舞 茸     23句

生きている舞茸提げて来たりけり   加藤知世子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
舞茸の裏より上がる昼の月 飯塚ゑ子 火星 199812  
舞茸が好きでよく気の変はりたる 鳥居真理子 船団 199903  
舞茸や沖にうつりしつむじ風 栗栖恵通子 200012  
舞ふ如き大き舞茸朝の市 佐藤フクエ 春耕 200012  
大舞茸月山神に賜りし 菅原庄山子 春耕 200202  
舞茸のありど金輪際言はぬ 佐藤よしい 風土 200210  
舞茸の老木秘密とはならず 近藤貞子 ぐろっけ 200311  
この山の舞茸地鶏釜飯に 中澤文次郎 200402  
舞茸の触るれば脆き舞衣 三村武子 酸漿 200412  
舞茸の大きを胸にかゝへくる 滝沢伊代次 万象 200610  
舞茸を見つけ小躍りせし女 山内なつみ 万象 200701  
奥多摩の蕎麦に舞茸踊るかに 北村香朗 京鹿子 200702  
キャデイより受く舞茸とOB球 遠藤逍遙子 風土 200812  
舞茸を焼く山番の妻子なし 曽根満 万象 200902  
舞茸の出づるを待てり祭前 長田秋男 酸漿 200912  
舞茸を炒めて旨き夕餉かな 藤波松山 京鹿子 201101  
舞茸のたつぷりと舞ふ餃子鍋 上原重一 201112  
口上に負けて舞茸買ひ込めり 吉田和子 ぐろっけ 201301  
舞茸の天ぷら大きく昼餉かな 仁平則子 201311  
笹の葉を敷き舞茸を隣家より 千葉惠美子 末黒野 201401  
切株に舞茸あふれ猿田彦 福島せいぎ 万象 201401  
手計りの舞茸の香をふんだんに 園部早智子 ろんど 201502  
そつとそつと舞茸の階はづしをり 奥山テル子 万象 201512  

 

2019年11月1日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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