作品 |
作者 |
掲載誌 |
掲載年月 |
明月や女くるりと卵呑む | 小堀寛 | 京鹿子 | 199901 |
芳香は小賀玉産土今日明月 | 平田直樹 | 海程 | 199910 |
ことさらに雨後の明月美しき | 山本潤子 | いろり | 200011 |
いつしかに有明月を見るならい | 吉田光子 | ぐろっけ | 200102 |
明月や開封されし遺言書 | 谷口佳世子 | 槐 | 200201 |
待ちしごと丘すれすれの夜明月 | 阿部ひろし | 酸漿 | 200404 |
明月や高松行の最終船 | KOKIA | 六花 | 200501 |
明月を浴ぶ手賀沼も利根川も | 松本紀子 | 八千草 | 200603 |
明月と聞きて力ーテン開けておく | 桑田青虎 | ホトトギス | 200703 |
遠山の市章くつきり栗明月 | 松下幸恵 | 六花 | 200705 |
明月や管弦の舟浮べたる | 磯野たか | 風土 | 200712 |
明月や |
小形さとる | 槐 | 200812 |
明月や抱瓶に影くつきりと | 中山純子 | 万象 | 200812 |
仲秋の明月さへも見そびれし | 瀧青佳 | ホトトギス | 200901 |
朝顔や夕べは明月の色を秘め | 奥田茶々 | 風土 | 201011 |
明月やみな鼾かく動物園 | 佐藤喜孝 | あを | 201012 |
明月や今日は門灯つけぬまま | 須賀敏子 | あを | 201110 |
明月や老人ホーム寂かなり | 早崎泰江 | あを | 201110 |
白雲を恵方へ流し夜明月 | 鈴鹿仁 | 京鹿子 | 201302 |
雲厚き憾み明月も十六夜も | 中島知恵子 | 雨月 | 201302 |
明月の上る方角眉剃れり | 中山純子 | 万象 | 201312 |
明月やけふといふ日の戻り来ず | 志方章子 | 六花 | 201402 |
広島は明月といふ無月かな | 飛高隆夫 | 万象 | 201412 |
明月の守宮を誘ひ出しにけり | 飛高隆夫 | 万象 | 201412 |
明月の光の剣が屋根を刺す | 出口誠 | 六花 | 201501 |
明月や深夜トラック都市目指し | 清水量子 | 空 | 201602 |
吾が影の明月へ旅立ちたがる | 石田きよし | 鴫 | 201612 |
明月や雲白々と走りをり | 河野美奇 | ホトトギス | 201702 |
明月が門を推したり敲いたり | 柳川晋 | 槐 | 201711 |
明月のぬつと顔出す夏の果 | 菊谷潔 | 六花 | 201912 |
明月であれ人の世に生くるこころ | 近藤喜子 | 槐 | 201912 |
明月や壁にもたれて一人酒 | 延川笙子 | 六花 | 202001 |
明月や影引く杖の音高く | 岡野塁子 | 末黒野 | 202201 |
明月へ地球の水音風の声 | 鈴木直充 | 春燈 | 202301 |
2023年9月19日 作成
「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。
「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。
注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。
ご希望の季語がございましたら haisi@haisi.com 迄メール下さい。