白 酒      53句

白酒の紐の如くにつがれけり    高浜虚子

雛の日  雛祭  白酒  紙雛  雛壇  立雛

雛あられ 雛人形 雛納 桃の節句 雛遊び  流し雛  雛の家

作品
作者
掲載誌
掲載年月
すげかへのできぬ顔なり御白酒 田畑幸子 火星 199905
クリップでつなぐ幔幕お白酒 飯塚ゑ子 ヒッポ千番地 199906
白酒にホールインワン右大臣 平松薫 六花 200007
白酒に溺るるこころなしとせず 佐藤淑子 雨月 200106
姉一人酔うてしまひぬお白酒 浮田胤子 ぐろっけ 200106
お白酒父を酔はせてしまひけり 白鳥彰子 200107
白酒やいとこといふは会へぬもの 島谷征良 風土 200203
白酒の香に皆酔ひし四畳半 大関靖博 200204
船酔ひの刀自白酒をことはりぬ 品川鈴子 ぐろっけ 200204
白酒や浮世ばなれのやうな姑 末廣紀惠子 円虹 200206
白酒に酔うてふことも母似なる 岡本直子 雨月 200206
旗立てて白酒を売る店一つ 長沼紫紅 200305
白酒や兼六園の花固く 長沼紫紅 200305
白酒や姥も馴初め語りだす 三遊亭金遊 百鳥 200306
白酒を干し遥けきを二人かな 小谷延子 栴檀 200406
白酒や母と二人の夜の更けて 水谷節子 栴檀 200406
白酒は禁酒のうちに入らざる 稲畑汀子 ホトトギス 200503
かたくなな頭にしみるお白酒 安部里子 あを 200504
眠さうに白酒壜を出できたる 北川英子 200505
白酒は堤の形にくびれをり 辻直美 200505
白酒の灯れる店へ走りけり 大高芭瑠子 炎夏 200507
白酒や一の蔵には漆椀 宮澤さくら 今生 200510
折り畳むやうに注ぎ終へお白酒 鷹羽狩行 200603
雛の宴河合白酒白く辛し 鈴木榮子 春燈 200603
口ざはりよき白酒をうかとかな 佐藤淑子 雨月 200606
あえかなるもの白酒の酔ほのか 高橋照子 雨月 200705
白酒を召したる色の雛かな 山村修 酸漿 200705
白酒や馴初めなどを聞かれても 大森春子 200707
ほのめきは白酒くみしよりのこと 豊田都峰 京鹿子 200805
白酒に重ね袂の横座り 岩崎憲二 京鹿子 200805
白酒をチヨツピリ舐めし目が笑ふ 岩崎憲二 京鹿子 200805
酔ふとなく酔ふ白酒でありにけり 堀井英子 雨月 200806
白酒や姥哀調の子守唄 北尾章郎 200905
白酒や瓶のくびれにぐづりゐて 北川英子 200905
遠山は雪の気配やお白酒 垣岡暎子 火星 200906
高層の玻璃の夕焼お白酒 松井倫子 火星 200906
白酒を注ぐ黄瀬戸の盃小さし 植田利一 春燈 201005
白酒や孫にまけずの赤ら顔 萩原渓人 やぶれ傘 201008
怒り上戸にも訣れのお白酒 品川鈴子 ぐろっけ 201204
術前の訣れ白酒白丁よほろにも 品川鈴子 ぐろっけ 201204
亡き夫に今宵白酒まゐらする 田中綾子 雨月 201205
謙譲語重ねすぎたるお白酒 能村研三 201205
白酒にさへも酔ひしといふ男 稲畑汀子 ホトトギス 201303
白酒のとろりと酌みてなみなみと 稲畑汀子 ホトトギス 201303
白酒の朱盃にのこる紅のあと 市ヶ谷洋子 馬醉木 201305
雛飾り白酒酌みてふたり住 西田史郎 201405
白酒の瓶にピンクのラベルかな 瀬島洒望 やぶれ傘 201405
木の間より白酒の旗招きをり 山本丈夫 201406
白酒の酔を雛と分ちけり 橋添やよひ 風土 201406
白酒をつつましやかに飲む娘かな 谷岡尚美 201506
お白酒たつぷりつがれ子を持たず 渡辺若菜 春燈 201506
白酒をもって唏いてる野坂昭如 梨地ことこ 船団 201701
白酒の口直しなる越の酒 大川ゆかり 201705
白酒をしのばすやうに供へけり 東秋茄子 京鹿子 201706
白酒に禁酒とやかく言はずとも 稲畑汀子 ホトトギス 201803
白酒に酔ひ雛の夜の父の膝 中里よし子 春燈 201905
白酒を酌みて女の集ひかな 稲畑汀子 ホトトギス 202003

 

2021年3月3日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。

 
2021年3月3日