42句

俳諧は比喩といへどもこの菌    後藤比奈男

 きのこ 松茸 舞茸 けむり茸   茸飯 茸汁 占地 くさびら

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
菌あまたいかがはしきを並べたて
大橋敦子
雨月
199811
 
旨さうな菌に騙されてみるか
折原あきの
船団
199902
 
菌の笠をたたむを尾張とす
中原道夫
銀化
199912
 
菌生ゆ雨に渓川鳴るなべに
稲岡長
ホトトギス
200102
 
少し味濃かりしことも菌飯
稲畑汀子
ホトトギス
200110
 
子のこゑの遠く菌のにほひだす
佐藤喜孝
あを
200110
 
守銭奴と言はれて老ゆる菌売
下平しづ子
雨月
200112
 
阿武隈の雨鳴る夜の菌汁
古市枯声
春耕
200201
 
生き物の耳聡くなる菌山
春川暖慕
銀化
200201
 
好日やきのふ魚籠けふ菌籠
鷹羽狩行
200210
 
この雨の上れば菌山となる
稲畑汀子
ホトトギス
200210
 
菌狩とは思はれぬ身ごしらへ
稲畑汀子
ホトトギス
200210
 
くさびらに抜かれし悔ひの味したり
中原道夫
銀化
200212
 
真っ白な菌心底真っ白か
三由規童
雨月
200401
 
食べられる菌と食べられぬ菌
稲畑廣太郎
ホトトギス
200410
 
菌生ゆツンドラの地はやはらかし
赤座典子
あを
200410
アラスカ
菌とる骨教へられ山に入る
二村蘭秋
雨月
200501
 
フランベに香のたつ菌取り分ける
本郷桂子
ホトトギス
200502
 
峰寺の斎は菌も大切りに
安原葉
ホトトギス
200502
 
菌また菌や踊り出しさうに
津々楽朋世
ホトトギス
200502
 
菌たち森の絵本の中にゐる
津々楽朋世
ホトトギス
200502
 
豊作の香と踏み入りぬ菌山
橋本博
ホトトギス
200502
 
菌生ふ山浅からず深からず
橋本博
ホトトギス
200502
 
叩かれて雨の菌のもろかりし
小竹由岐子
ホトトギス
200502
 
菌みなどこかが欠けて雨の園
小竹由岐子
ホトトギス
200502
 
形良き名もなき菌置かれけり
稲畑廣太郎
ホトトギス
200510
 
洋風に和風に旬の菌そへ
稲畑汀子
ホトトギス
200610
くさびらの粘菌つきし掌
石脇みはる
200611
この赤は鬼も食はざる菌かな
大槻右城
ホトトギス
200803
初夢は故里の山菌狩
滝沢伊代次
万象
201001
剥ぎ取りて菌壊してしまひけり
前田貴美子
万象
201002
菌山夜は満天の星覆ふ
三村純也
ホトトギス
201003
前を行く人の目こぼし菌また
安原葉
ホトトギス
201005
食べられる菌と知つてをりながら
稲畑汀子
ホトトギス
201010
現し世に薄墨いろの菌生ふ
福田雅子
万象
201010
つけ合はせ菌でありし幕の内 稲畑汀子 ホトトギス 201310  
菌採り用の眼のあるらしき 池田崇 201512  
毒菌傘張る古墳登り口 金森教子 雨月 201701  
雨を呼ぶ森の菌の苦笑ひ 柳川晋 201812  
星の森菌の増ゆる音のする 雨村敏子 201902  

 

2019年10月30日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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