夏 燕 2   100句

夏燕蒙古にめぐる誕生日    川端龍子

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
三段の堰のとどろく夏燕 阿波谷和子 雲の峯 200307  
夏燕蔵に揚羽の紋光る 中御門あや 雲の峯 200307  
六本木ヒルズの夜明け夏燕 小澤克己 遠嶺 200308  
大阪の帝國ホテル夏つばめ 中川二毫子 遠嶺 200308  
汐留の新橋駅舎夏燕 戸原春彦 帆船 200308  
江ノ電のポイント切り替へ夏燕 池田加代子 風土 200308  
湯の町に山影迫り夏つばめ 石川貞子 対岸 200308  
掛茶屋の信濃追分夏燕 山口たけし 雲の峯 200308  
赤膚の土くはへ来る夏燕 渡辺政子 雲の峯 200308  
飛び来る礫と見しが夏燕 若山実 雲の峯 200308  
夏燕川面を風のさかのぼる 高柳かつを 百鳥 200308  
夏つばめ起伏自在に丸の内 坂田圭 200308  
夏つばめ巌流島にひるがへる 安達実生子 200309  
大簗の朝靄ぬきて夏つばめ 長沼冨久子 馬醉木 200309  
潮騒を聞く礼拝堂夏つばめ 白井墨絵 遠嶺 200309  
山寺の磴を掠めて夏つばめ 村林久子 遠嶺 200309  
字治早瀬すいと逆らふ夏燕 福井鳳水 円虹 200309  
夏つばめ湖の全景使ひ切り 大庭三千枝 200309  
十字路を使ひきつたる夏つばめ 高橋あゆみ 200309  
夏燕一閃湖の紺緊まる 渡部義雄 200309  
おとがひで数ふ石段夏つばめ 渡部義雄 200309  
七味屋のちひさき枡や夏燕 中村洋子 風土 200309  
丁字屋の空翻す夏燕 間島あきら 風土 200309  
城跡の濠の濁りや夏燕 生田作 風土 200309  
地を擦れ擦れ屋根をすれすれ夏燕 西村しげ子 雨月 200309  
夏つばめ道中合羽で急くごとし 山上カヨ子 200309  
夏燕今年生れし子も混う 横林誠二 200309  
商ひの競ひ激しや夏燕 泰江安仁 百鳥 200309  
夏燕掠め横切る高速道 岡田有峰 築港 200309  
夏つばめすぐに駈け出す黄帽の子 平野静 京鹿子 200309  
夏つばめ金八先生駆けし土手 磯みどり 遠嶺 200310  
刃物屋の軒ひるがへり夏つばめ 小森泰子 馬醉木 200310  
朝食の白粥ふきて夏燕 中川美代子 ぐろっけ 200310  
均衡をやぶる一打や夏燕 今瀬一博 200311  
切り込んで躱して夏の燕かな 鳥川昌実 六花 200311  
湖の面の夕日を銜へ夏つばめ 曷川克 遠嶺 200311  
樋橋の水のもつれに夏つばめ 小沢喜美子 遠嶺 200311  
子育てにエプロン欲しかろ夏燕 物江晴子 八千草 200311  
夏つばめ釣宿は夜の舟仕度 飯塚雅子 200401  
夏つばめ豆腐一丁の軽さかな 鈴鹿仁 京鹿子 200406  
オリーブの丘に古墳や夏燕 中野薫 雲の峰 200407  
灯台の上部見え来し夏燕 安嶋都峯 対岸 200407  
きつと来る筈駅口の夏燕 中島一路 対岸 200407  
流速は空にもありて夏つばめ 小澤克己 遠嶺 200408  
谷底へ流るる一矢夏つばめ 岩渕彰 遠嶺 200408  
近況を交すつかの間夏燕 飛山ますみ 遠嶺 200408  
切り岸や礫めくもの夏燕 飛鳥由紀 200408  
夏燕世界遺産へまつしぐら 酒井康正 百鳥 200408  
夏燕出入はげしき村役場 喜多初枝 雨月 200408  
夏燕十字路はいま午前九時 木下野生 200408  
