日本海     236句

蟹喰ってねむるまで雨日本海    高島茂

日本海  海原  海底  深海  海光  海坂  海鳴り  太平洋  黒潮

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
とんぼうも日本海も夕日中 山田弘子 春節 199503  
日本海沖炎上の鳥賊釣火 鷹羽狩行 199809  
飛びはじむ蓮の実日本海曇る 大西八洲雄 春耕 199901  
白雨去る日本海と能登叩き 小谷部東吾 199902  
寒鰤のしぶきを立つる日本海 石井たを子 199903  
茎立を引き抜きてをり日本海 大山文子 火星 199906  
能登の旅日本海の月にそひ 稲畑汀子 ホトトギス 199909  
しばらくは日本海と真葛原 稲畑汀子 ホトトギス 199909  
日本海時雨太平洋晴暉 稲畑汀子 ホトトギス 199911  
日本海鏡の如し添寝かな 鈴木幸江 海程 200001  
大根引日本海へつんのめり 田中佐知子 風土 200001  
日本海の入日の岬おでん食ぶ 磯野たか 風土 200002  
雲海のふすま開けば日本海 松下幸恵 六花 200002  
いか釣火の遠くて高し日本海 富村波聴 六花 200007  
日本海見に行くためのサングラス 井上比呂夫 200010  
異国へと沈む夕焼け日本海 田畑保英 火星 200010  
日本海帰燕に碧を深めけり 佐々木ミツヱ 200011  
日本海をちよつとかきまぜ泳ぎけり 小林あつ子 火星 200104  
雪吊を解けばいつもの日本海 小宮山勇 遠嶺 200106  
日本海青田千枚の裾あらふ 能村登四郎 200108  
立葵真紅の上の日本海 山田由利枝 雨月 200109  
日本海に藁屑流る稲架の上 神蔵器 風土 200110  
鳥渡る波の秀しるき日本海 市橋進 春耕 200201  
大年の潮目の尖る日本海 高橋あゆみ 200202  
花水仙夕日を呑みし日本海 正木光子 いろり 200202  
涼しさや背に日本海良寛堂 能勢京子 船団 200202  
日本海覆すかに雪起し 藤浦昭代 円虹 200203  
風花の沖より霽るる日本海 大山文子 火星 200204  
山の向うは日本海風花す 中野たけみ 雨月 200204  
料峭や音つかひきる日本海 森田旅舟 200204  
鶴引くやそのあと昏き日本海 政木紫野 馬醉木 200205  
トンネルを抜け残寒の日本海 市川法子 200207  
日本海までの断崖水仙郷 塩川雄三 潮路 200210  
日本海荒るると聞けば鰤起し 稲畑汀子 ホトトギス 200212  
ずわい蟹啜れり日本海すすれり 岡正実 200302  
みんなみは日本海や雁渡し 和田照海 京鹿子 200302  
日本海のいろとなるまで若布干す 岩木茂 風土 200305  
夜釣の火日本海の闇深し 稲畑汀子 ホトトギス 200306  
残雪の山脈抜けて日本海 北嶋ひさ子 帆船 200306  
流灯や日本海も遠からず 稲畑汀子 ホトトギス 200308  
登高や日本海に船を見ず 小林呼溪 200310  
夜泣きする浜冷まじや日本海 山田六甲 六花 200310  
黒南風に鬼棲み日本海荒らす 新関一杜 京鹿子 200310  
虎杖や薄や咲いて日本海 浜明史 風土 200311  
葛の葉に暮雨の重たき日本海 木下ふみ子 馬醉木 200311  
鮭颪重く寄せたる日本海 田中由喜子 馬醉木 200401  
日本海側にも来たる風炎フェーンなり 長谷川登美 ぐろっけ 200401  
千枚の田の草もみぢ日本海 淵脇護 河鹿 200402  
枯露柿の軒ひくくして日本海 柴崎英子 200402  
鰰来る濃緑なせる日本海 松崎鉄之介 200402  
日本海の風のはぐくむ大旦 大角麻理子 百鳥 200404  
鱈汁や終日黒き日本海 比田誠子 百鳥 200404  
日本海烏賊火へ帳降りてくる 稲畑廣太郎 ホトトギス 200405  
日本海沿ひの町なり雪しまく 柄田喜美枝 築港 200405  
かたかごの万花へ日本海の風 内山花葉 200407  
檜扇や日本海けふおだやかに 竹内悦子 200408  
アカシヤの花より透けて日本海 湯浅康右 草の花 200408  
