海 底     102句 〈キーワード〉

海底のごとくうつくしく末枯るる    山口青邨

日本海  海原  海底  深海  海光  海坂  海鳴り  太平洋  黒潮

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
海底にぼらの網おき十三夜 神蔵器 風土 199812  
海底の牧場河豚の眼力満つ 山田緑光 海程 199812  
海底の戦艦大和虫すだく 近藤千雅 船団 199912  
海底に蛸壺島に月明り 田中藤穂 水瓶座 200002  
海底につづく石段蜷の群 延広禎一 200005  
さくらちる海底写真のようにちる 村山半信 海程 200007  
夜の雪海底もかく音無けん 行方克巳 知音 200103  
海底に届く虹の根実習船 折原あきの 船団 200110  
海底にあまたの兵士盆の月 森田旅舟 200208  
海底の火山活動十三夜 須佐薫子 帆船 200210  
海底に魚眠りゐむ雁渡し 根岸善雄 馬醉木 200303  
去年今年海底にある大鳥居 三崎由紀子 遠嶺 200304  
この辺りむかし海底青き踏む 岩月優美子 200306  
麟麟草海底たりし証しの崖 松崎鉄之介 200308  
海底うなそこの巨刹にゐたるCなり 瀬川公馨 200312  
海底に鬼の足跡小鷹舞ふ 秋千晴 200312  
この辺りかつて海底雪野原 内山恵美子 200405  
流れつく海底に雛あまた立つ 柴田佐知子 200406  
海底のにごる真珠の五月かな 酒井十八歩 草の花 200408  
啓蟄や海底油田掘り下げる 有賀元子 八千草 200409  
海底を通る夜汽車や兜虫 須佐薫子 帆船 200409  
ふつふつと海底火山青葉潮 九万田一海 河鹿 200409  
稲光眼の無き魚は海底に 内藤ゑつ ゑつ 200411  
海底をのぞいてゐたる師走かな 谷口佳世子 200503  
海底へいまも散りゐるさくらかな 佐藤喜孝 あを 200503  
海底の過去を負ふ崖石蕗咲ける 小田司 馬醉木 200602  
海底に眠る戦艦淑気満つ 徳田正樹 河鹿 200604  
海底に魚の血めぐる涅槃西風 柴田佐知子 200605  
海底に山脈ありと楸邨忌 水野恒彦 200608  
海底に骨や青磁や十二月 柴田佐知子 200612  
海底に星のこぼれて小豆粥 小澤克己 遠嶺 200701  
海底の山脈尖る淑気かな 掛井広通 200704  
海底の鱵の影を数へけり 泉田秋硯 200705  
猫族よ走れ海底火山噴く 中原幸子 以上、西陣から 200705  
海底に揺れてをりけり五月闇 ことり 六花 200706  
春の雷海底火山噴き出すか 工藤義夫 馬醉木 200805  
海底に砂の流れや蝶の昼 栗栖恵通子 200805  
海底に漂ふごとし紫木蓮 小澤菜美 200806  
埋没林海底の春逝きにけり 服部鹿頭矢 馬醉木 200807  
海底に礫のとどく敗戦日 栗栖恵通子 200811  
海底の山脈うごく十三夜 藤井みち子 200901  
海底の影を頼りて鱵釣る 泉田秋硯 200905  
海底に眠る魚あり涅槃雪 河口仁志 200905  
海底都市の王妃の像や雲の峰 金山雅江 春燈 200909 海のエジプト展
海底より目覚めしファラオ銀河みる 金山雅江 春燈 200909 海のエジプト展
海底トンネル秋思で越ゆる県境 木村公子 花貝母 200911  
極寒や海底の藻に日の当たり 荒井千佐代 201004  
啓蟄や海底トンネル漏水す 吉村摂護 201008  
手術室夏の海底かと思ふ 田辺博充 201008  
明易の海底めける部屋に覚め 山本無蓋 201009  
海底へ熔岩原つづく日の盛り 柴田佐知子 201009  
春はまだ海底にある寒さかな 岩岡中正 ホトトギス 201107  
八月や不沈戦艦海底に 竹貫示虹 京鹿子 201108  
海底を彷徨ふごとく梅雨に入る ひらいみおこ 六花 201109  
海底の漁網と漁船夏の月 田中藤穂 あを 201110  
海底にさきまはりして落花まつ 佐藤喜孝 あを 201110  
海底林のゆらぎし真上蜃氣楼 延広禎一 201205  
海底も啓蟄ですと魚信あり 延広禎一 201206  
三月の碧き海底水族館 代田青鳥 風土 201206  
海底に都市あるごとく霞みをり 森岡正作 201207  
海底に彷徨うごとく梅雨に入る 平居澪子 六花 201212  
貝寄風や海底にある山と谷 山口ひろよ 201302  
海底を兵隊さんが進む夏 佐藤喜孝 あを 201310  
海底の声の数だけ盆の月 山崎青史 ろんど 201311  
海底の声ひきずりて鮭のぼる 中山皓雪 201312  
海底にレアメタルとや文化の日 佐藤喜仙 かさね 201401  
大倭は秋海底に人棲みはじめ 伊藤希眸 京鹿子 201402 臨海水族館
風花や海底鉱に降りる貨車 広渡敬雄 201404  
海底にをどる日の斑や春淡し 神田美穂子 万象 201405  
黒々と海底を年逝きにけり 岩岡中正 ホトトギス 201406  
海底に日の斑の揺らぐ端午かな 荒井千佐代 201407  
海底の朽ちし船よけ海月かな あさなが捷 201407  
箱眼鏡海底いきなり迫り上がる 久染康子 201408  
サングラス街が海底都市となり 小林朱夏 201409  
海底に波は立たざり敗戦忌 高橋道子 201411  
河豚汁や海底にある坂越えて 宮井知英 201501  
海底めく青き電飾暮の街 峰幸子 末黒野 201503  
神の留守海底火山マグマ噴く えとう樹里 201504  
海底に山河のありぬ青葉潮 中村洋子 風土 201508  
海底に上り坂あり油まじ 宮井知英 201512  
かつて海底なりし山頂鷹渡る 甕秀麿 201601  
-海底に引き込まれたる春の夢 宮内とし子 201605 葛西臨海水族園
三月の祈り焦土へ海底(うなそこ)ヘ 藤原照子 201605  
啓蟄や海底火山広ごりぬ 中田禎子 201605  
海底トンネル抜けて大地や草いきれ 坂口郁子 末黒野 201611  
海底に時鎮もれる海鼠かな 雨村敏子 201701  
海底の都はいまも紅葉づりて 有松洋子 201701  
海底に沈む都の上に月 和田華凛 ホトトギス 201702  
海底の海鼠に星座巡りける 橋本順子 201704  
海底へ向く新幹線夏の空 中田禎子 201710  
海底のやうなる街よ大夕立 小田嶋野笛 末黒野 201711  
海底の立夏明るし奈良京都 タチオカ帽子 船団 201802  
海ゆかば海底駅のあり海市 火箱ひろ 船団 201811  
しばし秋思海底トンネル抜けてより 木多芙美子 春燈 201812  
寒雷や海底火山島となり 市ヶ谷洋子 馬醉木 201902  
羅針盤海底にあり終戦日 高倉和子 201902  

 

 

2019年4月21日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。