ぼたん    21句

夜をゝしむ筒のぼたんや枕上   春泥

作品
作者
掲載誌
掲載年月
白ぼたん女流書道家身を華奢に 長尾康子 風土 199907
しやべりだしさうな光のぼたんの芽 小島とよ子 新樹光 200007
子規と律朝咲きぼたんの話題かな 蔵前幸子 船団 200101
ぼたん寺眼と目合はせば法ごころ 鈴鹿仁 京鹿子 200106
百の花千のゆらぎのぼたん園 岡田有紀子 遠嶺 200109
ぼたん園群れているのに皆一人 西塚成代 六花 200309
黒ぼたん異国に我を連れ去りぬ 田澤初枝 遠嶺 200310
なれゆえに白ぼたんまた白ぼたん 大島翠木 200408
毒舌に返す毒舌ぼたん散る 玉川梨恵 200408
正面に伐折羅の眼光白ぼたん 水野恒彦 200408
ぼたん咲く南京町のあかり燃ゆ 松下幸恵 六花 200510
日の牡丹星のぼたんと語り継ぎ 稲畑廣太郎 ホトトギス 200605
俯けるぼたんに支柱蝶結び 大城戸みさ子 火星 200708
ぼたん咲く母在りし頃のはらからよ 桜三奈子 200807
緋ぼたんの天のうづめとなり揺るる 松田曼莉 京鹿子 200901
白ぼたん赤子は眠りつつ笑ふ 芝尚子 あを 200907
ひと夜さの雨のぼたんに鋏入れ 芝尚子 あを 200907
そのなかの好きな牡丹はぼたん色 村上すみ子 200910
白ぼたん雨を花芯に受けてをり 布川直幸 201105
ぼたん咲く昨夜の雨粒葉にのせて 大崎紀夫 虻の昼 201510
ぼたん散りこころ移ろふ夕べかな 今村千年 末黒野 202109

 

2022年5月23日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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