紅葉の火打山より日本海 須賀敏子 あを 200412  
荒れ狂う師走の波や日本海 永島よしお 200505  
七種を打てばひびきし日本海 中道愛子 200508  
蝉時雨見下ろしてゐる日本海 中野京子 200510  
銀粒の雨冷やかに日本海 能村研三 200510 若狭
日本海の落暉が火種キャンプの火 峰尾秀之 200512  
裸足にて日本海まで砂のなか 吉永寿美子 四葩 200512  
日本海より暮るる唐黍熱し 浜口高子 火星 200512  
月のいま闇をあまさず日本海 長沼三津夫 200512  
日本海の波音枕に蚊帳の宿 佐藤三男 万象 200601  
梟の首のぐるりと日本海 岩月優美子 200602  
風垣や鎬を削る日本海 大森尚子 風土 200602  
日の暮は時雨佳しき日本海 稲岡長 ホトトギス 200603  
寒濤の沖まで白き日本海 植竹美代子 雨月 200603  
日本海の空の近づく雪起し 松山直美 火星 200604  
寒鰤のしぶきも蒼し日本海 関まさを 酸漿 200604  
初空や鉄路に沿ひし日本海 尾崎和子 百鳥 200604  
雪解水日本海へと走りけり 山田六甲 六花 200604  
日本海の見ゆるどん山昼顔咲く 大石昌代 200608  
八月の浪音高し日本海 伊藤憲子 200611  
日本海の鳥賊火真面や浜御膳 上原瑞子 200611  
日本海風抜けてゐる番屋跡 赤座典子 あを 200703  
寒鰤や裏海と呼ぶ日本海 服部菰舟 雨月 200704  
虹一重二重しぐるる日本海 浅野恵美子 酸漿 200705  
椎の花やうやく抜けて日本海 稲畑汀子 ホトトギス 200706  
梅雨晴の旅路の展け日本海 稲畑汀子 ホトトギス 200706  
風死して夕日の据る日本海 伊藤ふみ 馬醉木 200710  
夕永し潮うるうると日本海 佐々木幸 200710  
涼新た夕日に染まる日本海 大久保寛子 遠嶺 200712  
釣糸を垂るる厄日の日本海 大山文子 火星 200712  
日本海見下してをる曼珠沙華 竹内悦子 200801  
錆色にしぐれて暮れぬ日本海 大畠政子 雨月 200801  
月明る過ぎどこまでも日本海 長沼三津夫 200801  
切干を震はす日本海の風 岩木茂 風土 200804  
二ン月の真暗がりの日本海 岸田爾子 200805  
除夜の闇日本海の怒濤より 竹下陶子 ホトトギス 200806  
荒鷲の嶺をかすめて日本海 林友次郎 天帝 200806  
麦穂波の向う日本海の紺 浜口高子 火星 200807  
ひっきりなしの飛魚の跳んで日本海 大橋敦子 雨月 200807  
撫子の咲いてそこより日本海 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
山幾つ越え来し日本海の秋 稲畑汀子 ホトトギス 200808  
峰雲や舟屋の庭は日本海 山路紀子 風土 200808  
はまなすや凪ぎて広がる日本海 阿部ひろし 酸漿 200808  
日本海見下す丘や夏燕 大里快子 酸漿 200809  
お花畑眼下に延ぶる日本海 竹内文子 遠嶺 200810  
秋麗や藍を深める日本海 久保久子 春燈 200811  
時雨雲全く失せて日本海 稲畑汀子 ホトトギス 200811  
日本海高鳴る落穂拾ひけり 小田司 馬醉木 200811  
山河越え帰省の窓に日本海 長谷川たか子 酸漿 200811  
牡蠣啜るつとよぎりたる日本海 田原陽子 200903  
冬凪や沖朱鷺いろの日本海 大坪景章 万象 200903  
日本海覆ひ隠して雪の降る 木原今女 ぐろっけ 200904  
針千本けふべた凪の日本海 岩木茂 風土 200904  
鳥海山ちょうかいの雪の雄姿や日本海 粟倉昌子 200905  
日本海とうとうたらり初弥彦 高橋ひろ 万象 200905  
磯蟹に日本海の凪いでをり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200906  
雛街道濤音つよき日本海 大西八洲雄 万象 200906  
鰈干す軒端づたひに日本海 浅田光代 風土 200906  
日本海ただただ眺め春愁 泉田秋硯 200907  
早蕨や峠の先は日本海 山本無蓋 200907  
