緋牡丹      55句

緋の牡丹赫と眼尻切れしかと    野沢節子

牡丹  緋牡丹  白牡丹  黒牡丹  大牡丹  夕牡丹  

牡丹園  牡丹散る  牡丹崩る  ぼうたん  牡丹焚

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
緋牡丹の狂ひしさまにくづれけり 藤井圀彦 199812  
緋牡丹やバイク野郎の往きにけり 橋井光夫 海程 199908  
緋牡丹や精一杯の大往生 久保田一豊 いろり 200107  
緋牡丹やかごめあそびのおわるころ 日下敬 船団 200110  
緋牡丹の咲きて火宅の中にあり 島貫アキ子 銀化 200206  
緋牡丹の冷たき炎燃えさかる 林翔 馬醉木 200207  
緋牡丹に海渡り来し爽気あり 大串章 百鳥 200207  
気がつけば緋牡丹にしてやられたる 水木沙羅 銀化 200207  
緋牡丹は天衣無縫と申すべし 滝青佳 ホトトギス 200209  
緋牡丹の崩れて夜の不整脈 長井順子 200302  
緋牡丹に門川流れ速めけり 米倉よしお 雲の峯 200307  
わだかまり解けて来たる緋の牡丹 高柳かつを 百鳥 200307  
老残の緋牡丹に風ほしいまま 渡辺昭 200311  
緋牡丹や雄のひよこを買はされて 山田六甲 六花 200405  
緋牡丹の大きく咲いて大き影 斎藤くめお 対岸 200407  
緋牡丹の微塵も怯みなかりけり 岩渕彰 遠嶺 200408  
から傘やつぶし島田の緋の牡丹 奥田筆子 京鹿子 200409  
生家なる裏に緋牡丹あふれゐて 林和子 万象 200507  
緋牡丹や慘烈といふ語の如く 瀧春一 菜園 200509  
小町通りの風を聴きをり緋の牡丹 勝見玲子 200605  
緋牡丹を咲かせ独身貴族かな 隅田享子 200608  
緋牡丹の切られしあとの虚空かな 加藤富美子 200609  
緋牡丹や鴎外ゆかりの蘭学書 野村みどり 八千草 200704  
肉厚の雨音立てり緋の牡丹 ことり 六花 200705  
緋牡丹のむらさき深く散り涯てし 山元志津子 八千草 200708  
緋牡丹の己が余生を燃やすかな 平野伸子 馬醉木 200708  
緋の牡丹だんまり女の重さかな 山元志津子 八千草 200708  
緋牡丹の崩れし闇の深さかな 岡佳代子 200807  
緋牡丹の前は素通り出来ませぬ 近藤公子 200807  
緋牡丹や郵便受けに旅のメモ 仁平則子 200807  
緋牡丹の仰け反りざまに崩れけり 鷹羽狩行 200906  
緋牡丹の描きしやうにひらきをり 武田漣 炎環 200907  
緋牡丹の芯の奥なるいのちのほ炎 上原重一 200907  
闇おりてくづほれはじむ緋の牡丹
伊藤敬子 201006  
緋牡丹に金剛界の風吹けり 山田春生 万象 201007  
妻恋のこころ奪へり緋の牡丹
松本三千夫 末黒野 201007  
緋牡丹にまなこ疲れて遠筑波 布川直幸 201105  
緋牡丹のかく美しき母の忌よ 加藤正子 酸漿 201107  
緋牡丹を火鉢に咲かせ佃煮屋 山田春生 万象 201108  
緋牡丹の生き生き日照雨過ぎゆけり 上原重一 201207  
雨粒を弾き緋牡丹開きけり 江見巌 六花 201208  
緋牡丹の鮮やかに咲き香り立つ 青木英林 かさね 201306  
緋牡丹や今日の主役は我と咲く 加納淳子 六花 201306  
緋牡丹の緋の色庭を誇示したり 中島知恵子 雨月 201310  
緋牡丹の朱の鮮らけき狭庭かな 中島知恵子 雨月 201310  
風格を見せ緋牡丹の五輪ほど 中島知恵子 雨月 201310  
緋牡丹の供華に青面多聞天 瀧春一 花石榴 201312  
緋牡丹や路地をうつつにしてしまふ 片山煕子 京鹿子 201408  
緋牡丹のしづかに受ける雨の音 大川ゆかり 201408  
緋牡丹に補色の溶む真昼かな 上谷昌憲 201607  
緋牡丹の源氏の君を待つごとく 竹下陶子 ホトトギス 201610  
緋牡丹の屈託といふ翳りかな 芝田幸惠 末黒野 201704  
大輪の緋牡丹を剪る躊躇なく 森屋慶基 風土 201708  
緋牡丹や不貞といふ字見当らぬ 伊藤希眸 京鹿子 201709  
緋牡丹のかすかなる揺れ雨あがる 町山公孝 201806  

 

2020年5月20日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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