小望月          71句

堂守の番茶焙る香や小望月     寺内一砂

名月  明月 満月 月今宵 良夜 望月 小望月 待宵 雨月

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
小望月よぎる飛行機点滅し 岡野峯代 ぐろっけ 199901  
小望月出しほの船の座にありて 能村登四郎 芒種 199911  
小望月夜干しのものを取りに出て 服部幸 200002  
告告と吾を蝕む小望月 尾上有紀子 わがまま 200002  
つやつやと子の髪乾く小望月 湯橋喜美 200011  
定刻に遅速などなし小望月 宇都宮滴水 京鹿子 200211  
子の旅荷大方成りし小望月 塩谷はつ枝 馬醉木 200212  
バスと共にひたすら走る小望月 松崎鉄之介 200212  
廃船に潮明りして小望月 山口幸子 200212  
念願の島へ発ちけり小望月 高柳かつを 百鳥 200301  
大海に小舟が一つ小望月 若生まりあ 遠嶺 200306  
薄雲をやうやく抜けし小望月 坂井和子 酸漿 200311  
母のなき我に祖母あり小望月 山田孝枝 酸漿 200312  
ペンライトでお神籤を読む小望月 牧悦子 200312  
母の忌の星ひとつ連れ小望月 土屋酔月 火星 200401  
焔星ひたと侍らせ小望月 藤原りくを 八千草 200404  
夫の下駄借りて出づるや小望月 千田百里 200412  
川岸を微吟する影小望月 内田稔 遠嶺 200501  
いまここにわれ生きてあり小望月 伊藤白潮 200510  
星一つなき明るさに小望月 阿部ひろし 酸漿 200511  
足弱の客を見送る小望月 築城百々平 馬醉木 200512  
文机の片付いてゐる小望月 廣畑忠明 火星 200512  
陰神の穴を風吹く小望月 須田紅三郎 200609  
舫ひあふ船のふね打つ小望月 飛鳥由紀 200612  
湯かげんを父に合はせて小望月 田千鶴子 馬醉木 200701  
古ギターぼろんと鳴らし小望月 塩路隆子 200712  
小望月妣の桐下駄履きて出づ 東野鈴子 雨月 200712  
回廊は湖に尽きたり小望月 深澤鱶 火星 200712  
小望月誓ひおほきく子の発ちぬ 太田昌子 馬醉木 200812  
板橋を高き下駄音小望月 吉田裕志 200812  
海坂も空もひと色小望月 柴野静 200812  
砂山の亀裂深まる小望月 田村園子 200812  
お猪口置きお猪口を持ちて小望月 小林正史 200812  
天領村なりし高嶺の小望月 山中志津子 京鹿子 200812  
校正の泪目となる小望月 川口襄 遠嶺 200901  
今日もまた感謝で暮れて小望月 与川やよい 遠嶺 200901  
かたはらに衣ずれのあり小望月 縄文人 炎環 200912  
母の衣をいたはり畳む小望月 環順子 遠嶺 201001  
講演を済せし帰路の小望月 大橋晄 雨月 201011  
お旅所の松亭々と小望月 浜福惠 風土 201012  
伝教の仏燈掲ぐ小望月 村井二郎 馬醉木 201101  
講演を済せし帰路の小望月 大橋晄 雨月 201011  
お旅所の松亭々と小望月 浜福惠 風土 201012  
伝教の仏燈掲ぐ小望月 村井二郎 馬醉木 201101  
街灯に勝り明るき小望月 大橋晄 雨月 201111  
夫恋ふや雲間にじらす小望月 茂木なつ 春燈 201112  
小望月明日着る服を吊しおく 河村啓花 ろんど 201112  
小望月窓に離陸となる家路 安原葉 ホトトギス 201202  
餺飥を甲斐にすするや小望月 小林愛子 辻楽師 201206  
マニ族の手踊り真似る小望月 青山正生 201212  
たし算へ貸す婆の指小望月 村上千紫 京鹿子 201302  
父癒えて母の背まろし小望月 コ田千鶴子 馬醉木 201311  
露天湯に先客小望月に暈 土井ゆう子 風土 201312  
小望月学僧あまた無言なり 兵泉美 京鹿子 201401  
お勝手の窓に飛び込む小望月 兵泉美 京鹿子 201401  
おほてらの鴟尾へ皓々小望月 国包澄子 201411  
蒼々とただ蒼々と小望月 橋本靖子 201411  
薄雲を透け来し光り小望月 齋藤朋子 やぶれ傘 201412  
気をもめば形なし来し小望月 山田六甲 六花 201510  
太郎冠者のこゑも金色小望月 原田達夫 箱火鉢 201511 法華経寺・薪能
激津瀬を羚羊渉る小望月 根岸善雄 馬醉木 201512  
中天へ置かれしごとき小望月 森山暁湖 万象 201512  
西沼に絵巻のやうな小望月 森屋慶基 風土 201512  
小望月にも必衰のありにけり 竹下陶子 ホトトギス 201603  
賜ひたる桃にかげさす小望月 岡田和子 馬酔木 201611  
どことなくいびつ今宵は小望月 今橋眞理子 ホトトギス 201702  
横雲の台座に暈の小望月 岡崎郁子 馬醉木 201801  
小望月のいささか伸びる草の丈 高木晶子 京鹿子 201801  

 

2018年9月22日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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