春落葉日本海へと水流る 本多俊子 200908  
裏は植田前は大きな日本海 坂上香菜 200909  
日本海に沈む夕日や青岬 井口淳子 200909  
落日の日本海や夏惜しむ 清水伊代乃 酸漿 200909  
日本海にしづむ夕陽や烏賊釣舟 池田加寿子 200910  
蓮の葉の傾いてゐる日本海 岩木茂 風土 200910  
山寺の茂りぬけ来し日本海 加藤美代子 炎環 200910  
返照の日本海背に草刈女 川口襄 遠嶺 200911  
大夕焼紅を絞りし日本海 長谷川智弥子 炎環 200912  
十月の窓に切り取る日本海 長谷川友子 春燈 201001  
煮凝りや畳に響く日本海 岩木茂 風土 201001  
日本海穂すすき越しに見る夕日 島内美佳 ぐろっけ 201002  
引鴨のあと雲の浮く日本海 安達実生子 201005  
サーファーに春は名のみの日本海 竹下昭子 ぐろっけ 201005  
強東風や遠白浪の日本海 吉田裕志 201006  
断崖の百合の絶叫日本海 柴田朱美 京鹿子 201009  
道ひとつ植田を隔て日本海 有賀鈴乃 末黒野 201009  
万緑の奈落は日本海の青 古賀しぐれ ホトトギス 201010  
八月や浪高まりし日本海 泉田秋硯 201011  
秋気澄む半円形に日本海 福島茂 201012  
省二忌の沖くれなゐに日本海 栗栖恵通子 201012  
雁渡し波数ふゆる日本海 小山繁子 春燈 201101  
冬の野のかがやく果ての日本海 中江月鈴子 201101  
船もなく鯨ぐもりの日本海 尾崎みつ子 雨月 201101  
秋桜や太平洋と日本海 竹内悦子 201102  
昼暗き冬かみなりの日本海 和田満水 201102  
時雨雲どの路地からも日本海 内海保子 万象 201102  
日本海まなじりに入れ海苔を掻く 山田六甲 六花 201102  
煮凝りのやうな海凪日本海 岸田爾子 201104  
鯖火燃え日本海の闇へだて 稲畑汀子 ホトトギス 201105  
日本海の機嫌悪くて冬怒涛 泉田秋硯 201105  
日本海の波音聞きつ蕗を取る 原田敦子 酸漿 201106  
断崖になびく芒や日本海 高谷栄一 嵯峨野 201107  
日本海より青田波のぼり来る 千田敬 201107  
暮れなづむ代田明りの日本海 和田照海 京鹿子 201109  
虎杖や薄や咲いて日本海 浜明史 風土 200311  
日本海の波音入れて初電話 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
漁始日本海の荒波に 稲畑廣太郎 ホトトギス 201111  
飛魚も浮輪の中も日本海 秋千晴 201111  
白靴の一歩に跨ぐ日本海 柴田久子 風土 201111  
ビール飲むグラスに透けて日本海 柴田久子 風土 201111  
日本海の喜怒哀楽を学ぶ秋 小野寺節子 風土 201201  
氷見鰤を揚ぐるや雄声の日本海 海野ふさ子 馬醉木 201203  
鰤揚がる波荒れ狂ふ日本海 若島久清 万象 201203  
ドカ雪に日本海側白無垢に 山口庸子 ぐろっけ 201205  
大寒や海鳴り高き日本海 尾崎みつ子 雨月 201205  
雪解川日本海へと逸るなり 林いづみ 風土 201206  
立夏の川の日本海へと迸る 渡邉美保 火星 201208  
弥彦タワー眼下に夏の日本海 松木清川 ぐろっけ 201209  
息を呑む日本海の大夕日 舩山東子 ろんど 201209  
青嵐配流の地より日本海 松木清川 ぐろっけ 201210  
波の音冬を奏でる日本海 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211  
冬浪の色に明けゆく日本海 稲畑廣太郎 ホトトギス 201211  
時雨傘たためぬ日本海日和 稲畑汀子 ホトトギス 201211  
日本海逆巻く波頭冬隣 渡辺安酔 201301  
冬の雨遠景のなき日本海 佐瀬晶子 ろんど 201303  
日本海の淋しさに啼く寒鴉 古川千鶴 かさね 201207  
日本海の落日みごと螢烏賊 木下ふみ子 馬醉木 201305  
不安なき日本海なれ鳥雲に 片岡良子 雨月 201306  
田植過ぎ日本海今朝紺碧に 河合とき 末黒野 201310  
