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孤児たちに映画くる日や燕の天    古沢太穂

つばくらめ  つばめ 燕の子  燕帰る  帰燕  秋燕

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
一村は泥の匂ひて燕ふやす 梅村五月 栴檀 200408  
燕孵る軒先低き玩具店 成瀬けい子 帆船 200409  
後頭に何か感じて燕過ぐ 白崎一子 築港 200408  
燕生れ鱗の光る糶場あと 淵脇護 河鹿 200408  
昇進の駅長駅に燕来る 梅村五月 栴檀 200410  
考への眉間を蹴つて初燕 林昭太郎 200407  
天草の墓標縫ひゆく初燕 堀口希望 200407  
大海の波引つぱつて燕来る 遠野萌 200411  
燕の引く日うながす風と知れ 市場基巳 200411  
先陣をきそいし川を燕飛ぶ 長谷川登美 ぐろっけ 199908  
烏のみふえゆく現世燕来よ 長谷川登美 ぐろっけ 199910  
低く飛び燕が潜る勅使門 大森ムツ子 ぐろっけ 200108  
初燕鉄骨林の狭間飛ぶ 永野秀峰 ぐろっけ 200109  
若燕池をかすめて相舞し 改正節夫 ぐろっけ 200208  
古城跡燕飛び交ふばかりにて 坂口三保子 ぐろっけ 200209  
白子港漁船のマストに初燕 坂口三保子 ぐろっけ 200306  
小次郎の剣の暗喩か燕舞ふ 内藤三男 ぐろっけ 200307  
初燕おまえは何を見てきたか 所薫子 ぐろっけ 200307  
病窓に燕たまごを抱えおり 八木紀子 ぐろっけ 200308  
黒部ダム大放水に飛ぶ燕 西村梼子 ぐろっけ 200310  
電線に小燕七羽親を待つ 松木清川 ぐろっけ 200310  
勝手口騒がしくして燕来る 北川光子 ぐろっけ 200408  
ロッキーに赤き胸毛の燕ゐて 長谷川登美 ぐろっけ 200409  
死燕の肩に漂ふ水の色 細野恵久 ぐろっけ 200504  
これよりは燕の空でありにけり 稲畑廣太郎 ホトトギス 200503  
燕や日本の空を忘れずに 稲畑汀子 ホトトギス 200503  
燕に空も大地もととのへり 稲畑汀子 ホトトギス 200503  
燕来る声なきこゑの無言館 神蔵器 風土 200505  
吹き霽れし比良連峰や燕来る 西村博子 馬醉木 200506  
燕来る野や晴れ晴れと川一本 小澤克己 遠嶺 200506  
空に涯海に底あり燕来る 小澤克己 遠嶺 200506  
梁に板打ち付けて待つ初燕 塩由造 万象 200505  
御城下の茶町魚町燕来る 長谷川紀美子 築港 200506  
初燕癒ゆる生命のかく眠き 塩路隆子 200507  
病衣干すついでの体操燕来る 山中宏子 200507  
金毘羅の唄聞く駅舎初燕 名取桂子 200507  
燕反る湖国に空はあまりゐて 豊田都峰 京鹿子 200506  
松並の影一川に燕来る 関口幹雄 遠嶺 200507  
詰襟の五つのボタン初燕 南保芙美子 遠嶺 200507  
ぎりぎりのところで燕ひるがへる 高橋将夫 200507  
燕きてふたりの顔の古びたり 城孝子 火星 200507  
ローマ字の骨董店や燕来る 佐々木悦子 帆船 200507  
燕来てよりの寒さよこの三日 大坪景章 万象 200507  
初燕霧笛の小屋をかすめたり 江見悦子 万象 200507  
燕来て書き込み多き農暦 神蔵器 風土 200507  
燕くる宇陀郡室生村大野 山路紀子 風土 200507  
初燕検察庁の門くぐる 林裕子 風土 200507  
燕くるも雁の便りの届かざり 御橋忠一 200506  
河内朝の治水の堤初燕 松崎鉄之介 200507  
