり眠れ雛納め 木内美保子 六花 200706  
あと一日飾りおきたく雛納む 岩松八重 六花 200706  
抱き合ふ形に納め内裏雛 丸山敏幸 200706  
雛納め終へて葬儀に参じけり 二神節子 200707  
雛納して洋室となりにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200709  
惜しみつつ惜しみつつ雛納めけり 山田六甲 六花 200803 雛納→ 2

 

2020年3月12日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。


 

2020年3月12日