きのこ     53句

平凡な日々のある日のきのこ飯     日野草城

 きのこ 松茸 舞茸 けむり茸   茸飯 茸汁 占地 くさびら

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書他
もみぢ・きのこと決めかねて狩ごころ
鷹羽狩行
199810
きのこ山人にならひて靴を脱ぐ
城孝子
火星
199912
きのこ出て森さわがしき月夜かな
大竹淑子
風土
199912
きのこ山日照雨の過ぎてゆくは佳し
吉田明
200001
松下のビロード苔に冬きのこ
小澤克己
遠嶺
200002
山の音軽薄きのこざわめく
尾上有紀子
わがまま
200002
冬きのこ人のにほひに辟易す
伊藤格
200104
湯の宿はもと分校やきのこ山
岩崎正子
春耕
200201
きのこ生む玉子のふしぎ玉子茸
西山美枝子
酸漿
200201
きのこ生え墓生えお山剥落す
田村みどり
京鹿子
200210
きのふけふつつがなかりしきのこ汁
佐山文子
200211
笹の葉の褥の軽しきのこ籠
小林久雄
200312
山霊に一拍二礼きのこ狩
関位安代
帆船
200312
乗りつぎのバスを待つ間のきのこ汁
安永圭子
風土
200401
きのこ狩せしあの山よかの山よ
鷹羽狩行
200401
山村の子らとの卓やきのこ飯
山田富朗
遠嶺
200401
裏山にきのこ持つ娘と知り合へる
赤座典子
あを
200412
神祀るロッヂにいこふきのこ汁
澤田緑生
馬醉木
200501
石のきのこカッパドキアの夕日かな
今井久良子
酸漿
200504
きのこ飯家兄の獲たる鹿茸ししたけ
瀧春一
菜園
200509
聞く耳を持たぬ色なり毒きのこ
あさなが捷
200511
曇天の一角くづる毒きのこ
宇都宮滴水
京鹿子
200511
在りし日の母と入りたるきのこ山
戸村よねこ
遠き海
200602
どつてこのきのこ楽隊賢治の忌
生方義紹
春燈
200612
山知らぬきのこも入るる茸汁
甲州千草
200702
名園の色の一つに毒きのこ
丁野弘
200710
きのこ汁旅先に聞く国なまり
伊藤一枝
酸漿
200712
一膳の妙にうれしききのこ飯
荒川清司
遠嶺
200801
毒きのこ踏みてより足軽くなる
飛鳥由紀
200801
暮るるとききのこのかたち茸山
鷹羽狩行
200811
峠路をサイクリングやきのこ飯
森下康子
200811
独り夜の贅を堪能きのこ飯
新実貞子
200811
朝ドラを見ての郷愁きのこ飯
泉田秋硯
200901
耳厚く美味そうな毒きのこなり
宮嵜亀
船団
200903
山姥のやうな足取りきのこ山
渡部志津子
200912
山鳩のこゑの折節きのこ山
藤井美晴
やぶれ傘
201001
車酔ひ和らいでゆくきのこ汁
島内美佳
ぐろっけ
201002
庭の茸毒きのこではなささうな
丑久保勲
やぶれ傘
201101
愛宕護符貼れる厨にきのこの香 和田郁子 201201  
もてなしはきのこづくしや郡の宿 中井登喜子 201201  
きのこ飯一汁一菜振舞はれ 下平しづ子 雨月 201201  
独り用釜にぞお焦げきのこ飯 佐藤美紀 ろんど 201212  
きのこ飯香るよろづ屋返事無く 小澤菜美 201301  
佐津さんは予約の席へきのこ飯 山田六甲 六花 201310  
「すぐそこ」の滅法遠ききのこ村 頓所友枝 201312  
通りすがりの足蹴うけ毒きのこ 佐津のぼる 六花 201402  
有線で告ぐる入札きのこ山 塩路隆子 201411  
石橋を渡れば店にきのこ飯 山田六甲 六花 201411  
きのこ付き輪切り丸太を椅子がはり 大島英昭 やぶれ傘 201501  
LFD灯す食卓きのこ飯 土谷倫 船団 201505  
深々と谿の風聴くきのこ汁 徳田千鶴子 馬醉木 201510  
きのこ咲く水車支ふる棒にさへ 山田六甲 六花 201612  
手掴みの葱やきのこや芋煮会 岸洋子 201803  
体裁をつくろふ樹海毒きのこ 鈴鹿呂仁 京鹿子 201811  
茸取り人招きよす毒キノコ 大日向幸江 あを 201811  

2019年10月31日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。

注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。

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