中華街門より出でぬ夏燕 大西八洲雄 万象 200408  
胸元に来てひるがへり夏つばめ 鈴掛穂 200408  
風がすき宙に反転夏つばめ 深田稚敏 200408  
夏燕校庭広き小学校 岡崎桂子 対岸 200408  
引き潮のはじまつてをり夏燕 木下野生 200409  
波崎町は太刀の切つ先夏燕 横田初美 春燈 200409  
呆けたらあきまへんでと夏つばめ 加藤君子 火星 200409  
貯水池の金網高く夏燕 溝口ゆき 百鳥 200409  
酒倉の櫂棒乾く夏燕 浅田浦蛙 対岸 200409  
縺れては離れて速し夏つばめ 辻井桂子 京鹿子 200409  
ミサイルのやうに河越ゆ夏燕 川崎光一郎 京鹿子 200409  
夏燕虫籠窓透く今西家 梅村五月 栴檀 200409  
下町は門を構へず夏燕 松崎早智子 帆船 200409  
高層の団地きりもみ夏燕 青木康信 帆船 200409  
天守閣目ざして飛べり夏燕 村山みよ 築港 200409  
夏燕五分待てども巣に寄らず 松崎鉄之介 200409  
晴れ上がり給餌間遠の夏燕 松崎鉄之介 200409  
象舎より出入りしてゐる夏燕 前迫寛子 河鹿 200409  
夏燕とある米屋の店じまひ 高畠英 河鹿 200409  
霽れ渋る熊野の雨や夏つばめ 佐藤山人 200409  
夏つばめ胸を鍛へてゐたりけり 戸田和子 200409  
水奔る棚田を掠め夏燕 前迫寛子 河鹿 200410  
すれすれが好きなる梁の夏つばめ 西口鶴子 遠嶺 200410  
陸に朽つ亡父の舟や夏つばめ 荒井千佐代 200410  
夏燕羽切る音を田に川に 佐野まさる 百鳥 200410  
湖の水ふふみて翔べり夏燕 佐藤哲 万象 200411  
商館に遺る年号夏つばめ 内山照久 200411  
餌を捉へほつと浮き身の夏燕 伊藤賢三 春燈 200411  
直線に強弱のあり夏燕 渡辺美代 対岸 200502  
大川のみづの膨らみ夏燕 太田佳代子 春燈 200507  
川底のひかりの揺らぎ夏燕 宮川迪夫 遠嶺 200507  
表札にひとりの名前夏燕 木下野生 200507  
閉ぢられしままの古書店夏燕 木下野生 200507  
無人駅出れば迎への夏燕 望月力男 帆船 200507  
親柱残る京橋夏つばめ 直井たつろ 風土 200507  
夏燕駅南北に通り抜け 中家桂子 築港 200507  
夏燕鞍馬の社へ突き刺さる 白神知恵子 春燈 200508  
水擦つて空擦つて夏燕かな 櫨木優子 200508  
奴隷市場跡に胸摺る夏つばめ 神田美穂子 万象 200508  
土壁にひかりの渚夏つばめ 浜田はるみ 遠嶺 200508  
朝の日に山気の濡るる夏つばめ 勝田公子 200508  
渾身のバックホームや夏つばめ 高木嘉久 200508  
ここもまた地獄谷なり夏燕 戸田和子 200508  
磯竈の口ぽつかりと夏燕 福井隆子 対岸 200508  
渡船待つ丸木桟橋夏燕 三枝邦光 ぐろっけ 200508  
天領の古き街並夏燕 薮口弥生 築港 200508  
観覧車斜によぎる夏燕 庄野房女 築港 200508  
民権の発祥の門夏つばめ 神蔵器 風土 200508  
一人づつ鍵もつて出る夏燕 柴田久子 風土 200508  
運転手を眩しく見る子夏燕 小林朱夏 200508 夏燕 →3

 

2019年7月9日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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