燕鳴く板戸に戊辰の弾丸の痕 関口政之助 200507  
発掘の今日掘りし土燕来る 三関浩舟 栴檀 200507  
初燕用心深く低く飛ぶ 塩川雄三 築港 200507  
燕来る天保山の観艦碑 野崎たか志 築港 200507  
牧の牛かすめ飛び交ふ初燕 能沢和子 築港 200507  
湖北行く貨物列車や初燕 高田佐土子 築港 200507  
切り返す風も茶どころ初燕 大庭三千枝 200507  
唐紙や燕のこゑをとじこめし 吉弘恭子 あを 200506  
燕また反りて櫓を昂らす 豊田都峰 京鹿子 200507  
光陰に正しくさとく燕くる 磯野しをり 雨月 200507  
海光の冷えつつもはや飛燕かな 高橋さえ子 200506  
飛燕はじまる側溝の水迅り 前田陶代子 200506  
瓦師の空を歩きぬ初燕 尾辻のり子 河鹿 200508  
空一枚わがものにして初燕 横山干鶴子 河鹿 200508  
初燕水面に低くひるがへる 福留ゆみえ 河鹿 200508  
朝礼の校長かすめ初燕 石川等 200508  
夕燕きり良く畑の終りけり 関戸国子 酸漿 200508  
聖堂の十字架の天飛ぶ燕 唐澤よしもと 酸漿 200508  
町中の注連ひらひらと燕来る 中島正夫 対岸 200508  
湧水に勢ひのあり初燕 田中千枝子 対岸 200508  
初燕ふと仕合せに気づきけり 石川英利 百鳥 200508  
水筒に名水あふれ初燕 景山まり子 百鳥 200508  
野の果はすなはち海や燕来る 宮尾直美 200507  
燕舞ひ明日の太陽予約せり 塙告冬 ホトトギス 200509  
水口の泥の乾きや初燕 里中章子 200508  
表札に父の名のこり燕来る 青木治代 栴檀 200509  
今年又軒を借ります燕来て 岩崎憲二 京鹿子 200509  
一線に繋ぐ一線燕飛ぶ 嶋田摩耶子 ホトトギス 200511  
奥里のたつた四五戸に燕来る 守屋井蛙 酸漿 200511  
踏切の音絶え間なし初燕 内藤ゑつ ゑつ 200411  
その中に朝比奈隆めく燕 稲畑廣太郎 ホトトギス 200603  
砂利舟の吃水深し燕來る 竹貫示虹 京鹿子 200603  
単線に沿うて燕の来たりけり 小林朱夏 200604  
衛兵の敬礼揃ふ初燕 水原春郎 馬醉木 200605 中正紀念堂衛兵交代
燕一閃八十といふ誕生日 堀内一郎 あを 200604  
草深く住むや燕に軒貸して 西村勝美 春燈 200605  
燕来る日のため玻璃戸磨きおく 山田暢子 風土 200605  
日曜の登檣礼や燕来る 泉田秋硯 200606  
燕来て児が来て言葉多用の日 山中宏子 200606  
日曜の登樒礼や燕来る 泉田秋硯 200606  
見えぬ眼に遠山河見え燕来る 村越化石 200606  
力石に大小のあり初燕 赤尾杉昌子 対岸 200606  
初燕ひとりで渡る逢瀬橋 淵脇護 河鹿 200607  
朝ドラはハツピーエンド燕来る 松永弥三郎 河鹿 200607  
変りなき生国軒に燕来ぬ 佐藤よしい 風土 200606  
黒潮の洗ふ五島や冬燕 吉村摂護 200606  
表札のなき家なれど燕来る 合川月林子 ぐろっけ 200607  
山門を風と潜れり初燕 大西裕 酸漿 200607  
噴水の上にてすれ違ふ燕 山田六甲 六花 200607  
燕来る九戸の谷戸のどの家も 神蔵器 風土 200607  
燕来るドイツ庭園に裸婦二体 上村葉子 風土 200607 燕 4→

 

2014年5月4日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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