遠泳の頭流るる日本海 小林朱夏 201310  
日本海忽ち消して雪の靄 稲畑汀子 ホトトギス 201311  
涼風や見渡す限り日本海 岩木茂 風土 201311  
玫瑰や沖の寂しき日本海 土屋草子 ろんど 201311  
寒夕焼男は日本海が好き 鈴木照子 201403  
蟹宿に広がる荒磯日本海 難波篤直 201404  
枯尾根を行けば左右に日本海 奥田温子 やぶれ傘 201404  
虎落笛日本海の濤と消ゆ 竹下陶子 ホトトギス 201406  
寒夕焼男は日本海が好き 鈴木照子 璦別冊 201408  
くらげ群れ伏流果つる日本海 渕上千津 201408  
火蛾の群日本海守る岬基地 鈴木照子 201410 経ヶ岬
秋晴の花の浮島日本海 坂上香菜 201410  
胡麻打つや日本海の青を背に 浜福惠 風土 201501  
鰤敷や太き日矢立つ日本海 岩木茂 風土 201502  
鳥帰る日本海といふ史実 稲畑廣太郎 ホトトギス 201503  
松葉蟹鍋に広がる日本海 渡辺和夫 ろんど 201503  
一舟もなき日本海鰤起し 松岡和子 201504  
矢印の雪の捨場は日本海 中田光 201504  
日本海窓に寄せ来る凍つる闇 北川孝子 京鹿子 201505  
鳥雲に入るや小暗き日本海 片岡良子 雨月 201506  
春は名のみ砂を泣かせる日本海 田村すゝむ 風土 201506  
飛魚の目に残されし日本海 本池美佐子 201507  
謙信の絵凧の睨む日本海 小林和世 201507  
日本海まだ芯のある寒戻り 太田チヱ子 末黒野 201507  
クラス会春夕焼の日本海 仁平則子 201507  
韮畑の続く青さや日本海 遠山みち子 201508  
日本海に泛く残雪の利尻富士 林いづみ 風土 201508  
鰡跳んで島影淡き日本海 本池美佐子 201510  
心太すする目の前日本海 深川敏子 春燈 201510  
日本海を望む砂丘の灼けてをり 中道愛子 201512  
日本海鮞赤く透けてをる 近藤紀子 201602  
簾巻く日本海の半ばまで 伊藤通明 201603  
冬凪の風紋に佇ち日本海 森清堯 末黒野 201603  
烏賊火燃ゆ日本海を絞り上げ 稲畑廣太郎 ホトトギス 201605  
日本海まだ芯のこる余寒かな 太田チヱ子 末黒野 201605  
万緑の傾れ落ちたる日本海 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
日本海見たく北窓開きけり 松田明子 201607  
崖下は卯波の寄する日本海 赤堀洋子 万象 201609  
峰雲の軒先にある日本海 七種年男 201609  
日本海色深き紺秋めきぬ 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
爽やかや日本海の色とこそ 稲畑汀子 ホトトギス 201610  
雪解川容れ白濁の日本海 江見悦子 万象 201610  
登高す日本海の見ゆるまで 杉本光 201611  
燃えきらぬ夕焼を呑み日本海 大沢美智子 201611  
葛の香や径のひらけて日本海 宇都宮敦子 201611  
流灯のぐらりと目指す日本海 山口ひろよ 201611  
日本海茫茫たるや赤蜻蛉 大日向幸江 あを 201611  
水貝や波いや高き日本海 荒井ハルエ 春燈 201611  
神在月の砕ける波の日本海 荻布貢 201702  
秋晴や峠の向かう日本海 藤波松山 京鹿子 201702  
冬帝やインクの色に日本海 井上静子 201703  
鰤起し五感揺さぶる日本海 西村渾 201703  
日本海蕗の薹ある道つづく 田中藤穂 あを 201704  
鉈彫めく雪嶺聳え日本海 田所節子 201705  
日本海日和時雨を誘へる 稲畑汀子 ホトトギス 201711  
稲架解くや足下に荒き日本海 早川俊久 馬醉木 201712  
星飛べり日本海の暗闇へ 森山暁湖 万象 201712  
春寒の予報次々日本海 稲畑汀子 ホトトギス 201802  
虎河豚の斑にある冬の日本海 岩木茂 風土 201802  

 

 

2018年4月19日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。