金魚 5 (含他季)      72句

作品
作者
掲載誌
掲載年月
前書その他
春愁の指に吸いつく金魚かな 火箱ひろ 201506  
丸々と去年の夜店の金魚かな 久世孝雄 やぶれ傘 201508  
一匹の金魚のための金だらひ 宮内とし子 201508  
金魚を繁殖させて青年恋もせず 篠田純子 あを 201508  
禅寺の池の金魚の肥えてをり 篠田純子 あを 201508  
我が前で金魚安心してをりぬ 高橋将夫 201509  
眺めゐる金魚に我もながめられ 柴田靖子 201509  
屑金魚より蘭鋳に深入りす 宮内とし子 201509  
眼の覚めるたびに金魚を覗きけり 塩野谷慎吾 201509  
泳ぐ金魚横目に魚下ろしをり 吉村さよ子 春燈 201509  
丹沢の水足してゆく金魚売り 中村洋子 風土 201510  
水換ふる金魚や古りし遺影の父 官崎紗伎 春燈 201510  
金魚池の囲む秀長城下町 山中志津子 京鹿子 201511  
二匹ともポニヨと名付けし金魚かな 野村鞆枝 京鹿子 201511  
金魚屋の金魚売り場に喫茶室 瀬島洒望 やぶれ傘 201511  
驚くや金魚の火色朝寒み 定梶じょう あを 201601  
縁日の金魚は元気朝支度 奥名房子 201602  
母無くて金魚の傍にねまるなり 岡田一夫 201602  
日溜りの冬の金魚の太り気味 荒井和昭 201603  
逆らはず冬の金魚となつて生く 原友子 201604  
襞深き鰭をしげなく金魚かな あさなが捷 201605  
待ち合せ何時もの金魚売の角 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
結局はおまけの金魚だけ育ち 稲畑廣太郎 ホトトギス 201607  
死ぬまでは口を動かす金魚かな 小林朱夏 201607  
還暦をゆるりと泳ぐ金魚かな 田邉好美 201609  
夜の窓を金魚大きくよぎるかな 火箱ひろ 201609  
雑魚金魚ひと掬ひして量らるる 福嶋正一 京鹿子 201609  
藻を入るる金魚の色の鮮やかに 橋本順子 201609  
金魚ひらり猫の目線をかはしけり 久保夢女 201609  
着流しの金魚を携げて帰り来ぬ 松本文一郎 六花 201609  
金魚売去りて色なき路地となる 夏生一暁 馬醉木 201610  
町内の建具屋消えし金魚屋も 森真二 201610  
永らへる金魚真つ赤に揺れながら 高野春子 京鹿子 201610  
頂天眼とふ金魚覗くや浮き来り 浅井青二 雨月 201611  
ほの暗き水音売りけり金魚店 服部早苗 201611  
子が提ぐる家路の金魚揺れどほし 柴田志津子 201611  
家猫の上見横見の金魚かな 亀井紀子 201611  
金魚亡き鉢にまた目をゆかせけり 宮沢治子 春燈 201611  
夜会服のやうな金魚を貰ひけり 千田百里 201612  
水替ふや太る金魚にもの言ひて 内海良太 青嶺 201612  
金魚売り酸素ボンベに跨がつて 内海良太 青嶺 201612  
黒は雄赤は雌とし金魚買ふ 中田みなみ 桜鯛 201701  
恐るおそる下げたる金魚袋かな 中田みなみ 桜鯛 201701  
ひらひらもひらりも飽きている金魚 火箱ひろ 船団 201702  
夜の窓を金魚大きくよぎるかな 火箱ひろ 船団 201702  
金魚から見れば人間つまらなし 高橋将夫 蜷の道 201703  
離れては群れ離れては群れ金魚 稲畑廣太郎 ホトトギス 201705  
やうやくに金魚平和を取り戻す 稲畑廣太郎 ホトトギス 201805  
雪溶かす金魚のをらぬ丸き池 小川玉泉 末黒野 201805  
金魚とは詠まれるために育ちゆく 稲畑廣太郎 ホトトギス 201806  
金魚口開けたかて餌あらへんで 稲畑廣太郎 ホトトギス 201807  
いつまでも生きて金魚とある暮らし 稲畑汀子 ホトトギス 201807  
道順はAI頼み金魚売 柳川晋 201808  
大切な金魚の糞の弟よ 江島照美 201808  
四次元の丸い世界にゐる金魚 高橋将夫 201809  
元気かとつい声かくる夜の金魚 生一暁 馬醉木 201809  
適当にゆうるく生きて金魚かな 火箱ひろ 201809  
目が合うて金魚二匹を籍に入れ 菊池和子 京鹿子 201810  
夕映えの貌おそろしき金魚かな 藤生不二男 六花 201810  
視線逸らし金魚ゆるりと時を食む 平沢恵子 春燈 201810  
金魚の墓ハムスターの墓ありし家 西村亜紀子 船団 201811  
チャールストン金魚になってゆく女 西村亜紀子 船団 201811  
くらがりを父が提げ来る金魚かな 中島陽華 201811  
吐き出せる泡追ひかける金魚かな 門伝史会 風土 201811  
花びらの漂ふごとく金魚浮く 石井秀一 風土 201811  
金魚田を溢れしめたる昨夜の雨 松尾龍之介 201812  
震度5の我に返っている金魚 火箱ひろ 船団 201812  
親密な金魚がいるという空間 火箱ひろ 船団 201812  
ふしあはせでもなく秋の金魚飼ふ 井上菜摘子 京鹿子 201812  
老いた猫老いた金魚とクリスマス 火箱ひろ 201904  
混沌や冬の書斎に棲む金魚 火箱ひろ 201904  
薄氷やまつ赤な華と化す金魚 雨宮桂子 風土 201905 金魚 →1

 

2019年5月27日 作成

「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。

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